それぞれの断崖 | ||
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読了日 | 2018/06/17 | |
著 者 | 小杉健治 | |
出版社 | 集英社 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 407 | |
発行日 | 2001/04/25 | |
ISBN | 978-4-08-747310-0 |
波のせいで朝起きる都度、今年一番の寒さを更新しているような感じだ。年寄りの身にはこの寒さが一段とこたえるのだ。日が昇ってくれば、僕の部屋には日が差すから、ストーブ要らずといった暖かさになるのだが・・・・。それまでの少しの間の我慢だ。
パソコンが直ってきてから、急に時間の進み具合が早くなったようだ。こうなってみると、何もせずにのんびりとした暮らしが懐かしくなるから、人間なんて(いや僕だけか)勝手なものだ。でも、パソコンが故障しなければ、11月2日の79歳の誕生日には、読書の1900冊が達成できていたはずなのだ。そんなことを言っても何もよくはならないのだが・・・・。ついつい愚痴が出てしまうのも、年寄りの証拠だな。
しかし、強い冬型の気圧配置による北陸から東北にかけての、日本海側の大雪はしばらく続きそうで、気の毒なことだ。それを思えば、少しくらいの寒さは我慢我慢、と思うがそれでも寒いものは寒いのだ。大晦日の今日の我が家は、恒例により昼にいつもの蕎麦屋に行って、年越しそばを食べる。以前、施設に入所している息子が、里帰りと称して帰ってきていたころは、家族4人で年越しそばを食べていたのだが、近ごろは彼の里帰りもなくなって、カミさんの具合が悪くなってからは、うちで蕎麦を茹でることもなくなった。
しばらくぶりにブログを始めたのだから、書くことはたくさんあるはずなのに、頭になにも浮かんでこないのはなぜだ。
まさか28日の、今年最後のメール便配達の途中で、転んだ後遺症で、頭が空っぽになったわけでもないだろうが・・・・。実はこのところ考えていることと体の反応が一致せず、バランス感覚というかひょっとしたことで、転びそうになることが多くなった。そして、とうとう配達の途中でわずかな歩道の凹凸に躓いて、転んだ。それも手も着いたのだが、間に合わず見事に顔から倒れたのだ。顔の右半分をついたものだから、メガネの右のレンズに2本のひびを入らせて、しかも頬に打撲と擦過傷だ。
わずかだが両手と右足に同じく擦過傷を負って、すぐ近くの病院に駆け込んだ。それでもまあ、大したケガではなかったから、両手に包帯、顔に絆創膏といういでたちで、とりあえず残りの配達を何とか済ませたが、今年最後の仕事は、散々な体たらくだった。
の本を読んでいた6月ごろは、本を読むことに時間が取れず、前回の「半七捕物帳(三)」も読み終わるのに、だいぶ日にちを要した。ブログに投稿するという目的がないと、読書への意気込みがそがれるようで、例によって僕の、目的と手段がごっちゃになっている証拠だ。いや、ごっちゃになっているのではなく、入れ替わってしまっているのだ。ブログはあくまでも読書の記録であって、目的でも手段でもないのだと、自分に言い聞かせても何やら納得していないようだ。困ったものだ。
本書を読み終わったときのメモを見ると、午前中に太陽のしずく(僕の息子が入所している施設を運営する社会福祉法人・薄光会の事業所の一つ)で、天羽支部会の事前打ち合わせ会があって、行ってきた。初めてこの記事を目にする方のために説明すると、天羽支部会というのは薄光会の施設を利用する障害者の保護者・家族の会の一つである。僕の息子はグループホームの一つ、あけぼの荘で生活しており、ホームはほかにも5か所あって、入所利用者と、太陽のしずくを利用する通所利用者、双方の保護者の集まりが天羽支部会ということだ。
長い間、ぺリイ・メイスン・シリーズに明け暮れていたからか、ほんの少し虚脱状態の感じだ。本を読むことに頭で内容を一応理解して入るものの、感覚として面白さが味わえていない気がするのはどうしてか?また以前のように物語に没頭できるまで、しばらくの時間がかかるのだろうか。
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