12.11.21山粧う

★遠目にも粧い嬉し箕面山
★冬の朝彩り多き街を行く
★一斉に小さな芽生え冬ぬくし



@kakan54 好きな句　★冬山路輝く海を見に登る /有花　山頂から光る海が見える素晴らしさ。またそれを目的に山路を行かれる作者。冬の寒さを払いのけるような躍動感をおぼえます。スカッとした気持のよい御句です。啓一

お礼宏さま　冬ぬくし笑顔の挨拶実習生　の句に温かいコメントを戴き誠に有難うございました。ご想像の通りです。若い学生さんの挨拶を聞く機会はよくありますが、それぞれに個性的で人間的な温かみが感じられます。啓一

デイＳでＳさんの話とモットーを聞く。ユニークなお話で教えられるところがあり、おもしろかった。またＭさんのことも。話してみればほんとにさまざまな世界が広がり得る。花おくら氏も。

12.11.20冬ぬくし

★冬の朝車窓に紅葉の彩を分け
★野の池に佇みおりて鷺一羽
★冬ぬくし笑顔の挨拶実習生 ⊛小西氏

好きな句★全山の紅葉へ夕日のおしみなく/敬二　おしみなく夕日に照らされた紅葉の美しさはまさに全山耀くばかりなのでしょうね。景が眼前に広がるようです。今京都は紅葉の最盛期なのだろうと思いながら、読ませていただきました。啓

お礼　泰與さま☆垂直につと落ちにけり柿落葉　に素敵なコメントを頂きお礼申し上げます。ひらひらと落ちるものと思っていましたが、違っていました。どうも有り難うございました啓一。

*好きな句　☆冬ぬくし笑顔の挨拶実習生/河野啓一☆　どんな実習生なのでしょうか。想像してみると、看護士か介護士の実習なのかもしれないとも思います。緊張の中に精一杯の笑顔をたたえて研修に臨む若者たちの姿が、暖かな冬の日差しの中に微笑ましく、逞しく感じられます。
















1

12.11.19柿紅葉

★垂直につと落ちにけり柿紅葉⊛小口氏
★青空に高枝切るや柿の赤*多田氏
★風止みて初冬の海の広さかな


@kakan54 好きな句★冬の川渡り浪花の街に入る /有花　ＪＲか阪急か阪神か車、どのルートで来ても淀川を越えて大阪の街に入ります。軽やかな詠みで冬の街のにぎわいが想像され、大阪人には嬉しい一句です。啓一

好きな句】青空に高枝切るや柿の赤/啓一　先日このような光景をご近所で見ました。柿のあの色は晩秋から初冬の風景を明るくしてくれます。もし違う色だったら随分雰囲気が変わるだろう、と思います。多田
お礼　有花さま★青空に高枝切るや柿の赤　の句に嬉しいコメントを頂戴し大変有り難うございます。狭い庭の１/３ほどの空間を占めて柿の木が大きくなり、小さな赤い実がたくさん着いております。結構甘いです。啓一
市販風邪薬で粘膜の荒れを生じ、難治性の副作用、死亡例もあるというＳＪＳの話がnhkで。
アレルギー、アナフィラキシーは恐ろしい。専門医の早期診断ですステロイドを使うとよいらしい。
☆垂直につと落ちにけり柿落葉／河野啓一　柿の葉は朱、紅、黄の入り交じった独特の美しい色をもち、肉厚の葉の重みで風の無い日などは垂直に落ちてきます。晩秋から初冬にかけての素敵な景ですね。

阪大病院で７０歳の患者が必要とされている検査を軽視して漫然と抗がん薬を投与され死亡したのに１億円の損害賠償提訴のニュース。

12.11.18、メジロ

★陽だまりの葉蔭にメジロ来て遊ぶ
★空晴れて香りを放つ冬薔薇
★古事記読むこの国古し神無月*桑本氏



*☆古事記読むこの国古し神無月/河野啓一☆記紀の記述の中でも日本書紀は国の成り立ちを、又古事記は天皇家の成り立ちを記しており、歴史大好きな小生には堪らなく好きな御句です。出雲神話も「国譲り」ではなく、騙し攻め滅ぼしたとの見方をしています。

