河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

3.7瀬戸内海

2007-03-07 13:40:38 | Weblog
波がしら見飽きぬ旅や瀬戸の春
大橋を渡れば讃岐富士笑う
雁帰る屋島の浦や古戦場
春淡路日暮れて空と海ひとつ
いかなごの釘煮の香り魚の棚

朝の寒さに震え上がったが、すぐに暖かい陽光。

記憶を辿って瀬戸内の景を詠んでみる。
かっての船旅の旅情が薄れてゆくのが残念--。

高齢者講習終了証を持って豊中警察で免許更新手続き。

桜鯛

2007-03-04 09:41:00 | Weblog


瀬戸の波越えて乗り込む桜鯛
瀬戸内の空かすむ日の桜鯛
櫻鯛浜焼くけむり瀬戸の波
藁苞に包まれ浜の桜鯛

今日は日曜、何となくホッとする朝。
昨夜のカンパチの刺身は美味。久しぶりに老化防止、DHAやEPAの補給になったと思う。
  
杉花粉の飛散、今日がピークとか。

3.3 チューリップ

2007-03-03 18:02:43 | Weblog
チューリップ朝陽を受けて生命かな
花壇つくる色そのものやチューリップ
花束をバケツに受けてチューリップ
朝露になまめきたるはチューリップ

今朝、長崎ハウステンボスのチューリップ畑がTVに映っていた。十数年前のキューケンホフを思い出す。自然の地形を無理なく利用した公園で、新品種などは温室の中でたくさん栽培されていた。そのとき僅か三歳だった孫が今大学受験、発表はあと4日。気がもめる。

3.1雜詠5題

2007-03-01 21:12:54 | Weblog
春雷や馬酔木の花の僅か揺れ
春田掘る真一文字に耕耘機
啓蟄の虫は花喰い鳥虫を食う
穴を出る小虫に合わせ細き雨
雪なくて春を迎えしこの日和

早くも三月、暖かいのは歓迎だが、季節感はおかしくなる。先へ先へと行ってしまう。

今日は支離滅裂の句作となった。
デイケアで週一度の愉しみ、中村Dr.と碁を囲む。

明日は家内と二人、歯の治療に阪大歯学部病院へ。彼女も退院して二ヵ月半。ようやく車のハンドルが握れるようになったのは有難い。この調子で回復してくれればよいのだが--。