河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

140.06.19父の日

2010-06-19 17:40:50 | Weblog
伊吹山霧に消えたる夏の蝶
老鶯の声明るくて雨やみ間
父の日を前に嬉しき娘の電話


あわ先生から電話。似たような体調、生活らしい。リハビリに週2回AMのみ。
信之師はお仕事が早い。早くも合同句集[橘」が出た。
花冠合同句集-- 最近の句はあまり入れていただいてない。以前の方が良かったのかも。

京野菜
河野啓一(大阪)
透きとおる青空を背に秋桜
蒲公英の種ふと浮び空の詩
虞美人草風に揺らせて画布のなか
京野菜摘みしばかりの涼しさに
河鹿鳴くせせらぎの水汲み帰る
色深く熾火残して焚火果つ
はるばると黄砂飛び来て我が門に

10.06.18夾竹桃

2010-06-18 12:51:35 | Weblog
夾竹桃雨に涼しき白き花
紫陽花の桃白むらさき競い咲く
森の中花咲く木々の名を知らず

錯覚に基づく会費3万振り込みと散髪。雨の中、前回に引き続き難儀なこと。杖と傘は両立しない。
花冠8月号の確認を済ます。コメント送ったのが直ちに花冠の記事の一部に。信之師に
電話して、早とちりの会費は23年度分に回していただけることに。電子ブックの話など若干。いろいろ探して無料のソフトをみつけたので。ちょっと不便ではあったが-。近く合同句集も作る予定、とのお話。

10.06.17竹

2010-06-17 18:11:47 | Weblog
梅雨晴れ間濡れて耀く竹の丘**佃氏、黒谷氏
空透かし太き簾や竹林 *飯島氏
五月晴れ雲一片や森の上

Yさんがグーグルで河野啓一を検索すると片麻痺旅行記などがでてきたと云う。
やってみるとその通りだ。読み直してみみたが、悪くはない。パソコンが変わってハワイの写真が結構色鮮やかだ。

竹林の脇を送迎バスが通る。太く大きな簾のように見えた。

10.06.15揚羽蝶

2010-06-15 16:45:01 | Weblog
揚羽蝶青き花には近寄らず
夏蝶の高く低くと菜園に
百日紅花咲くまでは伸びるまま

帰途大雨。睡蓮の句が4人の先達からコメントをいただく。さすが、ベテランは稚拙な表現でも意のあるところを汲み取ってくれたようだ。
具子がやっと水着を買ってきた。

10.06.14睡蓮

2010-06-14 10:22:05 | Weblog
睡蓮の静かに開き水明り *佃、小西、飯島、藤田裕各氏
梅雨晴れ間雀ちょんちょんベランダを
サルビアの茎抽ん出て青き花


昨日から梅雨入りだそうで、夜通し雨音がしていたが、朝になって薄日が差してくる。体調不良で、少しばかりのインプットに1時間以上かかる。間違いが多い。

Tさんに1-2。用心深く打てばやれる。
信行師が電子ブックに水煙一連の刊行物をうつされた。大変な労力と思う。使い慣れれば読みやすいかも。

10.06.11入梅前

2010-06-11 10:15:23 | Weblog
入梅前朝日に映えて庭の木々
太陽の塔囲み青葉の群がれる
二上山大和河内の初夏の風

朝ケアマネさん来る。106歳で亡くなったのかわいい元気なおばあさんの話など。当方から昨日の102歳のおばあさん、96歳で絵を描いている頑張り屋のおばあさんの話などもする。誰しもあやかりたいものだ。

6/9の野萱草の句が◎になる。S氏はロマンありと評してくれた。そう思って読み返せば悪くはない。やはり句作には何らかの割り切った発想と飛躍が必要。

10.06.10夏の風

2010-06-10 18:10:24 | Weblog
夏の風堀に浮かべし小舟かな
野の池を囲む若葉や鳶一羽
紫陽花のようやく花に色の載り *後藤氏

Rデイケア。素晴らしい晴天、夏日。屋内ではしのぎやすい。青葉若葉のきれいなこと。もちの木が白い花を一面につけてみごとだ。去年はこの花を樫の花と誤って句作したが、怪我の功名だった。”樫の木の白く花咲く森を行く”
空調の利いてきた室内で朝日新聞をゆっくり読ませてもらった。LEDは台湾が世界一の生産量で、東芝のLOED電球も台湾でのOEM品だそうな。薄型テレビへの利用も。設備投資は日本の1.5倍という。
老健に滞在中の、102歳のM.Sさんが通りかかって、手を振ったら、寄ってこられて握手。[またいいのを作ってくださいね」と、以前のことをよく覚えておられる。どうしてこんなに御達者なのだろうと隣のYさんも感嘆しきり。