河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

10.12.17干し大根

2010-12-17 16:18:08 | Weblog
寒林の夕日を反し煌めける
干し大根生まれは遠く桜島 ○
柚味噌を塗っておでんの湯気を吹き

朝9時にむやスキンクリニックへ。寒いが一日中好い天気。政府税調税制大綱が発表になる。昨日の実千両の句は時季を得たものというべきか?美田を残せぬあきらめというべきか。 

10.12.16実千両

2010-12-16 19:45:53 | Weblog
枯れ残る黄葉の丘を冬鴉
針葉の落ち葉を積みしメタセコイア
子孫には美田残さず実千両 *山中氏

朝から猛然と寒い。送迎ドライバーのAさんと鳥や植物の四方山話をする。
天竺川に川鵜がいっぱい。緑地公園の池には伊丹からやってきた白鷺、青鷺が。

10.12.15飛行機雲

2010-12-15 17:23:11 | Weblog
冬空に飛行機雲が橋架ける
ビル街を垂直に切る冬の青空
クリスマスギフトを買いに夜の街

昨日の曇天と打って変わり、きれいに晴れ渡った冬空に陽光があたたかい。向かいのビルからビルへ飛行機雲が橋渡しをしたように眺められる。
正子先生からご丁寧なお手紙を頂戴する。H15年8月の角川「俳句」に草間時彦の特集が載っていたのに気付く。

10.12.12年の瀬

2010-12-12 11:16:43 | Weblog
朝空に柿の実残るあと二つ
尾を振りて餌をついばむ小鳥かな
年の瀬や時は大路を疾走し

5時半に起きて正和の云ってきた「げんき神戸」の早朝放送を聞く。甲南大教授の田中さんへのインタビュー「植物に学ぶ」。眠い眠い。
常緑樹の葉が冬に落ちないのは葉の中に糖を貯めこんでいるからという。トレハロースとかだったりして--。日々植物の世話をすることの効用を説いておられた。
浩ら来る。信之賞受賞祝と歳暮持参。パソコン指南で少々時間がかかったが、何とか解決。グーグルで検索して投書を参考にするやり方。北千里函館で遅い昼食。

10.12.11時雨

2010-12-11 17:41:48 | Weblog
時雨れてはたちまち暮るる冬夕べ
摘み取りて並べて柿の甘くなり
デイの門小さきとなかい出迎える

寒い冬がやってきた。いやだいやだ。そんな中で、泰介から朗報が来ている。
正子先生から早速花冠の追加分をご恵送くださり、恐縮する。

10.12.10柿の枝

2010-12-10 17:14:54 | Weblog
いろいろの鳥の来て去る柿の枝
柿みかん林檎あかくて美しく
漱石忌雲に響くや鳥の声 ○

 好天気。千中むやスキンクリニックへ。40前後だがまじめでよい先生。ダイエーへ寄って帰る。昼食時小バトルあり。
正岡律さんの伝記を見る。享年72
NHK日米安保50年を見る。いろいろ複雑で難しい問題があることが分かる。日本の政治と進路が心配になってくる。どうにもならぬことかもしれないが。

10.12.08冬薔薇

2010-12-08 16:56:57 | Weblog
冬薔薇門辺に淡き灯しかな○**藤田氏小口氏
次々に咲くや小さき冬のバラ
冬バラの小さく鉢に花着けて

今日は12月8日。日米開戦の日。多くの人はそう聞いてもあまりピンとこないかも。
Sでは金星探索機あかつきのトラブルが話題になっていた。

10.12.07松葉蟹

2010-12-07 17:47:27 | Weblog
奥丹後伊根の里なる松葉蟹 *多田氏
蟹鍋の湯気白くして十二月
さくと噛むうるめ焼いたる旨さかな

昨日までの好天気は終わり、冬らしくなってきた。今日は”大雪”
康雄から電話がある。6か月の検査は終わり、2週間後の結果待ちという。