いち年ゆみ組のブログ

アーチェリーと、うちの植物たちと、読んだ本のことなどをのんびりと...

70m 280点台を回復

2015-09-27 17:46:30 | アーチェリー

今日も川向うの射場に行きました。70mの練習をしたかったのです。最初に近射をしてから、30mで行射しました。今日は校長先生から買い取った新しいタブを試してみました。今まで使っていたSAKER IIとは形が異なり、やや大きいので最初はなじみませんでした。でも、コツがあって、金属プレートの端っこを指の付け根に当ててタブを持つと、指の中にうまくタブが収まります。この方がドローイング時に手の平が痛くなることもなく、いい塩梅でした。

タブを変えてもあまり悪影響が出ないことが分かったので、70mで行射しました。数回行射した後、点数をつけてみました。最初から51点、52点が出て、おおっ、すごいと思ったところで失速して、次野エンドは47点... でも3エンドで150点ですから、ボクにとっては上々の出来です。ところがその後がさっぱりでした。45点平均くらいでヨタヨタと進んで、結果は280点ちょうど。280点を超えたのは今年の5月に、同じ射場で練習した時以来のことです。ようやく、いい感じが戻ってきました。不調が続いていたのは、タブが原因だったのかな...

昨日習ったことも含め、いろいろ試してみましたが、何をしても引きこみが甘いとダメ、ということが分かってきました。これからインドアシーズンに向けてコンパウンドの練習も少しずつ増やしていきますが、70mの練習は継続しておいて、来春の試合に備えようと思います。


佐渡紀行 2015年(3)

2015-09-27 17:43:21 | 旅行

佐渡第三日目。この日は、佐渡の南端、小木町に向かいました。ここには、「佐渡太鼓体験交流館」(通称「たたこう館」)があり、ボクたちは、たたこう館で太鼓を習う予定を組んでいたのです。

宿泊先から小木町までは、車でだいたい1時間ちょっと。真野湾を右手に見ながら湾岸ドライブを楽しむことができました。

たたこう館に到着したのは、午後12時過ぎ。約束していた時間は午後1時からだったので、お昼ごはんを食べ、散策してから、会場に入りました。山道を走っていて、突然、和風の大きな建物、たたこう館が現れます。この日の練習は、ボクといっこさんのふたりだけでした。

 玄関です。なんだか、昔の銭湯のような趣がありますね。

 館内です。太鼓がたくさん置いてあります。

 練習で使わせていただく太鼓です。全部音が違います。

ボクたち二人に太鼓を指導して下さるのは、宮崎先生です。有名な「鼓童」でも演奏されたそうです。先日、認知症予防に太鼓が効果的だと、とある番組で紹介されましたが、その際にテレビに出演されたのが先生です。傍にいるだけで元気が伝わってきて、ボクたちも元気になるような、そんな力を持っている方でした。

太鼓なんて、ドコドコと叩けばできると思っていましたが、重心を下げる姿勢をとって体幹を使って演奏するとか、力を入れてバチを振り下ろすのではなく、むしろ腕の力を抜くように等と、まるでアーチェリーにも通じる指導でした。早速叩いてみましたが、先生はボクたちの何倍も大きな音を出しました。それもまったく力みがなく...

しばらく先生と一緒に太鼓をたたいた後、今度は、樹齢600年のケヤキで作った大きな太鼓を使って先生が演奏して下さいました。生で、しかもソロで、しかも、ふたりだけのために演奏して下さるなんて、とてもありがたいことです。

先生は、太鼓の前に立つと、まるで伸脚体操をするかのように大きく足を広げ、腰を下げ、体幹を立ててから、腕をまっすぐに上に伸ばし、徐々に背中を反らせたかと思うと、素早く打ちおろして、ドンッと太鼓をたたきました。お腹に響く重低音のなんと心地よいこと。それから、その姿勢と動きのなんともしなやかで、美しいこと。和の美、ここに極まると言っても言い過ぎではありません。その後、リズムに乗って連打が始まり、数分間演奏して下さいました。譜があるのでしょうが、どちらかというと先生がアドリブで奏でているようにも聞こえました。

