私は失語症です(脳出血により失語症にかかり、克服したい)。

映画・美術館・料理・コンサート・短期旅行・一年に一度(?)海外旅行etc.種々雑多。

老人ホームでの一日。

2006-04-28 22:11:01 | Weblog
 友人のジーボ(歌手)は、老人ホームで歌のボランティアをしている。今は木曜日に行くので、今回私達もついて行った。
 始め、ジーボが3~4曲歌った後で、私の紹介があった。私はハーモニカ(クロマチック・ハーモニカ)で3曲演奏した。下手で良いからとジーボと女房が私を唆すので、演奏してしまった。集まった皆さんは下手な演奏に耳を傾けてくれ、なんとアンコール(義理)をしてくれた。その後、ジーボは皆と一緒に10曲ほどを歌った。お年寄りは一所懸命に、懐かしい唱歌を歌った。個室で、寝たきりの方の部屋にも伺い、その方のリクエスト曲を一緒に歌った。
 終わってから、あるお年寄りは、ハーモニカの音を聞いて「大東亜戦争」で別れた恋人を思い出したと感慨深げに語った。
 今日は、私が皆さんに励まされて、癒された一日だった。演奏した曲目は「すいれん」「浜辺の歌」「アロハオエ」の3曲と練習中の「童神」。もっともっと練習しなくては・・・・。
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「かもめ食堂」

2006-04-21 15:25:37 | Weblog
 MOVIX昭島に行き、「かもめ食堂」を観た。
三人のベテラン女優達は、それぞれ持ち味を生かした演技でとてもいい。
特に、片桐はいりは、表情やしぐさに異国に来てはみたけれど心の中はちと不安。そして、人に言えない何かをかかえ・・・。
もたいまさこは、捉え所のない天女?。
小林聡美は、年は若いがまるで皆のお母さん。う~んいい役者。
おばさん達や若い青年は、ちょっと素人だが、なんだか不思議に味?があった。

 ちょっと気になるのが、席の位置をまっすぐに座るとか、注文すると、すぐにコーヒーが出て来る、が、まぁこの映画はそんな事なんか気にせず ただ楽しめばいい。
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草木染め。

2006-04-20 07:35:12 | Weblog
 失語症の仲間の会で、草木染めをやった。とても面白かった。
白いハンカチに割り箸やひもを使って模様を作る。
出来上がりは想像もつかない。青い染料のバケツに入れて
染め上がりをわくわくしながら待つ。
そして出来たのがこれ、粋な縞の模様になった。
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花見は乙なもの。

2006-04-11 21:33:04 | Weblog
4月2日 毎年恒例の花見。

 酒ばかりじゃない。
俳句大会は去年に引き続きやった。今年はうまく詠めなかった。
 宴はみんなで持ち寄ったごちそう。煮しめ、山菜散らし寿司、筍ごはん、からあげ、
春巻き、サンドイッチ等など ・・・ けんちん汁を藤りんが作った。
 今年は最後に茶を点てた。作法はバラバラ、私は左手でのんだ、おいしかった。
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「ククーシュカ」

2006-04-06 16:22:03 | Weblog
 東京国立近代美術館の藤田嗣治展に行った。先ず、目を引いたのが、学生時代の自画像。真面目で素直だ。しかし、黒田清輝には好かれなかったそうだ。パリ時代の絵は自身の感性のままに描いた自画像や裸婦像など素晴らしい作品だ。細い墨で輪郭を描いて、薄い暈かしを入れて、まるで日本画のようだ。
  
 渋谷のシネ・アミューズで「ククーシュカ ラップランドの妖精」を見た。
先月、渋谷へ映画を見に行った帰り道、妻が次回作のポスターを見て「ククーシュカってタイトルの響きがいいね。ロシア映画なのかしら・・・きっといい映画よ。そんな匂いがする。」と言った。妻は時々変なことを言うが、勘はよく当たる。          ロシア映画ではなかったが、いい映画だった。
登場人物の三人はお互いの言葉を理解できない。
したがって、会話はかみ合ってない。
それなのに、心は伝わっていく。
 普通の人には、おかしい感覚だろうが失語症の私にはよく分かる。
コミュニケーションは言葉だけではない。うまく言えないが相手の気持ちが言葉と言う
音でこちらの心に伝わってくる。
 映画の字幕を読みながら、「かみ合わないセリフの会話」これが、毎日繰り返されている妻と私の日常会話の世界に似ているかも知れないと感じた。
映画の中で、声高に反戦と言わなかったけれど「反戦」が心に染みていた。 
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