カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~アープ・ムジェー・アッチェー・ラグネー・ラゲー~

2020年08月02日 21時56分59秒 | 映画 / MOVIE

2002年公開。タイトルはヒンディー語で
「あなたは私を愛し始めた」。
2000年公開の「カホ・ナ・ピャール・ヘー」と同じく、
リティック・ローシャンとアミーシャ・パテルの共演。
しかもリティックの役名は同じロヒット。

タイトルは愛し始めた・・・なんだけど、
すっかり愛し合っている・・・って内容だった。

  <ストーリー> 

サプナ(アミーシャ・パテル)は父親プラタップ
(キラン・クマール)と兄夫婦と暮らしているが、
一家はギャングであるため大学生でありながら、
安全上の観点から家で家庭教師に勉強を教わっている。

ある日、幼馴染の結婚式に黙って出かけた帰りに、
敵対するギャングに銃撃されてしまう。
たまたま通りかかったロヒット(リティック・ローシャン)は、
美しいサプナに惹かれ危険を顧みず助ける。

ロヒットは翌日の新聞を見てギャングの娘であったと知るが、
サプナと再会したいがために、
ナヴ・ラートリーの祭りと重なった事を利用し、
学友達とバンドを組んでサプナの家に行く。
そして再会した二人は恋に落ちる。

 (またまた吊り橋の法則である。)
 素人は銃撃を見たら安全な場所に身を隠して、
 警察に通報した方がいいと思うけど、
 映画だからなぁ・・・。

自宅から外出を禁じられているサプナを連れ出し、
ロヒットは両親に紹介する。両親も祝福してくれた。
母親のいないサプナは母親の愛情を感じる。

サプナの自宅に戻った二人を義姉ニシャが見つけ、
父親の認めない交際は命は保障できない事、
ロヒットとは別れるしかないとサプナを諭す。

父親はサプナの結婚相手を用意しており、
みんなの前で婚約を発表する。
サプナはロヒットの命を守るためにはロヒットと別れ、
父親に従うしかないと一旦は運命を受け入れる。

ロヒットはサプナを家から連れ出し、
自分の暮らす工業大学の男子寮にかくまう。
電話の通話記録からロヒットの寮を割り出したプラタップは、
サプナを連れ戻しに行きロヒットと結婚させてやると騙して、
サプナを連れて帰りイギリスへ行かせようとする。

そしてロヒットを呼び出しサプナと別れれば、
命だけは助けてやると言うがロヒットは抵抗し、
瀕死の重傷を負い意識を失う・・・。
死んだと思った兄はプラタップに連絡する。

ロヒットが死んだと聞いたサプナは薬を飲んで自殺を図る。
そのまま空港へ向かうが途中で、
生き返ったロヒットが現れ兄たちを倒し、
サプナを連れ戻し病院へ運ぶ。

サプナは一命をとりとめ、
プラタップはロヒットとの結婚を認めて去っていく。

 インドに限らず堅気ではない家だと難しい。
 知人の日本人がインド人のヤクザの娘と付き合っていた時、
 (日本とは違うので、婚前に何か関係を持ったわけではない。)
 相手の家族に半殺しの目に遭った事があったそうだ。
 本人は殴られながら、俺はこのままインドで死ぬんだなぁ、
 と思ったらしい。・・・その事を思い出した。

 インドの場合、カーストが違うだけでも、
 家の名誉を守るために相手を殺してしまう、
 名誉殺人が未だにある国だから・・・。
 付き合う時は相手を調べてからでないと難しい。

 インド映画で描かれる恋愛ストーリーは、
 宗教や身分(カースト)や家柄の違いなどが、
 ベースになっている事が多い。

コメント
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