写真を撮らせていただくか、録音をさせていただければよかったのですが、とにかく感動してしまいました。ボクたちも、この大太鼓と、もう一台ある大太鼓を、好き放題やっちゃってくださいっと先生がおっしゃるものだから、ドンドコ叩きました。

太鼓を叩くって、こんなに気分がすっきりするものだとは思いませんでした。練習を終える時、お土産の曲をひとつプレゼントしていただきました。先生のお手本を聞くだけではとても難しくてできないと思いましたが、何と歌に乗せて叩けば、すぐにできてしまいました。頭で考えてしまうと動けません。でも、身体を動かす、つまり声を出すことと太鼓をたたくことから始めたらできてしまうことに、感心しました。そういえば、昔の習い事って、理屈よりも先に身体で覚えろと言われたように思います。

いろんなことにびっくりしましたが、たたこう館を出た後も宮崎先生がボクたちに手を振って下さっていたのがとても印象的でした。またぜひ、たたこう館に行って太鼓をたたきたいです。

たたこう館から宿泊先に戻って、お寿司をはじめ、佐渡のおいしいものをたくさんいただいて、翌日、東の国のボクたちの家に帰りました。

次に佐渡に行くのは、たぶん来年5月頃ですね。本当は佐渡でお正月を迎えたいのですが、海が荒れると船が出なくなって戻れなくなるおそれがあるので、ちょっと行きづらいのです...


佐渡紀行 2015年(2)

2015-09-26 19:06:23 | 旅行

佐渡二日目。この日は法事があり、お寺さんに行きました。お寺さんではお坊さまがお経を唱えて下さいます。つまり、ライブお経!! ずっと聴き入ってしまいました。その後、ボクたちは町を散歩しました。

まず、竹細工のアトリエに向かいました。ここでは、有名な竹細工師が緻密な作品を制作しています。ボクたちがお邪魔した時も、作品と向き合って作業をされていました。

師によると、竹をナタで割って、細くて薄い帯をたくさん作り、その帯を編み上げていくそうです。この帯はとてもしなやかで、師が2,3本手にとって、クルンと結んでも折れませんでした。少しでも厚いか薄いと、パキッと折れてしまうのだそうです。じーっと作業の様子を見せていただいて、お礼を言って帰ろうとすると、これをどうぞと言って、一輪ざしをひとつ譲って下さいました。さすがに師のお名前までは彫られていませんでしたが、大事にしたいと思います。

アトリエを出て、次は「そのひぐらし庵」に向かいました。

ここでは織物を制作しています。大きな機織り機が置いてあり、作業の様子を見ることができます。この時は作業をしていなかったので、庵にいらっしゃった女性とお話して過ごしました。退出する際、これを持っていって、と大きな「アケビ」を3つ、譲って下さいました。朝、山に行って採ってきたものの、どうしようかと思っていたそうです。

「アケビ」は、もちろんそのまま食することができます。でも、アケビをぬか床に入れてもよいそうです。ぬか床に入れる時は、パン粉も入れて、クッチャクッチャ練り込んで、キュウリやナス等を漬けこむとよいと教えて下さいました。

「そのひぐらし庵」を出て、坂道を登って行くと、少し見晴らしがよくなり、道遊の割戸(どうゆうのわれと)と呼ばれる金山の跡を望むことができました。山の上から金をどんどん掘って行った結果、山が真っ二つになってしまったのだそうです。昔のことですから、掘削機械はないので、ほぼ手掘り。それでこんなに掘ってしまうとは、何と人間の欲の深いこと...

