河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

13.07.05蓮池

2013-07-05 20:56:34 | Weblog
2013-07-05 20:55:20
★蓮池のしずかな朝や蜻蛉飛ぶ
★古池を巣立ちし蜻蛉二つ三つ
★端居して狭庭の草を眺めやる

好きな句
★寂しさを残して去りぬ蝉しぐれ/下地鉄
やかましい蝉しぐれ、いつまで続くか。それがふと聞こえなくなった時の寂寥感。真空のような、しんとした辺りの空気。思い当たります。大いに共感いたします。

昼前から万博公園の蓮の花を見にゆく。平日故か、かなり空いているが、カメラマンがポツリポツリ。蓮池の上を赤とんぼも含めいろんな蜻蛉が舞っている。我が家の古池で塩干とんぼが舞っていたのは昨日のこと。民博の食堂で海老フライカレー。今日は38度まで気温が上がった由。

13.07.04黐の花

2013-07-04 16:58:00 | Weblog

2013-07-04 16:56:56
★丘の辺にほの白く咲き黐の花*kuwamotosi

★星屑の白きを集めモチの花
★右は雄左は雌か黐咲けり

好きな句
★峡深く切れ込む風や日日草/小口泰與
日々草が白くぱっちりと咲いています。山裾の谷間の涼しい風を受けてかすかにゆれています。「峡深く切れ込む風」と「日々草」の取り合わせに意外性があり、山深い鄙の里の日々の暮らしがなんとなく想像出来るような気がしました。

とくにどうと云うこと無きデイの一日。広間に大きな笹飾りがしつらえてある。
朝は小雨も残っていたが昼からはうす曇りで無難な天気。空調の風が半そでシャツには寒くて困る。

*★丘の辺に白き花咲き黐の花/河野啓一
彼方此方で、一斉に黐の花が燃え出るように先はじめました。ほんのりとうすみどりでも圧倒されるほどの存在感ですね!!。仲夏の光景を「丘の辺」との詩情溢れる措辞で表現され素敵です。
お礼:桑本栄太郎さま
★丘の辺に白き花咲き黐の花 の拙句に素晴らしいコメントをお寄せ下さり、嬉しく読ませていただきました。公園の森を見おろせる窓からの景ですが、仰る通りのほんのりとうす緑の花が多く、ほとんど白に近いのが点在しておりました。艶があってきれいでした。

13.07.03七変化

2013-07-03 20:22:38 | Weblog

2013-07-03 20:21:24
★雨に濡れ色も和みて七変化
★古池に目高小エビの群れており
★荒梅雨のしぶきに空の暗さかな

好きな句
★緑濃き風に吹かれて書道展/小西宏
緑風の中を書道展を見にゆかれたのでしょうか。書道展の展示作品が「緑濃き風」のようだと詠まれたかのような不思議な感覚にとらわれました。爽やか詩情を感じられる御句と思いました。

降水確率50/60の割に大した降りでもなかったが、ちょうど北区の3分前からバラバラ!!ときて門口を葉いる時には滝のような雨。10分足らずで子ぶりになったが、ともかくえらい目にあった。SではH女史に若いころの京都での俳句教室の、ガリ版刷りの月報を見せてもらう機会あり、山口(玲)さんと云う師匠の句。
・星いくつ花の梢を縫いて光る ・湖照りにネオンは沈む春の星 ・糠雨は今落柿舎の柿の芽に

お礼
黒潮の豊かに寄せて青岬/」を6/23の今日の俳句におとり上げくださり、過分のご句評を御添え戴きまして誠に有難うございました。大いに今後の励みに致したく。

★青蔦に夕日あまねき道を帰る  正子
見事な青蔦が絡まった高垣沿いの道を帰る。夕日にあまねく照らされて蔦の緑がきらきらと輝き、美しいことこの上もない。実に爽快な御句かと存じました。

13.07.02梅雨晴れ間

2013-07-02 17:47:54 | Weblog
2013-07-02 17:36:13
★万緑の森鮮やかに雨に濡れ
★歌声の夏空に抜けデイの午後
★梅雨晴れて街並み淡き風の道

