天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

伊豆急行

2012-06-18 | 日記
修善寺に行った目的の2つ目は、私が所属する同好会主催の「伊豆急100系貸切イベント」に参加するためでした。
前夜は鉄道話に花が咲き乱れ、深夜の就寝となりましたが、早朝に起床し、修善寺を立ちます。



伊豆箱根鉄道で三島まで出て東海道線で熱海へ。熱海から伊東線、伊豆急行に乗って伊豆高原駅へ向かいます。
徐々に参加者も集まってきます。



列車の乗車前に、車庫に案内していただきました。
ここで伊豆急100系の実車に纏わるお話しや、復活までのエピソードを伺いました。
伊豆急行さんの100系に対する熱い思いが感じ取れます。



庫の横を歩いて行ったところで、いよいよ伊豆急100系とご対面。思わず歓声をあげてしまいます。



記念撮影をした後は、これまでに使用された様々なヘッドマークを取り付けての記念撮影。このような準備までしていただいた伊豆急行さんに感謝です。




100系の隣には、ラッピングを外した8000系が停まっていました。これだけ見ると、まさに昔の東急8000系です。
このような姿をみられたのも貴重なことです。



車庫見学が終わり、再び伊豆高原駅へ。ホームで入線を待ちます。
この日はCS番組のロケがあるようで、取材クルーがいました。最近では実にマニアックな鉄道番組も放送されていて驚きます。
入線してきた100系は、荷物と私たちを乗せ、2分の停車で慌ただしくドアを閉めました。
10時16分、いよいよ発車です。



往路は無停車。伊豆熱川、伊豆稲取、河津の各駅は、特急も含めて全ての列車が停車するので、通過自体が貴重な体験となります。
車内の壁面広告のスペースには、100系復活までの修理工程を纏めた写真が展示され、中吊り広告は、伊豆急100系が現役の頃に実際に吊るされていた広告の復刻版が掲示されていました。意匠には「国鉄」の文字もあちらこちらに見受けられます。



お弁当が配られました。これも、伊豆急100系がデザインされた包み紙のもの。細かい演出が、イベントを大いに盛り上げます。



10時56分、40分の乗車で伊豆急下田に到着。ここではナント、国鉄色に復元された185系と並んでくれました。グリーンストライプとハワイアンブルーの共演、これぞ伊豆という光景です。



駅で時間があったので、しばし100系を観察します。
100系は冷房改造がなされ、この復活車にもクーラーキセが載っていますが、よく見ると中はスカスカ。キセだけ載せた、非冷房車です。



いろんな列車がやってきますが、リゾート21「ドルフィン号」との並びも実現しました。
ハワイアンブルー同士の共演です。伊豆にはこの色が似合います。



伊豆急下田を12時50分に発車。
帰路はいくつかの駅で退避をし、伊豆高原には13時33分に到着しました。

名車・伊豆急100系の復活すら驚きましたが、その列車に実際に乗ることが、しかも貸切イベントで実現し、さらに車庫見学まで付いて、大満足の旅程でした。

大阪へは沼津から373系の「ホームライナー」で浜松まで行き、そこから新幹線、名古屋から最終の近鉄甲特急で帰りました。



私鉄特急・JR東海の様々な車両・185系の快速・鉄道模型・車庫見学・100系貸切と、鉄分たっぷりで「お腹一杯」になった1泊2日の旅となりました。