映画「にあんちゃん」を見に行った。約45年前、私が中学生校の頃見に行ったと覚えている。「見に行った」と言えば良く聞こえるが、夜、はっらぱの中に白い布を張ったスクリーンで見た。
私の記憶では、ボロ小屋の中で雑炊を食べるシーンがある。「にあんちゃん」が「辛い」と言った記憶がある。(「辛い」とは「塩辛い」の意味。) また、「アイゴーアイゴー」と泣くシーンetc.。
炭鉱の町の朝鮮人労働者の家族の物語。両親はもういない。末っ子で十歳の少女の日記だ。「にあんちゃん」とは、「二番目の兄さん」の意味。兄・・・18歳?炭鉱労働者。妹・・・15歳?。「にあんちゃん」・・・13歳?。
町の皆が貧乏。特に「にあんちゃん」の家は今の若い人たちには想像もつかないような正統派貧乏。それでも明るい兄弟の物語。
監督は今村昌平。ここに写っている。
兄は長門裕之、妹は松尾嘉代、それに北林谷栄、西村晃、小沢昭一、殿山泰司、浜村純、山岡久乃、大滝秀治、山内明、芦田伸介、穂積隆信、吉行和子や二谷英明、等錚々たるメンバー。
「にあんちゃん」の原作者、安本末子さんの元担任の瀧本 顯さんに当時のお話を聞いた。