@kakan53 好きな句★寒暁や赤むらさきの榛名山　/泰與　寒い冬の朝、赤むらさき色に映える榛名山。上毛三山の一つ、伊香保温泉が近くにあったかとうろ覚えで記憶しています。神秘的な情趣を感じます。啓一


午後は風も収まってきて麗らかな良い天気に。寿美子さんから大きなブドウが届く。Ｋ女史から電話。

朝⑧チャンネルでの政治討論会。自民甘利、民主細野、維新橋下らが出てきてみごたえがあった。橋下が圧巻の鋭さでさすがと思わせるものがあった。趣旨は、「国会議員の方々は地方の実態をご存じなくて、予算をつけたら有効に何でも前に進むと思っているようだが、それは大きな間違い！やたら規制が厳しくて有効利用が出来なず、無意味なことに使われ無駄になっている。地方の実態ニーズに合った使い方が出来なるためには規制緩和の方が重要だ。」とて大阪府、市で首長をやった実績から鋭い舌鋒。

夜、nhk「で東京町田市のダーウィンが来た」で東京町田市でのカワセミ（空飛ぶ宝石ともいわれる美しい小鳥、川魚を捕食、季語６月、すずめ目セキレイは季語１０月）の生態の話が面白かった。
雄のイカルちゃんと雌のヒフミちゃんと名付けられたた2羽のカワセミを対象にした求愛、巣作り、子育てのドキュメント。親鳥が子供を独り立ちさせるように段階的に突き放し誘導して行く本能的な知恵-----、可愛らしく、惹きこまれるものがあり、人間はなかなか及ばないと感じさせられた。地元の自然愛好家、写真愛好家たちの観察記録や映像をヒントにつくられたようだ。川がきれいになってきて都会でも見られる数が増えてきたそうな。

12.11.17木枯し

★木枯らしの吹きぬけて行く時計台
★帽子着て手袋はめて風の中
★バイパス路青き寒灯連なりて

好きな句　木枯らしの今朝来たるらし嵐山 /栄太郎　関西人には嵐山の地名だけで紅葉の景が目に浮かびます。木枯らしが吹いても紅葉よ頑張ってほしい、の心境になります。啓一

好きな句　★冬麗や海辺の猫の生欠伸 南国のうららかな浜辺で猫が生あくびをしている。ただそれだけの景なのでしょうが不思議な情趣を感じました。波の音もそよ風の音も聞こえるようです。冬というのにのどかなものですね。啓一

12.11.16小春日

★鵯の朝日の中を飛び来る
★小春日の雑木林を逍遥す*桑本氏小口氏
★池の端に釣り人群れて小春かな *kuwamotosi


*　☆小春日の雑木林を逍遥す／河野啓一　立冬を過ぎてから春のように暖かな晴れた日、雑木林を鳥の声を聞きながらのんびりと歩く気持ちの良い日ですね。
好きな句　好きな句★落葉踏み雨の家路の日暮れけり /栄太郎 しっとりとした初冬の情緒が伝わってくる好きな句です。ひと雨ごとに寒くなってきそうな昨今ですね。啓一

好きな句★触れあいし手のぬくもりの小春かな /泰與　老若男女を問わず人の世の温かさを巧みに表現され、諧謔味もある好きな句です。手は女性あればいっそう良いのですが--。季語がぴたりと決まっている思いました。啓一



@kakan54 有花さま　旧制姫路高校の講堂のスケッチ興味深く拝見しました。今は兵庫県立大学になっているのでしょうね？　私の１年だけ学んだ高校の学舎は戦後の学制改革で無くなってしまいました。住宅団地の敷地になっています。「青雲の志 」という言葉の響きが素晴らしいと思います。啓一

*☆池の端に釣り人群れて小春かな/河野啓一☆一昨日は急激な寒波到来でしたが、昨日は一転穏やかな暖かい小春日和でした。もうすぐやってくる寒い時季の前の初冬の穏やかな光景が想われ、素敵な一句です。桑本
打って変わったよい天気。柿の色がますます冴えてきた。鵯がやってきて繁みに入る。門辺で何の鳥かわからぬがしきりに鳴き声が聞こえる。

