沖縄の旅。（おしまい）

　沖縄の友達宅に泊まった。その時「ゆうなの会」の元メンバーが集まった。
　「ゆうなの会」とは東京近辺で暮らす沖縄出身の若者達が集まってできた「親睦会」だった。当時は、まだ、あまり沖縄文化は理解がされておらず、差別等もあり悩める若者同志が語り合う場だった。会の活動は自分達の文化を知って、もらおうと代々木公園でエイサー大会（「エイサー」とは盆踊りのようなもの）を開催し本土とは違う沖縄の様々な文化を紹介し広めていった。今では、当たり前の様に見られるエイサーも三十年以上前は奇妙な目でみられた。
　久しぶりに集まって、かつて彼らが東京にいた時の事や現在活躍している事などに話が弾んだ。皆、今でも地域の中で頑張っている。

明治公園でフリーマーケットに行った。

　２８日、明治公園でフリーマーケットに行った。妻は、たっぷりと、自分の服と娘の服とカバンを買った。私は、人が多いので休んでいた。
　そこへ、旭道山が座った。私は、「お相撲さんですね？」と聞いたので「そう、旭道山です。」と答えた。「鹿児島ですね？私は鹿児島大学です。」と言った。旭道山は「かごっまは、よかところ・・・」と話は弾んだ。サインを、スケッチブックに頼んだら「絵を描くのは、リハビリにもいいことですね。」と、サインをくれた。丁度、妻が戻ってきたところ「妻です。」と言った。握手をしながら別れた。

沖縄の旅。（５）

　沖縄で五日目、たまたま東京の友達が、沖縄に来てるので会わないかと連絡があった。彼は名護にいるから、すぐ会えると言った。私はおかしい、名護から辺土名まで少なくとも４０分？？？と思った。案の定、彼は金武と勘違いした。「辺土名」と「金武」と、どう間違った？？？。
　奥間ベースのレストランに行った。あいにくパーティがあり軍休なのかレストランは混み合っていた。こちらは予約でないので、ピザやフィンガーステーキなどの簡単な物しか注文できなかった。それでも一人前がものすごく多く腹一杯食べた。親しい友と旅の地で語り合うのもいいものだ。

ゴッホ展とルオー展とアール・デコ展を見に行った。

　１７日（火）、竹橋の東京国立近代美術館のゴッホ展に行った。そこは貸切バスは止まっているし、長い行列で１２０分待ちになっているし、そこは諦めて、別館の工芸館を見た。四谷シモン「解剖学の少年」や、型染の技術は見る者を捉えている。
　外へ出ると、ゴッホ展の行列が空いている。「やっぱり見よう」と、並んでいたら、女の人が「障害者は並んでなくでも、すぐ入れるよ。」と言ったので、お礼を言って中に入った。あまりにも人が多いので、「夜のカフェテラス」や「ばれいしょを食べる人たち」や「糸杉のある道」etc.しか見られ無かった。ゴッホの黄色と青の配色が素晴らしかったし、パッションに感動した。
　それから、木場の東京都現代美術館のルオー展に行った。ルオーの筆に感動した。ゴッホはあんなに人が多いのにルオーは人が少なくてもったいない。日比谷に「あろいなたべた」（タイ料理/ほとんど￥６３０）を食べた。
　２３日（月）、上野の東京都美術館のアール・デコ展に行った。今日は休みだったけど、「障害を持つ方々の特別鑑賞会」を開いてくれた。私は、通常、杖で見てあるくので、突然、係りの人に「車椅子をどうですか？」と言われたので、始めは「いいです。」と言ったけども、椅子の高さが自由に変えられるのはいいなと思って「お願いします。」と言った。係りの人は、とても親切だった。だた、絵を見たいのに素通りしたり、係りの人が作品の前に立って説明するので、ぐっと首を反らせて見なければならないのはいただけない。人間、つい、自分の目線中心になってしまうが、作品を見たいのは車椅子に座る私なのである・・・。
うまく言葉が出れば思いを説明できるはずなのに残念だった。次の機会にこの小さな思いをメモにして伝えようと思う。この特別鑑賞会は、すばらしい企画だ。

　銀座の空也に最中を注文しておいたので、受け取りに行く途中たまたまギャラリーに入った。私の好きな絵を見つけた。漁村の風景に、寒いけど何処か暖かそうだ。鳩居堂でポチ袋を買った。

沖縄の旅。（４）

　パークゴルフは、初めてなのである。妻と一番仲の良い義妹と私、三人が、ステックを握る。私は左手しか使えないので思う所に飛ばない。それどころか、あさっての方向に転がっていってしまう。次のチームが後ろで待っている。終えるまでは、まだまだ遠い。とうとう「お先にどうぞ」。義妹と妻が、罵り合いながら楽しそうにやっている。後半、やっと二人がハンディも無しにプレイをしている事に気がつき、義妹と妻も、左手でやると言い出した。左手でも義妹と妻が上手い。やっぱりバランスのせいかなぁ。たっぷり２時間半体を動かした。私はそれだけで満足であった。二人は終わった後も「ああだ、こうだ」と言い合っている。
　結構おもしろいスポーツだ。