母の納骨を済ませたら、それまでの疲れが一気に出たのだろう。親父が肺炎のため入院した。ところが2~3日経つと、おかしい。
医師から「認知症」と言われたそうだ。母の葬儀の時から妻は父の様子を気にしていた。それが的中した。
今は肺炎の症状は治まり体は元気になったが、退院しても一人暮らしなので心配なので、痴呆の病棟に移して妹や弟が見舞い世話をしてくれている。
あの強い親父が すっかり小さく弱くなり「味噌汁に体が弱る薬が入っている」とか「ここはスパイがいっぱい居る」などトンチンカンなことを言うらしい。
すぐにも飛んで行きたいのに、私の体が肝心な時に待ったをかける。ガタのきた体は次々と私を病院の○○科××科へと導くのだ。まったく腹が立つ。が、しかしこれ以上病気を増やして益々周りの人に迷惑をかける訳にはいかないので様子が落ち着くまではしかたがない。
今、私に出来ることはせっせっと下手な絵手紙を出し続ける事しかない。