好きな句 ★のうぜんの花や炎の生垣に/桑本栄太郎
のうぜん花の炎のような色が随所で目につく夏がやってきました。鮮やかな色彩が緑の生け垣にからみついて咲き上り、私たちの気持ちを鼓舞してくれるのを待っています。

今日は気温の割に風が強く、むしろ肌寒い。Sの空調は出来が悪く、必要以上に寒い風が吹きつけて気分がよくなかった。服部海苔店から海苔が届く。季語は11月だから、新海苔ではないと思う。Kトレーナーに俳句、川柳談議をしていたら隣でMトレーナーに聞こえていたらしく、面白かったと喜ばれたのはご愛嬌。


13.07.01七月の朝

2013-07-01 16:44:39 | Weblog
2013-07-01 12:59:33
★七月の朝南米の意気旺ん
★七月の朝の光やアガパンサス
★射干の剪られ活けられしおらしく


好きな句
★あけぼのの靄の中より新樹光/小口泰與
朝霧に包まれた緑の木々を通して陽が射しこんでくる。爽やかで涼しげな初夏の景が想われます。
コンフェデレーションズカップ、ブラジル-スペインの決勝戦を見る。ブラジルの機敏で逞しいこと。3―0で圧勝。スタンドの盛り上がりようも一方でない。

アガパンサスがやや頼りなげに咲いて、そよ風に揺れながら朝日を反している。昔より花の球が小さくなったような気がする。

Tさんに3連敗。攻め合いの1手違いが多い。

13.06.30クレソン

2013-06-30 09:50:32 | Weblog
2013-06-30 09:36:47
★クレソンの細根の白く逞しき
★はらはらと散りて松葉はせせらぎに
★合歓の木や咲き満ちて今明らかに

好きな句09:49:30★空の青庭へ散りばめ額の花/佃康水
紫陽花の盛りです 。中でも青い額あじさいの魅力は格別ですね。空の青を庭にちりばめ、との詠みに詩情を感じます。落ち着いた美しいお庭なのでしょうね。

13.06.29新生姜

2013-06-29 21:33:14 | Weblog
2013-06-29 19:32:30
★新生姜漬け込む朝の厨かな
★青田波分けゆくごとくペダル漕ぐ
★松原も富士の青嶺を寿ぎぬ

Aでやはり体調不良、車椅子でトイレへ急行とは冴えぬこと夥しい。
ともこと本田さんへ。2512

13.06.28射干

2013-06-28 15:12:29 | Weblog
2013-06-28 15:11:12
★柿若葉しっかり育ち木陰なる
★射干の緋のきらめきて咲き上る
★ベランダのへちま上れよ空高く

好きな句
好きな句 2013-06-28 15:40:43★射干や明日のつぼみの流れおり/桑本栄太郎
ひおうぎは一日花で、たくさん咲いているように感じますが、実際は毎日花が咲き上ってゆくのですね。緑の背景の中に「流れる」と捉えられたのが素敵です。

ikusima とizumiに電話してみる。どちらも電話が聞き取りにくく難儀する。

13.06.27花冠 9月号校正

2013-06-27 18:46:10 | Weblog

2013-06-27 18:43:30①作品10句 河野啓一 (ご指導有り難うございました)
6句目 魚の店→魚の棚
7句目 島陰→島影
②花冠創刊30周年に寄せて  左から6行目
”高尚な趣味があっていいね、→“高尚な趣味があっていいね”
以上お手数ですが宜しくお願い申し上げます。
 




13.06.26緑雨

2013-06-26 20:09:30 | Weblog
2013-06-26 20:08:17
★鳥声の嬉しく朝の緑雨かな
★雨を得て街の緑のさまざまに
★青葉して六甲山上雲白し

今日は体調不良で散々な一日。
毎日新聞で昨日の本因坊戦、井山裕太が白番中押しで3-2とした由、VG。