半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

それほどに浮かれている場合か

2013年03月23日 08時58分11秒 | 日記
官僚が、シナリオを造り、御用マスメディアが喧伝する怪しげな
“安倍のミックス”とやらで、相変わらず高支持率の安倍政権の
熱気を受けてか、このところの季節はずれの暖かさで、安倍の頭
の中身同様に早くも桜の花が満開な処が多いらしい。この花は、
安倍よりも一足早く散ってしまうだろう。
”散る桜残る桜も散る桜”と言ったところか。

しかし、市場経済と言うのは、ちょっとした一言に、かくも鋭く
反応するものなのかと改めて強く思う。
民主党の幼稚な政治ごっこに比べ、政権運営が少しは大人だと世間
が受け止めているのだろうか。

実態経済と言えば、円安のお陰で、一握りの超一流企業は、笑いが
止まらないほどの利益で、労組への回答は満額に近いものらしく、
これで、安倍の要請にも応えた形になっているらしい。

小生のところのような多くの零細企業は、円安の恩恵などは、お伽噺
のようなもので、全く関係はない。
それどころか、このところの円安で、逆に灯油代やガソリン代の高騰
で家計が、圧迫され続けているのだ。

いつまでも、この春爛漫の桜の下の宴が続く訳もないのに、最近の
ドンチャン騒ぎには吐き気を覚える。
早晩、米国発の多国籍企業に此の国の主権が剥奪され、そして莫大な富
が略奪されようとしているのにだ。

条件交渉もできず、決まっているルールを唯々諾々と受け入れることしか
できない体たらくなのに、国益を守るなどと詭弁を弄し、国民を道連れに
破滅の道へ突き進む様は、誰かに脅されているとしか思えない。

かつての日米構造協議のように内政干渉によって、無駄な公共事業をやり
尽くし、借金まみれにされ、処分することさえままならない米国債を買わ
され、50兆円に及ぶ国民の富を毀損されても、責任を取ることを知らな
い連中に牛耳られることを由とするマゾヒストな多くの国民は、今日も桜
の下で一時の幸福感を味わうのだろうか。