車屋さんの電話に家内が出かけているのを忘れてトンだ失敗！

12.11.15神の旅

★冬の雲湖に映りて流れゆく⊛小川氏
★神の旅つきしたがいて出雲へと
★冬空の晴れて一面丘紅葉 ⊛多田氏

矢野さんによれば小生の水煙への初投句は２００５年であった由、とすれｂもう７年になる。

好きな句　★木枯らしの去りし窓辺に夕日影 /有花　いよいよ冬がやってきました。木枯らしが吹いてちじ縮み上がる寒さです。でも夕日が窓辺に差してきますとホッとする温かさを感じます。リズムよく詠まれた共感の一句です。啓一


@kakan53 お礼　泰與さま　☆散り紅葉散り敷く山路辿りゆく　をおとり上げくだされ、素敵なコメントを誠に有難うございました。啓一

好きな句★触れあいし手のぬくもりの小春かな /泰與　老若男女を問わず人の世の温かさを巧みに表現され、諧謔味もある好きな句です。手は女性あればいっそう良いのですが--。季語がぴたりと決まっている思いました。啓一

河野啓一様「小春」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素晴らしいコメントを頂きうれしく拝読させて頂きました。有難うございました/ogutisi




お礼有花さま　★冬空の晴れて一面丘紅葉　に素敵なコメントを頂戴し誠に有難うございました。北摂の緑地公園の丘一面に桜紅葉が重厚な 色彩を見せてくれています。啓一

12.11.14散り紅葉

★散り紅葉散り敷く山路辿りゆく*小口氏
★須磨浦に立てば白きや冬の潮
★冬夕焼け紅葉の山の煌めける

☆散り紅葉散り敷く山路辿りゆく／河野啓一　初冬の山路は樹上の紅葉が散り急ぎ山路を覆い隠す程になり、何か寂しさを感じますね。



@kakan960 好きな句　★トンネルとなりて車窓の冬紅葉/栄太郎　今年は急に冷え込んできて、街路樹の並木がきれいに紅葉してきました。御句の通りの素晴らしい景があちこちで見られます。簡潔な表現で情景が目に浮かび、素敵な共感の一句です。啓一

12.11.13冬の海

★六甲の森影透かし冬の海
★裏六甲落葉を踏んて車ゆく
★冬温しみんなで童謡合唱し

@kakan53 好きな句　★麦蒔くや初冠雪の浅間山　/泰與　浅間を望む広い畑、麦撒きの時期が来て農家は忙しい時季でしょうね。折しも浅間山には初冠雪が。一種神々しい山の姿と豊作を願う人の営みが呼応して、素晴らしい景が見えてくるようです。啓一



日間から俳壇抄３９号が送られてくる。花冠のページに何と両師を含めて12句の中に、
河野啓一（大阪）万緑やわが人生はかく愉し　が載っているではないか。古田、藤田、多田氏らのお歴々の句と並んで--。歳の功で載せて頂いたのであろう。感慨深いものがある。

１２月号（６部）も頂戴し「作品１０句」を具子に見せる。評判はいいようだ。同人費納入を頼んでおく。

漢字文明の特徴。他にない表意文字であったことが、あの広大な国土で多種多様な部族をまとめる上に大いに力になったとのこと。nhk日曜日

12.11.12冬の蝶

★日溜りにもつれもつれて冬の蝶**下地氏、黒谷氏
★枯れ芙蓉枯れつくしたるを剪られけり*桑本氏
★枇杷の花いつしか高き枝先に







@kakan083 好きな句　★裏庭に廻ればひそと枇杷の花/光子　枇杷の花は目立たず、何時もひっそりと咲いています。拙宅でも御句の通りの状況で、つい見過してしまいます。啓一


☆陽だまりにもつれもつれて冬の蝶/河野啓一　私も南の庭に同じような光景を見ました。もつれもつれに情景をが鮮明に浮かびます。 黒谷氏