いち年ゆみ組のブログ

アーチェリーと、うちの植物たちと、読んだ本のことなどをのんびりと...

田んぼとはたけ

2015-05-30 21:22:27 | 植物

今日は、とある食品会社さんが企画している食と農の体験教室にボランティアとして参加しました。故郷にいた頃も何度か誘われたのですが、試合と重なったり、いつも何か用事があって行けませんでした。ようやく今回、東の国で開催される教室に行くことができました。

朝8時30分に待ち合わせ、そこからバスで30分ほど移動したところが、今回の田んぼでした。実は、いつもアーチェリーの練習に行くセンターの近くでした。でも、田んぼと畑が広がる、ボクの大好きな風景でした。

体験教室に参加されたのは全部で13家族、それにボランティアが10名程度と、農業をご指導下さるご家族で、結構大規模な教室でした。

まず最初に、田んぼに向かいました。実は、ボクは田んぼで田植えをするのが初めてでした。裸足で田んぼに足を踏み入れると、にゅるっとして、ひんやりして、とても気持ちよかったです。底なしではなく、ある程度踏み込むと「底」を感じます。要するに、イネを育てるためのプールなので、畦も底もしっかり作っておかないと、水が抜けます。田んぼって、よくできているなあと思いました。耕作放棄地の田んぼは、このプールが壊れてしまっているので、一から作らないといけないのだそうです。

さて、田植えの話です。田んぼにはロープが1本張ってあります。このロープには約15cm間隔くらいで目印がつけてあります。ボクたちは、このロープに沿って等間隔に一列に並びます。そして、土をならし、この目印のあるところに苗を植えこむのです。全員が植えこむと、みんな一歩後退します。ロープ係がロープを動かし、次に苗を植えこむ位置を示します。ボクたちはまた、苗を植えこむのです。この作業を繰り返して、田植えを行います。土がしっかりしたところは苗を植えやすいのですが、みんなが歩いた跡は深くなっていて、うまく植えられません。しっかり土をならしてから植えるとよいことが分かりました。

田植え体験を終えると、みんなでカレーを食べました。わらをくべて炊いたご飯って、ご飯粒がしっかりしていて、しかもきらきら輝きます。絶妙の火力なのでしょう。炊飯ジャーでは、どんなに工夫してもこの域には到達できないのではないかと思ったくらいです。このご飯にカレーをかけていただきました。

お昼ごはんの後は、畑に行って、トマト、ピーマン、サトイモの植え付けと、じゃがいも畑の雑草取りです。ボクは全部作ったことがある作物なので、段取りも大体分かっていました。でも、プロはいろいろなコツを持っていて、ボクにはそれがとても勉強になりました。子供さんたちも、それなりにしっかりしていて、じゃがいもと雑草の見分け方をすぐに理解しました。飲み込みが早いのに感心しました。

最後に、「柿渋」のお話を聞きました。昔は、どこの農家さんでも、柿渋を採るために柿の木を植えていたそうですが、今となっては柿渋を使うこともなくなって、柿渋用の柿を採る木を植え、育てているのは、全国でも10件くらいしかいないそうです。その1件が、今日お世話になった農家さんでした。どの柿の木も、樹齢は100年を超えるそうです。とりわけ大きな柿の木は、樹齢200年だとか... そんな、すばらしい柿の木に巡り合えて、ボクはとてもうれしく思いました。ずっと残ってほしいものです。

一連の体験を終えて、農業指導のご家族にみんなでお礼を申し上げて、集合した場所にバスで戻って行ったのですが、最近畑仕事をしていないせいか、妙に疲れてしまって、バスに乗っているわずか30分の間に何度も意識がなくなってしまいました。予定では、解散後にボランティア仲間とちょっと打ち上げをしようと言っていたのですが、それもなく、帰宅しました。たぶんみんなもクタクタになっていたと思います。


2015年5月の振り返り

2015-05-30 21:07:15 | アーチェリー

今月は、今日でアーチェリーの練習は終わりです。明日は田んぼに行くので練習できないのです...

5月は、大型連休もあって、練習に集中できると期待していましたが、予定もいろいろ入っていて、それほど練習できませんでした。射型を見直したり、チューニングしたり、どちらかというと基礎固めの月になりました。

毎月最終練習日には、50mと30mの点数を記録することにしています。今日は、50mが271点、30mが318点、合計589点でした。4月より若干良くなりましたが、目標点数には達していません。ちなみに目標は、50m290点以上、30m320点以上です。

いつもは面倒なので、あまり真剣に取り組まないチューニングを頑張った結果、今までにないほど、ベアシャフトと完成矢が集まるようになりました。でも、完成矢が3時8点の時に、ベアシャフトがXという程度です。上手な人は全部ゴールドに入れますから、まだまだです。

射型はまだ目指しているところに達していません。今は、押し手の肩周りへの感度を高めて、丁寧に動きを確認しています。気持ちが緩むと大きく外れますが、真剣に臨めば大丈夫、矢はまとまります。スタンスが概ね決まったのがよかったです。

