半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

さもしい巨大企業の経営者達

2014年10月17日 08時11分49秒 | 日記
一頃の、マスコミの常軌を逸した朝日叩きは下火になって来たもの
の、ネトウヨなどは何かにつけ、景気の悪いのも、自分の給料が低
いのも朝日、アサヒの所為だと喚いては溜飲を下げる所業は続いて
いる。

政治では、安倍がイタリアのミラノに観光旅行に繰り出し、歯周病な
のでかなり軟らかめのパスタをすすっているらしい。ワインは最高級
のものをはしゃいでは飲み干しているらしい。(笑)
そのミラノで安倍は、止せばよいものを、どうすればこういう勘違い
ができるのか知らないが、既に破綻している安倍のミクスとやらの実
績や効果について、胸を反らせて演説をしたらしい。知らぬは本人の
みで、こんなものを端から信じる者は余程お目出度い人たちだろう。
安倍そのものが胡散臭い人間だから、とても信用するに値せず、しか
もやること為すことが浅薄で、魂胆が見え見えでこちらが赤面する思
いである。

安倍のミクスの恩恵に与ったのは、株を扱っている輩であって、実態
経済を支え、額に汗して働いている労働者は、可処分所得は増えず、
ガソリン代をはじめ生活必需品の値上げ、公共料金のなどの相次ぐ値
上げなどで、生活は困窮の度を増しているのではないだろうか。

ところがである、空前の利益を上げている大企業や巨大企業のほとん
どが、税金をまともに払っていないと言うことを恥ずかしながら最近
知った。口を開けば、日本の法人税は高すぎて競争力を削ぐから下げ
ろ下げろと言う、経団連や経営者達であるが、実態は、まともに税金
を払っていないのである。
税制の欠陥がおおいにあるにせよ、それに加えて様々な節税、避税工
作を策謀している巨大企業に対して、まともに税金を払っているサラ
リーマンにしてみれば何とも腹が立つ話である。

実際に法定実効税率を負担している企業など皆無で、税負担率の低い
大企業1位の三井住友フィナンシャルグループは、税引前純利益1479億
8500万円であるにもかかわらず、法人税等支払額はなんと300万円で、
実効税負担率は0.002%にすぎないし、2位のソフトバンクは、税引前純
利益788億8500万円をあげながら、法人税等支払額は500万円で実効税負
担率は0.006%である。
応能負担を果たしてから、政治に口出しをすべきだし、ましてや消費税
を予定通り10%にすべきなどとあんたらが言うなと言いたい。それに
袖の下の企業献金などはもっての外だろう。

安倍は、ミラノで法人税を20%にするとほざいたらしいが、その税収減
を消費税に回すつもりだろう。今の法定実効税率と実際の税負担率を見
れば、20%にしたら、ほとんどの大企業がゼロに近い税率になるだろう。

消費税の税率アップは,「社会保障と税の一体改革」として民主党・自
民党・公明党の三党合意のもとに進められたが,ひたすら「消費増税先
行」に狂奔し,社会保障改革など消滅し、「一体改革」などといいなが
ら,年金・医療・介護など社会保障改革は,最初から国民を欺す常套句
だったわけで、背信の政治謀略による欺瞞的な増税だったということだ。

この年末には、海外との公約だ株価だ国債だと云々し、景気は緩やかな
がら上昇傾向などと屁理屈を並べつつ、消費税の再値上げは既定路線だ
ろう。
巨大企業委が、法人税をまともに払っていたら、逆進性がある消費税な
どあげる必要なかったはずで、儲かったらその一部を社会還元するのは、
企業の努めではないのか。

今、一番求められるのは、欠陥だらけの税制改革と経営者のお天道様に
対して恥ずかしくないような人としてのモラルではないのか。