隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1671.硝子の太陽R

2016年10月07日 | 警察小説
硝子の太陽R
読了日 2016/10/07
著 者 誉田哲也
出版社 光文社
形 態 単行本
ページ数 380
発行日 2016/05/15
ISBN 978-4-334-91093-8

 

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月末の29日から今月2日までの4日間は、第49回日本女子オープンゴルフ選手権にくぎ付けになってしまった。僕はジャンボ尾崎の時代からテレビのゴルフ中継にひかれて、時間の許す限り見てきた。
現在では時間はいくらでもあるから、いつでも見られる状態だが、時には雑用に追われてリアルタイムで見られないこともあるので、録画するようにしている。
今回はNHK総合テレビ及びBS1の放送なので、じっくりとCMの入らない試合の模様を堪能することができた。今回の大会の特徴はなんといっても多くのアマチュア選手が活躍したことだ。最終的に4日間の激闘を4アンダーで制した畑岡奈紗選手の戦いぶりに、スリルや感動を覚えたのだが、他にも3日目にトップの成績で最終日柏原明日香プロと最終組になったアマチュア長野未祈(みのり)選手の戦いぶりもすごかった。残念ながら彼女は最終日に大分ポイントを失ってしまったが、高校1年生でまだ15歳というからこの後どんな成長を見せるか多くのファンが楽しみに待っているだろう。
だが、僕は見るだけでゴルフ競技を実際にしたことはない。初めから金の掛かるスポーツだという認識があって、何度もここで書いているように、貧乏な僕には手の出せないものだとあきらめて、見るだけにしているというわけだ。

 

 

しかし、見れば見るほど一度はグリーンに出てみたいと、この歳になって思うようになるとは、従来思ってもいなかったことだが、機会があればクラブを握ってみたいと、かなわぬ夢の実現を切実に願っている。
いや、そんなことを言ってる場合ではなかった。間近に迫った保護者・家族の会天羽支部会に配布する予定の、会報作りがあって、慌てて資料を集めているのだが、思うように集まらなくて焦っているのだ。
前回もそれについて少し触れたが、期日が迫ってくるといよいよもって助っ人がほしくなる。もともと貧弱な頭で始めたことだから、背伸びをせず相応のものを作ればいいのだが、つまらぬ見栄や余計なプライドが、作るからにはできるだけ内容にこだわって、などと考えるから行き詰ってしまうのだ。
社会福祉法人薄光会は、平成15年夏にこの世を去った鈴木栄氏をはじめとする、障害児(者)を持つ親たちが、そうした子供たちの将来にわたる安寧な生活を得ることを目的として、立ち上げたもので、当初の施設利用者はその趣旨に賛同する、というより当時は成人した障害者のゆく場所がなかった時代で、藁にも縋る思いで最初の入所施設である、豊岡光生園を目指したのだ。

今では複数の施設を運営するまでになった薄光会に、新たな利用者が次々と集まって、法人の成り立ちや組織の有りようを、知らない人も増えていることから、分かる範囲で保護者・家族の人たちに知らせることも、会報の役目だということで、前号7月10日号から始めた連載記事に使用する、古い資料を集めているのだが何十年という昔の資料収集はなかなか難しい。さて、どうしたものか・・・・。
そんなこんなで、読書もままならない状態となっている。

 

 

分、僕の記憶はあまり当てにならないが、市原市立図書館に本書を予約したのは1か月くらい前ではなかったか? 結構多くの人たちが予約しており順番を待っている状態だったから、読めるのは当分先のことだろうと思っていた。
だが、割と早く、しかし間の悪いときに順番が回ってきた。このところ予約した新刊本が次々と読める喜びに浸っており、本当を言えばこの本を読めることは望外のうれしさなのだ。 “しかし”や“だが”が続くが、16日に開催される支部会に間に合わせるための、会報作りを後回しにすることは出来ないから、痛し痒しで、と言ったって図書館で借りた本は何をさておき、読んで返さなければならないのだ。
著者の作品の中で、僕はこの姫川玲子シリーズと伊崎基子、門倉美咲という全く性格の異なる二人の女性警官の活躍を描いた3部作「ジウ」のシリーズしか読んでいない。特に僕がほれ込んだ姫川玲子という刑事の活躍は、すでに7冊も刊行されており、今回の本書はその第8作目の最新刊である。
Amazonのサイトで本書の記事を見た僕は、何をおいても読みたくなり、一番早く読めそうな市原の図書館にネットで予約して、今僕の手元にある。

 

 

本書のメインキャラクターである姫川玲子という刑事の、どこに魅力を感じるのだろうと読みながら考えるが、事件への関与やその独特の画を通す操作方法など、まあいろいろあるが一つはドラマや映画で、竹内結子氏の演じた姫川と重ね合わせているのかもしれない。
今回も難しい案件の捜査になんとあの姫川と、最もそりの合わないガンテツの班に入ることになって。
それでも警部補となって姫川と同じ主任となった菊田も一緒だから、負けてはいられない。といった環境の中での姫川玲子の活躍は、どんな結果をもたらすのか?
今回本書と同時に刊行された「硝子の太陽N(ノワールの意味)」は同じタイトルにどんな意味が隠されているのだろう。こちらのR(ルージュ)がわざわざ姫川玲子シリーズと銘打っているから、違うシリーズか? 気になるところだ。

 

 

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