Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

鹿島鉄道代替バス、利用客減少に歯止めかからず。

2008-01-17 07:30:07 | 鉄道(地方・専用線など)
JR常磐線石岡と鉾田を結んでいた鹿島鉄道。 今年の春には廃止から一年が経つ。 時の流れの早さに驚くしかない。 閑話休題。 鹿島鉄道廃止後、関鉄グリーンバスによる代替バスが運行されている。 しかし、その実績たるや惨憺たるものがあり、運行開始時点で鉄道時代から40%の利用客減という状況にある。 その代替バス運行状況に関する続報が次のとおり紹介されていた。 「鹿島鉄道 代替バス運行状況 利用者数は減 . . . 本文を読む

東海交通事業・「初日の出」号を撮る。

2008-01-01 19:42:56 | 鉄道(地方・専用線など)
尾張星の宮駅で初日の出を待ちつつ、もう一つの楽しみが来るのを待つ。 「初日の出」号。 城北線を運行している東海交通事業が初日の出に合わせて運転する臨時列車。 毎年初日の出を撮る度に合わせて撮影している。 日の出直前。 枇杷島から勝川へ向かう「初日の出」号が入線してきた。 今年の「初日の出」号勝川行きにはキハ11-202が充当されていた。 そして初日の出が上る。 その様子をカメラに収めてさぁ . . . 本文を読む

百花繚乱・会津鉄道のディーゼルカーを撮る。

2007-12-30 00:00:00 | 鉄道(地方・専用線など)
「SLばんえつ物語」号の入れ換えが進む傍らで。 会津若松へ入線する三両編成のディーゼルカーがやってきた。 この駅を終点とする会津鉄道のトロッコ列車だ。 先頭に立つのはAT-401。 元はJR東日本のキハ40。 これを会津鉄道が譲り受けて展望車両に改造した。 「風覧望」という愛称がついている。 ちょっと見にはキハ40を改造したとは思えないスタイルをしているが、会津高原方の正面にキハ40の面影が残 . . . 本文を読む

松本電気鉄道、経営再建へ。

2007-12-27 07:33:20 | 鉄道(地方・専用線など)
松本と新島々の間を結ぶ松本電気鉄道。 鉄道事業よりは「アルピコ」ブランドのバス事業の方が印象の強い会社でもある。 むしろ、バス事業の傍ら鉄道事業を営んでいるように思える。 その松本電気鉄道グループが経営再建に踏み切ったことをasahi.comの記事で知る。 「アルピコグループ、経営再建へ」(asahi.com、12/26) 記事の要旨は次のとおり。 ○松本電気鉄道を中心とした「アルピコグループ . . . 本文を読む

「AIZUマウントエクスプレス」を眺めて思う。

2007-12-13 07:30:03 | 鉄道(地方・専用線など)
「あいづ」編成を眺めている内に、4番線に列車が入ってきた。 会津鉄道からの直通列車、快速「AIZUマウントエクスプレス」だ。 磐越西線用キハ110系と並ぶ光景もすっかり御馴染みとなって久しい。 この「AIZUマウントエクスプレス」に使用されているキハ8500系、元を辿ると名古屋鉄道の特急「北アルプス」に使用されていた同系列が入線したもの。 かつて走った飛騨路、と今走っている会津路、どちらも山岳路 . . . 本文を読む

高千穂線の廃線確定するも、神話高千穂トロッコ鉄道は存続へ。

2007-12-11 07:33:35 | 鉄道(地方・専用線など)
もう何度同じ書き出しで始めただろうか。 「台風被害で運行を断念した高千穂鉄道の資産を継承して運行再開を目指す神話高千穂トロッコ鉄道は・・・。」と。 しかし、これも何度も触れているように高千穂鉄道から神話高千穂トロッコ鉄道への資産譲渡にメドをつけながらも神話高千穂トロッコ鉄道の側には運営資金が足りないという有様。 それを打開しようと始めたオーナー制度を以ってしても運営資金は目標には遠く届かないのが現 . . . 本文を読む

茨城交通湊線の公的負担額は・・・?

2007-12-08 07:02:18 | 鉄道(地方・専用線など)
既に第三セクター方式による存続が決まっている、茨城交通湊線。 国土交通省へ再生計画を提出した後となっては、再生計画に基づく公費負担額がいくらになるかという点に個人的な関心があった。 その答えが12月7日のasahi.comに掲載されていた。 「湊線に税12億円/来年度から10年間」(asahi.com、12/7) 記事の要旨を整理してみる。 ○茨城交通湊線に国、茨城県、ひたちなか市が拠出する金 . . . 本文を読む

