私は失語症です(脳出血により失語症にかかり、克服したい)。

映画・美術館・料理・コンサート・短期旅行・一年に一度(?)海外旅行etc.種々雑多。

里桜

2009-04-29 15:55:21 | Weblog

  孫が小学校に入った。桜が満開。

 その時より一か月後、今度は、里桜が満開。

  今日は、風が強いので、清掃の人は「掃いても掃いても桜の花びらが散るよ。」と笑いながら言った。その時、強い風が吹いて来て、大きな花びらが、たくさん散ってきた。まるで、宙に浮いているような、幻想的な感じ。                                

 

 『放列』(Batterie)ジャン・コクトー[堀口大學 訳]

太陽よ、僕は君を崇める、
野蛮人のように、海岸に腹ばって。
太陽よ、君は自分の三色版(クロモ)に、
自分の果物籠に、自分の動物たちに、光沢をつける。

僕の肉体を鞣してくれ、塩漬にしてくれ、
僕の大きな苦悩を追い出してくれ。
歯の光るあの黒奴は、
外側は黒く、内側はばら色だ。

僕は内側が黒く、外側がばら色だ、
逆にしてくれ。
僕の体臭を、肌いろを変えてくれ、
ヒヤシンスを君が花に変えた流儀で。

蝉を松の木のてっぺんで怒鳴らせ、
僕にパン窯の匂いをつけてくれ。
正午、夜で一ぱいな立木は
夕暮、夜をあたりにこぼす。

太陽よ、アダムとイヴの蠎蛇よ、
僕に自分の悪夢をこぼさせてくれ。
僕を少しは慣らしてくれ、
可哀そうな友人ジャンが殺されてしまったことに。

富籤よ、賞品を陳列しろ、
花瓶だの、球だの、庖丁だの。
お前は自分のがらくたを、
野獣の上に、西インド諸島(アンチーユ)の上におっぴろげる。

当地では、最上等の品物を出してくれ、
僕らの目が悪くなっては困るから。
大口女の見世物小屋、びろうどと、
鏡とアルペジオ造りの曲芸館。

黄金車駆る藪医者奴、
荒療治、僕の悩みを抜いてくれ。
ああ、暑い! 正午だからさ。
自分でももう言う事の意味が解らぬ。

太陽よ! 月々の動物園よ、
僕の影はすでに僕の周囲にないぞ、
太陽よ、バファロー・ビルよ、バーノムよ、
阿片以上にお前は酔わせる。

お前は道化だ、闘牛士だ、
お前の時計の鎖は金だ。
お前は、赤道を、彼岸を相手に
拳闘する青い黒奴だ。

太陽よ、僕はお前のパンチをえる。
僕の首へのお前の強打。

そのくせ僕はお前は好きだ、
太陽よ、気持のいい地獄よ。

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フィルハーモニカ・イン・ヴァルト

2009-04-25 14:39:18 | Weblog

  八王子市南大沢文化会館で行われた、フィルハーモニカ・イン・ヴァルトの春のコンサートに行った。

  モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲は、文字通り劇的な雰囲気だった。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番とベートーヴェンの交響曲第4番は、まとまりがあったが、物足りなかった。

  帰りは、鯛八に寄って鯛焼きを買った。私は右腕が利かないため、鯛焼きを鞄に入れようと苦心したが、女主人とお客さんが手伝ってくれた。「お客さん、もう少し大きな鞄を準備したら。これで、八個はちょっと・・・hahaha」と、言った。女主人が、普段は愛想が悪いが、この日は親切だった。この日は、いい日だった。

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武蔵野室内合奏団

2009-04-19 16:08:35 | Weblog

 杉並公会堂で行われた武蔵野室内合奏団に聴きに行った。

  ”室内合奏団”とは言っても二管編成管弦楽である。その武蔵野室内合奏団のブラームスの交響曲第四番(ホ短調作品98)は、圧巻である。終楽章にパッサカリアの響きがある。バッハの主題を何度も繰り返す。ベルリオーズの幻想交響曲の断頭台への行進を何故か思い起こされる。

 指揮者は、若い日のズービン・メータを思い起こされる。タクトを振る時、体をよじるたび、顔は観客の方を向いていた。私はクスクスと声を出さすに笑った。だけど、指揮は、素晴らしいかった。

 終わった後、武蔵野室内合奏団のメンバーのYさんに、T夫妻と一緒にロビーで会った。YさんとT夫妻と私は、大学時代でオーケストラを楽しんだ仲。

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孫達と一緒に阿修羅展を観に行った。

2009-04-11 17:52:43 | Weblog

 孫達と一緒に、上野にある東京国立博物館の平成館の阿修羅展に観に行った。

  孫(兄)は、すっかり気に入ってしまい、絵を描いた。

 それから、同じく東京国立博物館の表慶館で、カルティエクリエイションに行った。孫(妹)は、カルティエを気に入ってしまった。末はどうなるのやら。

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パン焼き機を買った。

2009-04-08 18:07:40 | Weblog

 我が家の朝食は、ほとんど毎日パン食である。時々、女房の友人が届けてくれる。手作りのパンは美味しい。ホームベーカリーで焼いていると言う。

 女房は、何年も悩んだ挙句、買うと決心した。使いこなせなくても、一万円なら諦めも付くと言って、そそくさと買いに行った。



 材料を測って機械の中へ入れる。スイッチを押すだけ。何にもせず四時間程、待つ。すると、ちゃんと食パンが1.5斤焼き上がっている。
「なーんだ、カンタン。どうしてもっと早く買えば良かった。」と女房。焼きたてのパンの香ばしさ、味も良い。ホームベーカリー、これは、お買い得品(家電屋の回し者か!?)



  食パンはホームベーカリー、ライ麦パン・蕎麦パン・餡パンとかシナモンロールは電子レンジ(オーブン)で焼く。女房は、ただいま、パン作りに凝っている。私は、食べる方で、こんな凝り症は、大歓迎。

 

 

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