5月は、故郷のU山くんや、N西さんと、東の国の射場で会えたことがうれしかったです。

6月はオサムさんと合宿に行きます。合宿先ではミタじいにも会えるし、70mの試合にも出る予定があるので、楽しみにしています。合宿先で恥ずかしくないよう、6月前半は70mの練習に集中して取り組みたいです。


「人を伸ばす力」を読みました

2015-05-30 08:54:10 | 

エドワード・デシ、リチャード・フラスト「人を伸ばす力」(新曜社)を読みました。

街の大きな本屋さんの心理学コーナーに平積みされていて、この本の存在を初めて知りました。ボクは今、仲間のことで悩んでいます。その仲間は、いつもよくがんばっています。でも、気持ちの浮き沈みが激しかったり、ミスが増えたりしていて、何かの予兆ではないかと思って、心配なのです。

その道の達人に相談したところ、心理学の本を読んだらいいよ、とアドバイスを受けたので、本屋さんに本を探しに行って、この本を見つけたのです。先日読んだ大野裕「うつ病の認知行動療法」(きずな出版)も、その1冊でした。

著者は、一貫して、「自律」が大切であることが述べています。それも、自分の周りにあるモノやコトのために自律的であることは肯定せず、「内発的」であることを重視しています。目標を設定して、その達成を目指すことは自律性の発揮なのですが、何かひとつの目標(例えばお金儲けや業績や出世等)に執着してしまうのは、自分の周りにある外的なことのために自立しているにすぎず、いずれは健康を害してしまうと書かれていました。この辺りの加減がやや難しいように思いました。

この本は、いわゆるハウツー本ではありません。だから即効性のあるアイデアは書かれていません。本質を学んで自分で工夫しなければなりません。そういえば最近、「考える本」をあまり読んでいないなあ... 

ところで、沢庵先生が「心こそ 心迷はす心なれ 心に心心ゆるすな」とおっしゃっていて、ボクはこれまで、心理学の世界には足を踏み込みませんでした(やや短絡的かも...)。心は常に移ろう、とらえどころのないものだからです。でも、何をするにも「心」は避けられないわけで、今までの考え方を改めて、心理学の世界にも入って行こうと思いました。


未帰還矢、1...

2015-05-23 20:56:49 | アーチェリー

今日はセンターの射場に行き、弓のチューニングをしました。というのも、ベアシャフトが4本もできてしまったからです。どうしてベアシャフトが4本もできたかというと、傷みのあるヴェインを剥がした矢が何本かあって、残ったヴェインを統合した結果、完成矢が6本、ベアシャフトが4本になってしまったからです。先日、せっかく補給を受けたのだから使ったらいいのですが、どうも貧乏性が抜けなくて、ヴェインを節約してしまいます... 故郷のニャーが知ったら、また大笑いするかもしれません。ベアシャフトチューニングを済ませたら、ベアシャフト3本にヴェインを貼って、全部で9本の矢を使える状態にしようと思っています。

というわけで、午後から射場で、せっせとチューニングをしました。センターショットを確認した後、ベアシャフトチューニングをしました。ボクはいつも、どういうわけか、ベアシャフトが大きく左に外れます。今日も懸命にプランジャーを調節して、完成矢とベアシャフトを30mでゴールドにまとめようと躍起になりました。でも、完成矢は3時8点に、ベアシャフトは9時8点までしか集められませんでした。

その後、何度目かの30mで、完成矢3本、ベアシャフト3本を射ち、矢取りに行くと、完成矢のシャフトの先端がざっくり裂けていました。普通に的に当たっただけだったのですが、原因は分かりませんでした。もしかすると、ポイントが畳の中に残っていたのかもしれません。運悪く、その地雷のようなポイントに当たってしまったのでしょう...

最後に、18mでベアシャフトチューニングをしました(あまり意味はないかも)。一応、完成矢もベアシャフトも全部ゴールドに入ったので、チューニングはここまでにしました。

この矢は、著名なアーチェリー選手のなっちゃんから拝領したX10で、元のオーナーの性格と同様、矢もとても素直なので、重宝していたのですが、また1本、未帰還矢を出してしまいました。これで2本目です... 矢を失った日は、心も傷つきます。


「うつ病の認知行動療法」を読みました

2015-05-21 20:51:27 | 

大野裕「うつ病の認知行動療法」(きずな出版)を読みました。重々しいタイトルなのですが、マンガで書かれているので分かりやすかったです。今まで、この分野の本はほとんど知りませんでした。実は、心が少し風邪気味のおともだちがいます。傍目に見ていてとても痛々しいのです。それで、うつ病についても知っておいた方がいいかなと思い、街の大きな本屋さんでたくさんの本を手に取ってみた。でも、どれも難しかったのです。結局、この本を選びました。

自分にマイナスの暗示をかけないとか、考えを切り替えるとか、大切なことが書かれていました。著者は、認知再構成法(コラム法)という方法を紹介していて、この方法は使えそうだと思いました。「うつ不安ネット」という名前のWEBサイトもあって、ここでもコラム法の説明があります。

ボクはうつではないと思いますが、もしボクの心が風邪を引きかけたら、重くならないように自分を守れるかもしれません。