ここからボクたちは坂道を下りました。

途中のお寺さんでは、彼岸花が群生していました。いつも決まって、お彼岸に咲きますね。時計も見ないのに、自然ってすごく正確ですね。

休憩処から海を眺めたところです。空も海もきれいな青ですね。

版画が展示されている「佐渡版画博物館」です。古い建築で、見ているだけでも飽きません。

版画博物館のそばにある「時鐘(じしょう)」です。古い町並みが残っていて、町全体がとても風情が感じられます。

この日は、お買い物に出かけ、いつもお世話になっている酒造メーカーにお邪魔してお話をしてきました。でも、その帰りのこと、急にお腹が痛くなりました。でも、下腹部ではなくて、胃から上が痛み、吐き気がしました。いっこさんに聞くと、アケビが当たったとのこと。さとこ姉にも聞くと、アケビだねっ、とのこと。確かに、アケビを食べたのは生まれて初めてのことでしたが、まさかアケビにやられるとは思ってもみませんでした。仕方がないので、ドラッグストアで薬を買ってもらって、すぐ服用し、いっこさんたちがお買い物をする間、じっとしていました。すると1時間も経たないうちに、楽になってきたので、一安心しました。今度から気をつけます。


佐渡紀行 2015年(1)

2015-09-26 18:32:15 | 旅行

9月21日~24日の予定で、佐渡に行きました。幸いなことに、ずっといいお天気でした。

東京駅から「MAXとき」に乗って一路新潟へ、約2時間の旅程です。新幹線の車体に描かれた「トキ」は、本当にきれいですね。大好きです。

直江津港からは、ジェットフォイル「ぎんが」に搭乗しました。撮影したのは佐渡の両津港です。青空がとてもきれいですね。

佐渡、第一日目は、海の幸のおもてなしを受けました。脂ののった秋刀魚の塩焼きと生のサザエです。ボクは、秋刀魚のアラが苦手です。でも、新鮮な秋刀魚を焼いた場合は、食べることができます。何だか甘みがあって、おいしいです。この日の秋刀魚は新鮮そのもの。頭と骨だけ残して、あとは全部食べてしまいました。サザエもコリッコリッとして、水揚げしたその日でなければ食べられないそうです。佐渡だから食べられる食材ですね。

 


般若心経とアーチェリー

2015-09-26 18:10:27 | アーチェリー

先日、高野山一乗院「心を整える高野山のお経CDブック」(アスコム)を購入しました。ずい分前から般若心経を覚え、諳んじることができるので、CDを購入しなくてもいいかと思ったのですが、本の帯に「聞くだけで心がおだやかに!」と書かれていて、つい購入してしまいました。ちなみに帰宅後、いっこさんに見つけられ、呆れられてしましました...

早速聴いてみたところ、聴いているだけで、確かに気持ちが静まります。般若心経のパートが聞こえてくると、CDに合わせて唱えてみました。すると、気持ちは落ち着いたままなのですが、適度に覚醒します。でも興奮したり、緊張することはありません。

アーチェリーは、覚醒水準が低いスポーツ(児玉光雄「上達の技術」(ソフトバンククリエイティブ)p54)だそうですので、興奮してもダメだし、かといって眠い状態でもダメだし、どのあたりが適度なのかよくわかりませんでした。

でも、お経を唱えている時の覚醒の程度って、実は丁度良いのではないかと思いました。眠くなるとお経を唱えられないし、暗唱できるまで覚え込んだお経なら、必死になることもないので、緊張したり、興奮することもない... 何より、ずっと唱え続けるわけですから、腹式呼吸にしないと息が続きません。腹式呼吸にして重心を下げるという点でも、効果があるのかもしれません。

実は、9月20日に試合会場に向かっている時に、CDに合わせて般若心経を何度も唱えました。その効果かもしれませんが、行射中に重心が上がりにくかったし、何だか落ち着いて試合に臨むことができました。それに、今季で一番いい点数を出せました。ところが、行射中に頭の中で唱えることで、緊張しなくて済むかと思ったのですが、行射に意識が捉われて、お経を唱え続けることができませんでした。まだまだ未熟です。

科学的な検証のない、いわゆる「思いこみ」にすぎないのですが、ボクにとっては試合前に般若心経を唱えることがプラスになるのかもしれません。