英会話の授業ですか?
「会話」だけやっていても、一定水準以上の英語力は身に付きません。「聞く」「話す」「読む」「書く」練習を総合的に学習することによって、「会話」の力も身に付きます。
例えば、学校の国語の授業を考えてみてください。日本で生活しているだけで、日本語が正しく話せるようになるでしょうか?小学校の場合、日本語の“音読”の練習があるはずです。漢字の練習もします。他の科目も日本語の教科書で学習しています。つまり、日本語でも「聞く」「話す」「読む」「書く」練習を総合的に学習するからこそ、正確な日本語力(言語能力)が身に付きます。
外国語の英語ならなおさらです。
オールイングリッシュの授業ですか?
なるべく英語で授業を進めるようにしていますが、日本語も織り交ぜます。
インターナショナルスクールのように、毎日何時間も全ての科目を英語で授業を進めるのであれば、オールイングリッシュで大丈夫だと思います。
しかし、週に1回、限られた時間(60~90分)の中で、英語だけで授業を進めようとすると、学習内容が進むほど、非常に効率が悪くなります。また、生徒さん達には、英語学習以前の学習の姿勢や精神面のサポートはとても大切です。保護者様との対応もあります。
そのため、英語だけでは難しい場面もあり、必要に応じて日本語も使用します。
2人の先生が同時に教えるペアレッスン(例えば、1人が外国人で英語のみ、1人が日本人で補助)という場合もあると思います。しかし、この場合、授業料が割高になります。
外国人の先生ですか?
日本語ネイティブ(日本人)の先生です。必ずしも英語ネイティブの先生の方が良いとは限りません。外国語として英語を学び、指導法も身につけた講師ならではのメリットもあります。特に英語学習初心者に対する指導です。
「ネイティブの先生の方が発音が良い」という考え方もあります。しかし、週1回だけの授業で、そのメリットはどの程度あるのでしょうか?また、ネイティブの先生でも、出身地によって発音が異なります。そのため、一概に「ネイティブの発音が良い」とは言えません。日頃からご自宅でモデル音声(CDなど)を活用しながら学習を続ける方が、より効果的です。
また、一般的に英語ネイティブの先生の授業の方が授業料が割高になります。
(水野克哉)