STEP WORLD LL日進駅前教室

ステップワールド英語スクール LL日進駅前教室:講師のブログ

英語教育が変わります!

2015-10-26 00:00:39 | 英語教室

 英語教育を取り巻く状況が、大きく変わります。

次期学習指導要領

 2013年12月に文部科学省により発表された『グローバル化に対応した英語教育改革実施計画』では、小・中・高の各段階を通じて、一貫した学習到達目標を設定しています。そして、2018年度から段階的に先行実施されてゆき、2020年度から全面実施の予定です。

 具体的には、以下のようになります。

小学3・4年生で、週1~2コマの活動型授業で、コミュニケーション能力の素地を養います。

小学5・6年生では、週3コマ程度の教科型授業で、初歩的な英語運用能力を養います。

中学校では、身近な話題についての理解や簡単な情報交換、表現ができる能力を養います。そして、授業は英語で行うことを基本としています。(英検3級~準2級程度)

高等学校では、幅広い話題について抽象的な内容を理解できる、英語話者とある程度流暢に英語で行う事が出来る能力を養います。そして、英語で授業を行うとともに、言語活動が高度化(発表・討論・交渉等)します。(英検2級~準1級程度)

2018年度から先行実施の場合、目安としては、「2007年度生まれの皆さん(現小2)が小5になる時に教科化」し、「2009年度生まれの皆さん(現年長)が小3になる時には必修化」されることになります。

大学入試が変わります

 2020年度からセンター試験が廃止になり、大学進学希望者により多くのチャンスを与えるために、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を年に複数回実施することが検討されています。そして、「4技能を総合的に評価する」試験を実施することは確かです。そして、従来のリーディングに偏った試験とは違い、英文を読んで、自分の意見を「書く」、あるいは「話す」といった、少なくとも「2技能を統合した出題」となる見込みです。

 また、2019年度から高校2、3年生を対象として「高等学校基礎学力テスト(仮称)」が実施される予定です。

 私立大学を中心に、この動きを先取りして、英検、TEAP、IELTSなどの外部試験を導入する動きが本格化しています。さらに、現行の制度においても、ライティングに関して、国公立大学の入試問題も既に変わりつつあるようです。

TEAPとは、Test of English for Academic Purposesの略語で、上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会により開発された英語運用力(英語で資料や文献を読む、英語で講義を受ける、英語で意見を述べる、英語で文章を書くなど)を測定するテストです。テスト形式は、総合的な英語力を正確に把握することができるよう「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能で構成されています。

詳細は、公益財団法人 日本英語検定協会のホームページをご参照下さい。
   http://www.eiken.or.jp/teap/

英検も変わります

 大学入試における英語試験の4技能化や外部検定・資格試験導入が進むなか、2016年度第1回検定より、実用英語検定(英検)も変わります。2級にライティング試験が導入されるのです。

 これにより、技能としての英語のみならず、日頃の生活や学習を通じて身に付けた知識の活用を求め、受験者は与えられたトピックに対し、意見とその裏付けとなる理由を適切な語彙と文法を使用しながら英文で論述する能力が試されるようです。

 準2級と3級についても、出来るだけ早い時期にライティング試験を導入することが検討されているようです。

詳細は、公益財団法人 日本英語検定協会のホームページをご参照下さい。
   http://www.eiken.or.jp/eiken/info/2015/pdf/20150715_pressrelease_writing2.pdf

良いチャンスです!

 大学入試のために英語を勉強するというのは、寂しいことです。しかし、入試の内容が、従来からSTEP WORLD:LL教室が目指している方向に向かっています。大学入試改革が、英語教育が変わる良いきっかけになるということは事実だと思います。良いチャンスです

 単に与えられた問題を解くという古いタイプの学習方法ではなく、「聞く」「読む」「話す」「書く」力を身につけて、発信することが出来るようにしてゆきましょう

(水野克哉)

  <追伸>
関連事項は以下のクリック

「発信するために必要なこと」
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/e/c7a343bd9af209ee408dedd64bc35212

「英語でのコミュニケーション能力」
http://blog.goo.ne.jp/stepworld-llnisshin/e/72ae08b8b0313f9be7ae5200897e8f2e

「英語で発信するために」
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/e/e06fd9e30e085dceedf1cc2ae70618f1

「英語で発信-未来のために」
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/e/6f9f6663cad1e823cbdc7ce6bd74d628


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Hello! 大脇です。

2015-10-24 00:45:45 | 英語教室

 去る10月5日、ノーベル生理学、医学賞に、抗寄生虫薬の発見が評価され、大村智(さとし)氏が選ばれました。受賞後のインタビューを、NHK world newsの英語放送で聴きましたが、印象深かった所を、以下に紹介します。

 “I always think of doing something for people…all the time.This might have brought me to the prize.”

 地道な日々の研究を持続する彼のよりどころは、いつもどんな時も、人々のために何かをしたいという志(こころざし)だったのですね。この賞は、アイルランドと中国の研修者との共同受賞です。科学の分野のノーベル賞は、国を超えて一緒に研究する人々に授与されることがよくあります。

 今、英語を含め、様々な勉強をしている若い方達の中に、第二、第三の大村先生のような方が生まれるといいなと思いました。

(大脇葉子)


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