二本の臨時特急を見送った後、ふと12番ホームの床を見つめる。
すると、こんな表示が貼り付けてあった。
そりゃ、様々な列車が臨時列車に使われている訳だから、表示の一つもなければ乗車位置も混乱するだろう。
その二本目となる臨時快速は7時36発の9931D。
停車駅は桑名、四日市のみというシンプルなもの。所要時間は1時間20分。
ちなみに臨時特急「鈴鹿F1」号の停車駅も臨時快速列車と同じだ。
99 . . . 本文を読む
超満員の快速列車が発車していくのを見送る。
しかし、関西線が発着する12・13番線の人だかりは増え続ける。
快速列車の後は臨時特急が二本出る。
6時47分発の鈴鹿F1 3号(9013D)、7時22分発の同5号(9015D)がそれだ。
当然乗車する以上は乗車券に特急券が必要になる。
まず一本目、「鈴鹿F1 3号」を見る。
両方の先頭車は非貫通型で揃えられており、編成美は保たれている。
ヘッドマー . . . 本文を読む
遂にこの行き先を名古屋駅で見ることはなくなるのか。
改札口をくぐる時、そんなことを思う。
毎年秋に開催されるF1日本GP。
開催地である鈴鹿サーキットの最寄駅である鈴鹿サーキット稲生駅へのアクセスとしてJR東海・伊勢鉄道が臨時列車を増発する。
F1日本GPの開催権は来シーズンから5年間富士スピードウェイに移る。
そのためF1開催に合わせた臨時列車の運転も決勝レースが開催される今日が最終日となる。 . . . 本文を読む
矢島駅から元来た道を戻ることにする。
僅かな乗客とともに単行のディーゼルカー、YR-1505は動き出した。
帰りは行きとは逆、進行方向左側に座る。
だからどうだ、という訳ではないけれども。
駅舎を窓越しに眺めてみるが、手入れがよく行き届いている。
そして、何よりデザインが揃えられており、年月の経過が感じられない所が素晴らしいと思う。
帰りの楽しみは前郷での交換風景。
行きの状況からすると、羽後 . . . 本文を読む
金山総合駅は結構利用するが、そのコンコースで物販を中心としたイベントがよく行われるのをよく目にする。
しかし、コンコースの片隅、イベントコーナーに黒山の人だかりができているのを見た時、しばし茫然とした。
開場が待たれているイベントは「第13回『鉄道の日』記念行事」。
金山総合駅コンコースでのイベントは数あれど、これだけの動員を誇るイベントはそうはないだろう。
そして憂鬱なのは、その黒山の人だかり . . . 本文を読む
列車は終点に着いた。
ホームに降り立つやいなや、こんな看板を見る。
「鳥海山ろく線」。
これが由利高原鉄道の二つ名であることに気づくまで少し時間がかかった。
ホームから駅構内を見る。
第三セクター鉄道への転換時に建てられた車庫がある。
車庫の左となりには使われなくなった腕木式信号機が見えた。
休日夕方の時間帯、2両のディーゼルカーで運用の全てが賄えるため他の車は車庫内に引っ込んでいる。
全部 . . . 本文を読む
福井鉄道の今年の「鉄道の日」イベント。
案の定、誰もが予想していたと思う140形のさよなら運転がメインになった。
「福鉄電車:10月14日(土)、15日(日)に鉄道の日イベント・140形さよなら運転を行います。(2006.10)」(福井鉄道からのお知らせ)
10月14・15の両日「さよなら列車」は運転される。
しかし、以前の80・120形のさよなら運転の時とは運転区間が異なり、武生新~神明間。 . . . 本文を読む
桃花台線の廃止。
実の所、鉄道の廃止日当日に行ってみたのはこれが初めて。
現地を歩いていても記事を書いても、どうにも疲れてしまう。
やはり自分には淡々と日常の話を書いていく方が似合っているようだ。
