隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0078.精神分析医シルヴィア

2000年10月30日 | メディカル
精神分析医シルヴィア
DANGEROUS ATTACHMENTS
読了日 2000/10/30
著 者 サラ・ラヴェット
Sarah Lovett
訳 者 相原真理子
出版社 扶桑社
形 態 文庫
ページ数 461
発行日 2000/08/30
ISBN 4-594-402958-2

 

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の東西を問わず、ヒットした商品をまねて作ろうとするのはいずこも同じようだ。
”コーンウェルの再来”などと帯には書かれているが、柳の下の2匹目のどじょうを狙った作品のような気がする。しかし、どうあれ僕はこのようなタイプの小説を探しては読もうとしているので大歓迎だ。

精神分析医シルヴィアは、亡き愛人の仕事を引き継ぎ、刑務所へ受刑者ルーカスの精神鑑定に赴いた。ルーカスはシルヴィアに危険な妄想を抱き、ストーカーの影が彼女を脅かす。一方、受刑者の肉体が切断され持ち去られるという陰惨な事件が続発。やがてルーカスが脱走し、シルヴィアに危機が迫る。
猟奇的な犯罪を描くサイコサスペンスが女流作家の専売みたいな様相を呈してきたが、こうした主人公の心理状態などは、やはり同性のほうがリアルに描かれるのだろうか?

この本で読書目標の初年度が終了する。1年で78冊はちょっと少ない気もするが、オイオイ読むスピードも速まっていくのではないかと思う。また、翻訳物が多かったが、国内作品も徐々に増やして行こうと思う。

 

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