STEP WORLD LL日進駅前教室

ステップワールド英語スクール LL日進駅前教室:講師のブログ

英検の学習法は?その3

2011-01-10 00:03:57 | 英語教室

 今まで、「通常よりも早い時期に合格する生徒の場合、筆記とリスニングのバランスが悪く、リスニングの方が高いが、これは特に問題はない。」とお伝えしてきました。

 例えば、小学生で4級や3級に合格する生徒は、3級でさえも、リスニングが30問中70~90%(中には29点や満点)という生徒が多いです。同じように、中学生で準2級に合格する生徒は、中2でもリスニングならば満点に近い生徒がいます。準2級は高2レベルなので、普通の高校生でもリスニングでそれだけ出来る生徒は少ないです。

 当教室で早い時期に英検に合格している生徒は、通常は文法的な理屈についてはその級のレベルは知りません。でも、何となく出来てしまいます。語彙についても、その意味を日本語で尋ねると、正確には答えることは出来ません。しかし、イメージ的には分かっています。これは必ずしも悪いことではありません。

 英語を理解する場合、リスニングにしても長文にしても、前後関係で知らない単語や表現の意味を判断することは大切なことだからです。教室で長く学習を続けている皆さんは、こうした良い意味での「英語の勘」が身に付いています。

 一方、教室での学習経験が少ない中高生の場合は、文法の理屈や語彙は知っていても、なかなか「英語の勘」が働かない場合が多いようです。「木を見て森を見ず」という感じです。その結果、リスニングはもちろん、筆記との合計点でも、ほとんどの場合、そうした勘が働いている生徒ほどの点数には達することが出来ません。実際、英語の勘が働いていない生徒[=リスニングの方が苦手な生徒]の方が伸び悩んでいる生徒が多いようです。(今後努力をすれば、伸びる可能性はあります。)

 もちろん、文法は必要です。本来その文法を習うべき学年になったら、教室でもしっかりと学習します。語彙力も必要です。あまりにも知らなければ、前後関係で意味を判断するということさえ出来ません。

 ここで述べたような良い意味での「英語の勘」を養うことは、英語の実力を養う上では、絶対に必要なことです。そうすれば、試験だけではなく、将来にも役に立つ英語力を身につけることが出来ます。

 実際、入試(例えば大学入試センター試験)には、多量の長文が出題されています。リスニングもあります。前から日本語にせずにスラスラと英語を理解する能力が身に付いていなければ、出来るようなものではありません。

(水野克哉)

<追伸>
関連事項は、以下のブログをご参照下さい。
「リスニング力を伸ばすには音読です。」
http://blog.goo.ne.jp/stepworld-llnisshin/d/20101105
「英検の学習法は?その2」
http://blog.goo.ne.jp/stepworld-llnisshin/d/20100822
「英検の学習法は?」
http://stepworld-llnisshin.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/02/index.html


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Hello! 大脇です。

2011-01-09 01:30:26 | 英語教室

 窓ガラスが結露するような寒い中、元気に通学してくれ嬉しく思います。進学進級に向け、1年の締めくくりの時期ですね。私自身、今年度の授業の内容が、生徒の皆さんにわかりやすかったか、自然に声に出して練習してもらえたか、振り返っています。そして、来年度に向け改善し、実践したいと思います。具体的には、英検受験の練習を含め、3月まで1年の総復習や演習を取り入れて、しっかり内容を確認します。終わり良ければ、全て良しと言いますが、終わりが充実していれば、快調な始まりに繋がりますね。
(大脇葉子)


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