という次第で、今日から桃花台から東北へ話は戻る。
さて、秋田から701系の堅いロングシートに揺られて約一時間。
午後4時前に羽後本荘に着いた。
ここから出ている由利高原鉄道へ乗り換える。
かつての . . . 本文を読む
読書の秋、ということでいつもに増して活発になるのが古書店の通信販売。
昔に一回だけ通信販売で買った所からも目録が来ることがあるので、それが楽しみになっている。
言い換えれば、それで古書店の「安否確認」をしているようなものだ。
「閉店」という二文字があれば、それはそれで凹む。
それはさておき、先月末から今月に入り、一週間に二、三冊の目録がポストに入っていた。
カラーページを交えた立派な冊子もあれば . . . 本文を読む
桃花台線の最終日に来た理由。
実を言うと「乗り納め」が第一の目的ではなかった。
ひっそりといつも通りのまま最後を迎えるのではなく、「お祭り」的に多くの人が殺到することが予想された。それは最後を飾るには良いかもしれないが、日頃の姿を多くの人に伝えているかという点で疑問があるし、満員電車に揺られるのはイヤだという思いがあった。
ちなみに桃花台東へ向かう電車の車内はこのように混んでいた。
日常の風景と . . . 本文を読む
今日の仕事帰り。
駅の掲示板に貼られていた紙を見なかったら、すっかり忘れてしまうところだった。
名鉄が利用者数の少ない5駅の廃止申請を中部運輸局へ出したのは7月。
その申請通りに廃止が認可されたことを告知するお知らせだった。
「5駅(鎌谷・三河荻原・椋岡・布土・弥富口)廃止の認可について」(名古屋鉄道ニュースリリース、10/3)
廃止申請を出した時、椋岡駅のある阿久比町、布土駅のある美浜町は「 . . . 本文を読む
今回の記事を書くに当たって色々調べてみたが、桃花台線の車両に関する書籍・雑誌の記事はあまり多いとは言えない。
既に頻出している「桃花台線建設誌」と「鉄道ピクトリアル91年10月増刊号 新車年鑑91年版」ぐらいしか見つからなかった。
それでも、全くないよりマシなのでこれらを参考に少し書いてみたいと思う。
最終日、人でごった返す桃花台東駅から少し離れた車両基地へ歩く。
そこには出番を待つ「ありがとう . . . 本文を読む
昨日、TVでニュースを見ていたら現在の桃花台東駅の様子が映し出されていた。
入口のシャッターは下ろされ、窓にはベニア板で目張りをする作業が雨降る中続けられていた。
勿論、列車の姿はそこにはない。
廃止から二日が経った今の様子を見ながら、自分が見ることのできた最終日の模様を綴っている。
桃花台線の最終日早朝、ここ桃花台センター駅から一日が始まった。
朝7時前まで滞在し、所要で一旦帰宅。
再びここに . . . 本文を読む
ガラス張りのコンパクトな駅舎だった。
「名鉄岐阜駅新駅舎の概要が決定(PDFファイル、名鉄ニュースリリース9/29付)
概要は次のとおり。
○新駅舎は鉄骨造2階建。一階に電気・通信施設、二階にコンコース・駅務室などの駅機能が入る。
○今回の新築に合わせて名古屋本線・各務原線各ホームのかさ上げを約0.1m実施する。
○新駅舎の完成は2007年6月の予定。
旧新岐阜百貨店が入居していた時代を考え . . . 本文を読む
いつもは閑散としている駅。
それが最終日になるとこうも人が集まるものかと感心すらしてしまう。
そして、それは駅そのものの印象をも変える。
論より証拠。
朝の7時前の桃花台東駅。
駅前には人影は見あたらない。
土曜日ということもあるが、静かなものだ。
駅舎自体は二月に来た時に一度撮っているが印象は変わらなかった。
入り口を見る。
保温のためドアは閉ざされ、中に人がいる様子もない。
フリー乗車 . . . 本文を読む