カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~クッダール~

2020年08月05日 22時00分59秒 | 映画 / MOVIE

1982年公開、タイトルはヒンディー語で「自尊心」。
これはパルヴィーン・バビとアミターブ・バッチャンが、
出ている作品を探して選んだ。
ポスターからして古めかしいが、
40年近くも前の物だから仕方ない。

  <ストーリー> 

少年時代のゴビンドとラジェッシュの兄弟が、
ハリ(サンジーブ・クマール)の自転車に乗せられて、
小学校へ行くシーンから始まる。
二人はハリの亡くなった兄の息子であった。

 ハリ

ハリは結婚するが妻のシーマ(タヌージャ)は、
ハリがゴビンドとラジェッシュに愛情を注ぐことに嫉妬する。
弁護士を目指すハリは法律の学位を取るために
(え!学生なの?)家を2ヶ月間空ける事になった。
シーマはゴビンドとラジェッシュを虐待し始め、
二人は家出をしてボンベイに行く。

そして子供に物乞いをさせる悪者に捕まるが、
ラヒムと言う親切な男に助けられ家に連れて行かれる。
そこでラヒムの息子アンワールと娘ファリダと一緒に、
二人は暮らす事になった。
そこでも兄ゴビンドは仕事をしてお金を稼いで、
そのお金で食事を提供してもらうと言う健気な事を言い、
脚の悪い弟ラジェッシュを学校に通わせるために働いた。

時は流れて・・・・成人したラジェッシュ
(ヴィノッド・メーラ)はお洒落に敏感な若者に育ち、
ゴビンド(アミターブ・バッチャン)は、
タクシーの運転手になっていた。

ある日ゴビンドは町で見かけた妊婦(パルヴィーン・バビ)を
乗せようとするがバサンティと名付けられたタクシーは、
嘘つきを乗せるとエンストするらしく動かなくなってしまう。

ラジェッシュは大学の演劇発表会にゴビンドを呼んだが、
客席からの的外れなゴビンドの声援に、
頭が真っ白になり失敗してしまう。
さらに観客のヤジにゴビンドが切れて大暴れ。

ムンバイに戻ったゴビンドはある日、
警察に追われている車の中に一緒に育った、
ラヒムの息子アンワールが乗っているのを見て追いかける。
アンワールは逃げたが車には麻薬があり、
取引に加担してるようだった。

またある日、先日の妊婦を見かけタクシーに乗せたが、
お腹がぺしゃんこになっており、この日は動いた。
2日後、この女性はまた大きなおなかになっていた。

 明らかに妊婦を装っているのだが、
 アミターブ・バッチャンは養父に質問する。
 出産後、どれくらい経つとまたお腹が大きくなるのか? と。
 え~~??? そう言う知識もないの?? と笑えた。

ある日、ゴビンドの家の前の家に誰かが引っ越して来た。
夜中に匂いの元を突き止めようと出かけたゴビンドは、
密造酒を造っている一味を発見。そこにあの妊婦の女性がおり、
お腹に酒を入れた水枕を括り付けていた。
ゴビンドは乗り込んで行き、一味を痛い目に合わせる。
マリーはゴビンドに許しを請い、その後二人はいい関係に?

ゴビンドは町で立派な弁護士となったハリに再会するが、
家を訪ねたところハリの妻には歓迎されなかった。

ラジェッシュは富豪の娘マンジュと恋仲だが、
自分が貧乏人だと言う事に引け目を感じ、
成績を偽造しマンジュの父親に気に入られ結婚する。
そして父親の弟が経営している運送会社を任されるが、
麻薬の輸送をしており濡れ衣を着せられる。
もっともラジェッシュは父親の弟が経営している博打場に
出入りしており上手く仲間に入れられていた。

ある日、アンワールがその会社のトラックで、
麻薬を運んでいる時に事故を起こし、
マンジュの父親の知る所となってしまった。
そしてラジェッシュは家を追い出される。

ところがマンジュの父親に全てを知られた弟は、
兄を殺害し罪をゴビンドになすりつけるために家に呼ぶ。
嵌められたゴビンドは逮捕される。

裁判になった。なんと裁判長はハリだった。
本名を名乗るゴビンドにハリは自分の甥だと気付く。
そしていきなり閉廷する。次の裁判までに証拠を探し、
ゴビンドの弁護に付き、原告側の主張をことごとく退け、
弟が真犯人である事を暴いた。

弟は発砲し法廷を飛び出したが、ゴビンドが追い、
追いかけて来た警察が逮捕した。釈放されたゴビンドを、
ハリの妻やラジェッシュ夫婦、マリー達が出迎えた。

パルヴィーン・バビはあの時代にしては、
見事なまでにスマートでモダンな女性だったと思う。
1982年と言えば、日本は昭和57年である。
パルビールは病気の為、翌年、女優を引退している。

アミターブ・バッチャンも細かった~。
コロナ陰性で退院おめでとう。

コメント
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