河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

09.09.18とらのを

2009-09-18 11:07:41 | Weblog
水鉢の水澄みたるや目高飼う  ○
秋冷の池に色見ゆ布袋草
とらのをの薄紫や秋の色
 
布袋草(ウオーターヒヤシンス)がまたひとつ咲いた。季語としては6月だが。かくとらのを共々、薄紫の秋の色だと思う。鶯の声を聞くこともあるというし。狭池の目高は少しずつ育っているようだ。友垣会幹事さんに写真の礼状を書く。賢一叔父に電話。
昨日はNDr.に先番20目負け。序盤から押しているのだが決められず、終盤10子ほど食いちぎられて好局を逃がす。

09.09.15秋の雨

2009-09-15 08:45:02 | Weblog
静かにて愉しき暮らし梨を剥く ○*飯嶋氏
秋雨のかすかな音に目覚めけり
列島に水撒き呉れて秋の雨

朝から雨。よいおしめりだ。しかし少し寒くなってくる。今日から長袖を着てゆくことに。
遅出の日は、少しあわただしいが、朝に投句ができてよいと思う。時間のない方が、句も浮びやすいのかも。

09.09.14みかん蜂蜜

2009-09-14 11:16:42 | Weblog
蜂蜜の里や愛媛のみかん山
秋蝶の光集めて配り行く
秋日和はちみつを塗りトーストを

ますます涼しくなってくる。日の光は温か。盛況で買った愛媛のみかん蜂蜜がさっぱりして高品質。
田中さんに1-2。1局勝つと安心して?粗くなる通弊が。
二十世紀梨がおいしい。

09.09.13ひややか

2009-09-13 11:43:45 | Weblog
新米を貰いて握る手巻き寿司
冷ややかな白き花瓶に野の花を  ○2*小口、宮本氏
紅芙蓉最後の一花かも知れず  4* 前川、桑本、多田、笠間氏

浩が昼に来る。パソコンのことなど相談事色々。
朝尚子から電話。

09.09.12熊ん蜂

2009-09-12 18:14:26 | Weblog
秋の樹に熊ん蜂の巣恐ろしき
夕闇を待たず鳴き出すちちろ虫
小鳥来る明治の森の木洩れ日に  *2 桑本、多田氏

一時、久しぶりに大雨が降って水遣りをしてくれたようだ。アリスでは寒くて弱った。季節は着実に進んでいる。今年は和歌山で海水温が例年になく低い、とK君が言っていた.秋は短く、冬は早いかもしれない。銀杏並木も去年あたりより黄色っぽくなるのが早いように思える。

09.09.11胡桃

2009-09-11 10:15:13 | Weblog
胡桃割人形並べ赤い街(ローテンブルグを思い出して)
無花果や思いの遠く讃岐路へ
森を行く黄葉したる樹もありて

朝の室内温度は23度。少しずつ下がってきている。小川、松井両氏が集まってきて4人で食事とおしゃべり。

09.09.10芋虫

2009-09-10 21:34:20 | Weblog
太りたる芋虫そっとそのままに
芋虫や空に羽ばたくDNA
一匹のバッタ跳ね来て膝の上
急に涼しくなって体調よくない。N Drに先番中押し負け。
庭のスズメバチはまだ居座っている模様だ。巣がなくなったのに良く頑張るよ!

09.09.09秋の川

2009-09-09 09:00:31 | Weblog
秋の川流れ静かに豊かなる
山肌にふわりと流れ秋の雲
秋のバラ小さく咲きて香りあり *黒谷氏

涼しい朝。明日からはもっと涼しくなるそうだ。しかし近畿に雨の降る予報はない。スズメバチ騒動は一応一段落したが、ウイキペディアで調べてみて驚いた。毒蛇や熊による死者よりもスズメバチの被害者の方が多いというではないか!

09.09.08白露

2009-09-08 10:35:11 | Weblog
澄み渡る朝嬉しくて白露かな ○
秋色の街角杖の翁行く *前川氏
曲がりたる胡瓜柚味噌を塗りて食ぶ

昨日までの暑さが打って変わって秋涼の気配。そう言えば昨日は白露だった。
朝、具子がキンモクセイの木の裏側に蜂の巣を発見!早速市役所に電話して、駆除にきてもらう。スズメバチという。さすがプロ。10分足らずで径25cmくらいの巣を取り除く。これから10月にかけて蜂はまだ大きくなるとのこと。キンモクセイは茂っていて結構危険な由。危なかった!
PM国楯へ宇野Dr.、 夕刻中村歯科。かみ合わせの調節をしてもらって少し良い感じ。

09.09.07残暑

2009-09-07 09:34:01 | Weblog
天も地も乾き果てたるこの残暑
何事も見えず浮ばず猛暑かな
紅芙蓉一花淋しく残りゐて

信之師の採点を拝見し、なるほど!と納得。 叙述と抒情はちがう。単なる叙述では詩にならぬ。月曜日ゆえ読売俳壇も熟読。「名句を真似するな」と小沢実さんのミニ講座も。
PM、田中さんに1-2。しかし1局目は圧勝。互いに納得の行く内容。