天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

ループセクション4

2017-05-17 | レイアウト
レイアウト解体のタイムリミットが迫るなか、極力手抜きして作業をしようと心がけています。
今では必要な材料はネットで買えますので、時間をかけて買い物にいくこともなく、便利になりました。
ネットで買い物をしていますと、サイトが関連商品を勧めてきたりします。鬱陶しく感じることもありますが、おっ、こんなメーカーからこんな商品が出てるんだと新しい発見もあって楽しいです。



その中に、あまりにも安い樹木がありました。100本で2000円だったり、30本で500円とか、信じられない安さです。メーカー名もよくわかりませんし、海外発送みたいです。時短の目的で樹木は作らないと決めましたが、まあ完成品でこの安さならいいかなと、モノは試しでいくつかの種類を購入しました。
1週間くらいで怪しい袋に入った商品が届きました。既に段ボールには緑色の細かいスポンジがこぼれています。嫌な予感がします。
日本語が何一つ書かれていない袋を開けますと、100本の樹木がギュウギュウに詰め込まれており、袋の下のほうにはこぼれ落ちたスポンジがどっさり入っています。詰め込まれているので樹木どうしがくっついており、ひとつ剥がしますとスポンジがとびちり、恐らく半分以上スポンジが剥がれたのであろう樹木になりました。さらにトントンと振動をあたえると、またはらはらとスポンジが落ちていきます。安かろう悪かろう、まさにそんな感じです。
20本ほど引き剥がし、袋の下にたまったスポンジをかき集め、樹木にゴム系接着剤を塗ってスポンジを散布していきます。この作業がしたくないから完成品を購入したのに、結局こうなります。



しかし、背景のベニア板にそって植林しますと、高さ、ボリュームがでて一気に賑やかになりました。ただ、色が明る過ぎる緑色で、このセクションに植えるとおもちゃらしくなってしまいました。ここまでは想定内で、濃いめのボンド水溶液を霧吹きしてコースターフを撒けばいいだろうと思っていましたが、これがボロボロこぼれ落ちるだけでうまくいきません。結局、コースターフをボンド水溶液で和え物のようにし、樹木に刷り込むように塗りつけていきました。これが惨めで忍耐力のいる、時間のかかる作業でした。
最終的には高さがでていい感じになりましたが、今まで同様に樹木を作製したほうが時短になったと思います。ただ、安くはつきました。



撮影しやすいように地形を作ると平らな部分ができましたので、ストックしてあったジオラマコレクションの『農家』を建てました。
架線柱は、もう架線を張らないことにして適当に立てます。
このレイアウトの中では急な曲線の区間ですが、車両を走行させるとなかなかいい感じだと満足しています。