「おもちゃ電車」に乗って。

2007-12-06 07:48:13 | 鉄道(地方・専用線など)
「おもちゃ電車」は貴志を出発した。 最初は少々馴染めなかった車内の吊広告。 少し時間が経つと大分目が慣れてきた。 考えてみれば、吊広告が「おもちゃ電車」関係で埋め尽くされるという車内の光景は壮観、の一言に尽きる。 他にも数枚吊広告を撮ってみる。 「おもちゃ電車」のイラストが描かれていたり、ロゴマークをデザインしてみたりと吊広告のバリエーションは豊富だ。 電車は大池遊園を過ぎると、段々街中 . . . 本文を読む

「おもちゃ電車」を中から観察してみる。

2007-12-05 08:22:32 | 鉄道(地方・専用線など)
貴志駅で発車待ちの「おもちゃ電車」。 窓を見ると「おもでん」のステッカーが躍る。 それからもう一枚。 水戸岡デザインの特徴として「SINCE XXXX」という表記をよくデザインに用いるが、この「おもちゃ電車」も例外ではない。 しっかり水戸岡氏の作品であることを主張している。 車内に目を移す。 一番気に入ったのは貫通路のデザイン。 家の玄関先を模してデザインされている。 この「玄関」をくぐ . . . 本文を読む

「おもちゃ電車」を外から観察してみる。

2007-12-04 07:35:58 | 鉄道(地方・専用線など)
貴志駅で折り返しを待つ「おもちゃ電車」。 ホームに佇む様子を撮って駅へ再び戻る。 改札口付近に佇む「ねこ駅長」に見送られてホームへ上がる。 早速、「おもちゃ電車」の正面に輝くヘッドマークを撮る。 「いちご電車」のそれとは違う、専用のヘッドマークが装着されている。 それにしても、と感心する。 「おもちゃ電車」のレタリングのバリエーションが豊かなことに。 側窓下のロゴを撮ってみた。 次に側窓 . . . 本文を読む

神話高千穂トロッコ鉄道、清算提案へ。

2007-12-01 07:52:41 | 鉄道(地方・専用線など)
旧高千穂鉄道の槙峰・高千穂間の復活を目指して活動中の神話高千穂トロッコ鉄道。 しかし、会社を支える背景となる地域経済が小規模なことに加え、頼みとする「オーナー制度」も目標の2億円には遠く届かない状況が続いている。 このため通常の鉄道事業としての復活を諦めて観光目的に特化する「特定目的鉄道」への乗り換えを検討し始めているが、ここでもネックになるのは資金面。 その文脈で考えると、今回の記事は別段不思 . . . 本文を読む

伊太祈曽駅点描。

2007-11-30 07:33:32 | 鉄道(地方・専用線など)
「おもちゃ電車」が和歌山へ去ってしまうと、後には少し寂しい空気が残される。 それを振り払うように駅へ戻る。 約一年ぶりの伊太祈曽駅は相変わらずグッズ類の販売をやっていた。 グッズの種類も少し増えているようで、何があるか見ていると開業記念乗車券が売られているのを見つけた。 購入機会を逸していたので、早速購入。 グッズ類を購入した後、構内を見回す。 「いちご電車」と2270系が二本、構内に留置され . . . 本文を読む

若桜鉄道、「上下分離」検討へ。

2007-11-29 07:25:10 | 鉄道(地方・専用線など)
鳥取県の小さな第三セクター鉄道、若桜鉄道。 ここも第三セクター鉄道の多くが直面している「運営資金の枯渇」という壁が立ちはだかっている。 そして、それを引き金にした存廃議論が出ていることも記憶に新しい。 この問題、最近話題に上らないなと思っていた矢先、日経新聞の次の記事を見て動きがあったことを知る。 「若桜鉄道存続へ『上下分離』導入を検討」(NIKKEI.NET、11/28) 記事を自分なりに整 . . . 本文を読む

「おもちゃ電車」を追いかけて。

2007-11-28 07:28:10 | 鉄道(地方・専用線など)
和歌山電鐵が7月から走らせ始めた「おもちゃ電車」。 去年登場した「いちご電車」とは対照的に赤ベースのボディーが印象的だ。 という訳で、8月の終わりに和歌山電鐵を再訪することにした。 ローカル私鉄に毎年通うのは、自分としては珍しい。 ただ、去年は走行写真に拘ったが、今年は体調が芳しくないこともあって駅撮り中心でやってみることにした。 「おもちゃ電車」の運行予定は同社のホームページで公開されているこ . . . 本文を読む

近江鉄道・彦根車庫落穂拾い。

2007-11-27 07:35:41 | 鉄道(地方・専用線など)
「近江鉄道ミュージアム」は元々使われなくなった車両の留置線だった場所。 という訳で、その敷地からは彦根駅構内を見ることが出来る。 構内を眺めて目に付くのは、やはり元西武401系の廃車体。 現在、近江鉄道で主力となっている800系はこの401系を改造の上、登場しているが、この編成については手がつけられた痕跡がない。 新たな800系の種車になるのか、それとも部品取りに供されるのかはわからないが、関 . . . 本文を読む