今月上旬のニュースにもあったが、ドクター中松という町の発明家が、アメリカでIg(イグ)ノーベル賞を受けた。そのパーティなんつうもんがあったが。
Igとは、インテリジェンスなんとか。普通のノーベル賞よりもグレードが高いということらしい。数年前には、バウリンガルという玩具も受賞している。人間と犬が会話できるという発明で。本当に会話できたらすごいぞ、しかしあの玩具は、6種類だったかの判定で、「犬は怒っています」「遊んでもらいたい」などだったけど、そんなの飼い主なら誰でも分かるという説もあった。
彼の話しによれば、本来のノーベルはスウェーデンの王室が審査するもので、対して不愉快に思ったアメリカ人がこれを始めた。歴史のないアメリカが、実は実生活に本当に即している発明に与えるとなっていて、主催は、ハーバード大学と、付随してマサチューセッツ工科大学。でどうして、こんなものが、少しの権威があるのかというと、賛同もしくは、受賞のプレゼンターに、本当のノーベルを受賞した連中が参加しているということにある。で、実態はというと、ハーバードやマサチューセッツ工科には、ノーベルの受賞者がゴロゴロ転がっているわけだ。そのキャンパスの学生が、学園祭の一環として、「こういうものはどうか」と連中に提案すると、過去の受賞者は「それはおもしろい」と賛同したことになった。15年前の話だ。受賞者もすでに老いらくになって、学生のユーモアイベントに賛同というわけである。
で、中松の今回の受賞は、「活脳寿命」というものだが、「三日前に食べた食事が、今日の自分を支配する」という結論で、実験は、彼はこの35年間の毎日の食事を写真に撮影して、その経験則から、この結果を導き出したとなっている。お笑いもの。その過程には、「レストランのレシピを盗む」と間違われたり、もちろんいつもポケットにカメラもっていいたわけで、しかも1万枚という写真をファイルした、その笑い転げる苦労に対して敬意を表したというムキもある。
さて彼が言うには、例えば本日は会社の決算日で、数字の計算がたくさんあるのだが「どうも、計算を間違う」と思ったときに、三日前の食事を思い出すと、それは天ぷらだったとする。つまり天ぷらは、「数字計算には悪影響の食べ物だ」という結論になる。あるいは、少し運動したときに「調子がいい」という日には、三日前にステーキを食べていたりして、それが理由になる。まさに実生活に基づいた「革命的な発想」だと、お笑い話。
話はさらに拡大して、それでは食い物によって、長寿になったり、美しくもなったりするだろうという飛躍が、これは受賞の対象にはなっていないが、彼は飛躍的にものを解釈する。(以下は拡大解釈である)。そんなわけで、頭のよくなる食べ物と、悪くなる食べものがあるという、結論を導く。そして、自分が考案した、サプリには、55種類の頭のよくなるものが混ざっているといい、それを食事に振り掛けたり、混ぜたりすれば、どんどん頭がよくなって、それが10日分で1800円程度だから、お求め下さいと、発明商品の販売をしているのが、中松の本業となる。
彼はエジソンを凌いで、過去に3000件の発明をしているそうで、最大の物は、ストーブに石油を入れるときのポンプだそうで、他に必ず入るパターとか、長生きする椅子とかいろいろある。
そのサプリは「頭のよくなる」といって、今後販売するのかもしれないが、しかし、これは厳密に薬事法に違反すると私は思う。笑って見逃される場合もあろうが。でも内容はといえば、おおよそ動物性コレステロールはダメで、豆腐や納豆の大豆、海藻類、植物性タンパクなどで、まあ世間で言われているもの。さらに食事は1日一回の1200カロリーが適当で、しかも食事後には、ハードな運動が必要だといい、彼は35トンの負荷をかけているというが、方法は分からない。いつも食事はホテルオークラと、そのエアロビ室で運動しているというから、興味ある人は見に行く価値があるかも、ないかも。歩き、ジョギングなどの有酸運動は体を痛める悪影響しかないと言い切っているのだが、このあたりは、もちろん受賞外のことで、不確か。怪しい。
