河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

3.17馬酔木

2008-03-17 15:59:28 | Weblog
土俵にも溢れる汗や花馬酔木
ふと見ればふっくら白き花馬酔木
野路行く馬酔木の花を探しつつ

忽然と花壇の星に金盞花
陽光の溢れ出るや金盞花
碁に負けて雪辱を期す金盞花
旬の菜を小鳥も愛でる春の昼

パンジーの花がしばしば小鳥に喰われる。家庭菜園の菜っ葉も恒常的に食べられているようだ。無農薬栽培だから仕方ない。

3.16白梅

2008-03-16 10:55:41 | Weblog
白梅の一列に並ぶ枝を切り
細枝に白梅咲きてひと並び

食卓に活けられ香る白い梅
白梅の並ぶ小枝に目を瞠り
白梅の一輪香る朝の膳
白梅の一枝映えて青い空

DVDプレイヤーの第二世代はブルーレイと決まった模様。HDDでも今のよりはよいだろうとて、見切り処分品を安く買おうと広告に目を光らす。最低2.5万~6万くらいで買えるかもしれない。こちらはテレビ録画とカラオケディスクにさえ適応してくれれば良いのだから--。順教寺に彼岸のお参りを依頼する。

3.13春光

2008-03-13 21:57:06 | Weblog
春光の匂うの野の池鳥遊ぶ
春色を満たし全天くもり空
水ぬくし池の面巡る鳥の群れ

千里中央駅前に西日本一を謳うヤマダ電機のビルが完成。押すな押すなの人出とか。
ほとぼりが冷めたら行ってみなくては。すぐ前のC団地の人たちは夜遅くまで晧々と電気が点いていて迷惑だとか聞いた。良くも悪くも、こうして千里は変わってゆくのかもしれない。

3.11光る

2008-03-11 21:05:36 | Weblog
風光る街角に見ゆ芽木の青
パンジーの揺れてテラスに風光る
風光る野越え山越え鳥の声

デイからの帰途、気のせいか銀杏の枯れ枝がうすみどり色にかすんで見えた。それほどに一度にあたたかくなった。公園も並木道もそこら中に春の気が一度にやってきたようだ。塚本君は仲間8人の先頭を切って、3/6、春を目前にあっけなく逝ってしまった。

3.9春光/バラ苗

2008-03-09 10:59:31 | Weblog
春光の一直線に野山越え
土筆積む陽の温もりを背に受けて
池の面のきらと春陽に応えけり

バラ苗を植えて真紅の夢を見る
バラ苗を三本ダリヤも五本植え
春野菜冬野菜とも伸びにけり

朝から麗らかな日。やっと春が来た。家内はバラ苗を3本も買い込んで、この狭い庭は大入り満員に。おまけに通販でダリアの球根を5個も買ってあるそうな。

3.7水煙5月号投句控え

2008-03-07 22:49:17 | Weblog
ぼたん雪春立つ庭に淡く消え
春の雪嬉しく珈琲豆を挽く
雪解けて土くろぐろと甦る
春近し花壇に落ち葉すき込みぬ
菜畑に春雪まばら朝冴ゆる
色薄く葉も根も伸ばせ若ごぼう
孫娘ひな人形はお友達
蘭展の香に酔いし夢春の夢
黄水仙そっとバケツの水に漬け
湯上がりの水快し夕霞
(3.3投句)
パソコンのトラブルで大苦心。やっと半分だけ復旧。

3.1春

2008-03-01 17:46:41 | Weblog
水呑みに集う小鳥や庭の春
禽声のひときわ高く春の朝
湯上がりの水の美味さよ春霞

カルピスを暖め供うひな祭り
雛人形小さきケースに納まれる

3月になった!朝、目が醒めるなり陽光が暖い。一陽来復、という四文字熟語が浮かんでくる。庭の小鳥も、名前は知らないが、気のせいか元気が良い。
期限切れになっているパスポートを更新するなどが朝の食卓の話題になる。デイサービスで春の句を考えたり。