日野市民オーケストラ・第35回定期演奏会に行った。
ボロディンの歌劇「イーゴリ公」は、初めセピア色だったがその内に総天然色に替わった、いい演奏だった。ベートーヴェンSyn.No.1は、einsatzが揃わなかったが、だんだんモノクロの詩的になった。
チャイコフスキーのSyn.No.3「ポーランド」は、チェロのピチカートが印象的。この曲は、めったに聞く事はないが良い曲、但し、弦は、アルペジオがいただけない。
東京都議会議員選挙投票に行った。その結果は、自民党は圧勝だったが、共産党が都議会第3党となったし、原発や反アベノミックスも大きい。
高倉町珈琲に行った。
久しぶりに、乙川優三郎の小説「脊梁山脈」を読んだ。初の現代小説だったが、表紙の「Life is much more successfully looked at from a single window, after all.」という言葉は、「佳江」が「人生はひとつの窓から眺めた方がほどよく見える」と言った(ニック・キャラウェイ)。これは意味深・・・。
戦前戦後の時代や木工・男女間・戦争・国家etc.が書かれているが、国家というよりも天皇制の疑問を持った作者が渾身を込めて書いたと思う。