goo blog サービス終了のお知らせ 

いち年ゆみ組のブログ

アーチェリーと、うちの植物たちと、読んだ本のことなどをのんびりと...

ことばに出会う(13)

2015-11-03 18:03:14 | ことばに出会う

今日はいっこさんと一緒に、平林寺(へいりんじ)に行きました。紅葉を見に行ったのですが、あいにくまだ紅葉は始まっていませんでした。

お寺の拝観受付所で拝観料を納めると、その代わりに境内の地図をいただきました。地図を開くと中にお札が1枚入っていました。そのお札には、こんなことばが書かれていました。

平常心是道(びょうじょうしんこれどう)

お札の裏に「日常ありのままの心、すなわち、惜しい、ほしい、憎い、かわいい等の煩悩そのままが平常心であり、それに徹して生活してゆくことが道であり、禅の真髄」と書かれていました。

中国の南泉禅師のおことばです。ありのまま、ということでしょうか...

帰宅後、インターネットでこのことばを調べたところ、平常心を求めようとすること自体、このことばにそむくのだとか。大変奥深いことばです。


ことばに出会う(12)

2015-05-01 20:45:21 | ことばに出会う

何となく、木村弓さんの「いつも何度でも」を聴きたくなりました。実は、すばらしいことばがたくさん詰まった歌ですね。ことばが沁み込む感覚を、ずいぶん久しぶりに味わいました。

「繰り返すあやまちの そのたび ひとは
 ただ青い空の 青さを知る」

「生きている不思議 死んでいく不思議
 花も風も街も みんなおなじ」 

「かなしみの数を 言い尽くすより
 同じくちびるで そっとうたおう」 

自分にはどうしようもない、なすすべのない出来事に遭った時、こんな心境になるのかな...


ことばに出会う(11)

2015-04-11 11:08:52 | ことばに出会う

「大きな壁にぶつかったときに、大切なことはただ一つ。壁の前でちゃんとウロウロしていること。」

                             玄田有史(『希望のつくり方』 岩波新書 200頁

このことばは、ボクがいつも拝見するとある大学のホームページに掲載されていて知りました。実際、「希望のつくり方」という本も、これをきっかけに読んでみました。いい本だと思います。

アーチェリーでも、他のことでも、大きな壁が立ちはだかった時、ウロウロではなくオロオロしてしまったり、逃げてしまったり、他人に頼もうとしたり、とかく壁から離れたいと思う気持ちが強まります。でも、自分で、いつかは壁を乗り越えるきっかけを見つけられるのかもしれませんね。ボクはこのことばを、そのように受け止めました。

ちなみに、アーチェリーでは70mダブル戦で600点というのが越えられない壁です。頑張ってもまだ手ごたえがありません。視点を変えた方がいいかもしれません。でも、ミスチルの「終わりなき旅」あるように、この壁を上った時気持ちいいんでしょうね...

 


ことばに出会う(11)

2015-02-07 09:23:19 | ことばに出会う

「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります」

                 ヴァイツゼッカー元ドイツ大統領

この記事は、日本経済新聞(2015.2.3)の春秋という欄で見つけました。

ボクは歴史を学ぶのが好きです。歴史を学んでどうするの?と尋ねられることがあります。でも、今の自分は、過去からの連続が積み重なった存在だし、いろいろな組織、国、世界すべて、そうだと思います。

だから、ボクは、「今」を考える時に、「今まで」に目を向けることも大事だと思います。歴史を学んでどうするの?という質問への答えが、ヴァイツゼッカー氏のこのことばに集約されています。


ことばに出会う(10)

2015-01-31 09:25:44 | ことばに出会う

「人の生涯は草のよう。
 野の花のように咲く。
 風がその上に吹けば、消えうせ、
 生えていた所を知る者もなくなる」

                    「詩編」第103章15-16

ボクたちは、楽しいことが続くと、いつまでも「今」が続くと思ってしまいがちです。でも、いつかは終わりがあります。だから、一日一日を大事に暮らしたいなあとボクは思います。