ただこの人は「貴方の考えには賛成できない」といっても、「それならキミは早死にするだけだね」といい、怒らないことが、多くの友人を持っているキャラとなっている。御年77歳。
Igとは、インテリジェンスなんとか。普通のノーベル賞よりもグレードが高いということらしい。数年前には、バウリンガルという玩具も受賞している。人間と犬が会話できるという発明で。本当に会話できたらすごいぞ、しかしあの玩具は、6種類だったかの判定で、「犬は怒っています」「遊んでもらいたい」などだったけど、そんなの飼い主なら誰でも分かるという説もあった。
彼の話しによれば、本来のノーベルはスウェーデンの王室が審査するもので、対して不愉快に思ったアメリカ人がこれを始めた。歴史のないアメリカが、実は実生活に本当に即している発明に与えるとなっていて、主催は、ハーバード大学と、付随してマサチューセッツ工科大学。でどうして、こんなものが、少しの権威があるのかというと、賛同もしくは、受賞のプレゼンターに、本当のノーベルを受賞した連中が参加しているということにある。で、実態はというと、ハーバードやマサチューセッツ工科には、ノーベルの受賞者がゴロゴロ転がっているわけだ。そのキャンパスの学生が、学園祭の一環として、「こういうものはどうか」と連中に提案すると、過去の受賞者は「それはおもしろい」と賛同したことになった。15年前の話だ。受賞者もすでに老いらくになって、学生のユーモアイベントに賛同というわけである。
で、中松の今回の受賞は、「活脳寿命」というものだが、「三日前に食べた食事が、今日の自分を支配する」という結論で、実験は、彼はこの35年間の毎日の食事を写真に撮影して、その経験則から、この結果を導き出したとなっている。お笑いもの。その過程には、「レストランのレシピを盗む」と間違われたり、もちろんいつもポケットにカメラもっていいたわけで、しかも1万枚という写真をファイルした、その笑い転げる苦労に対して敬意を表したというムキもある。
さて彼が言うには、例えば本日は会社の決算日で、数字の計算がたくさんあるのだが「どうも、計算を間違う」と思ったときに、三日前の食事を思い出すと、それは天ぷらだったとする。つまり天ぷらは、「数字計算には悪影響の食べ物だ」という結論になる。あるいは、少し運動したときに「調子がいい」という日には、三日前にステーキを食べていたりして、それが理由になる。まさに実生活に基づいた「革命的な発想」だと、お笑い話。
話はさらに拡大して、それでは食い物によって、長寿になったり、美しくもなったりするだろうという飛躍が、これは受賞の対象にはなっていないが、彼は飛躍的にものを解釈する。(以下は拡大解釈である)。そんなわけで、頭のよくなる食べ物と、悪くなる食べものがあるという、結論を導く。そして、自分が考案した、サプリには、55種類の頭のよくなるものが混ざっているといい、それを食事に振り掛けたり、混ぜたりすれば、どんどん頭がよくなって、それが10日分で1800円程度だから、お求め下さいと、発明商品の販売をしているのが、中松の本業となる。
彼はエジソンを凌いで、過去に3000件の発明をしているそうで、最大の物は、ストーブに石油を入れるときのポンプだそうで、他に必ず入るパターとか、長生きする椅子とかいろいろある。
そのサプリは「頭のよくなる」といって、今後販売するのかもしれないが、しかし、これは厳密に薬事法に違反すると私は思う。笑って見逃される場合もあろうが。でも内容はといえば、おおよそ動物性コレステロールはダメで、豆腐や納豆の大豆、海藻類、植物性タンパクなどで、まあ世間で言われているもの。さらに食事は1日一回の1200カロリーが適当で、しかも食事後には、ハードな運動が必要だといい、彼は35トンの負荷をかけているというが、方法は分からない。いつも食事はホテルオークラと、そのエアロビ室で運動しているというから、興味ある人は見に行く価値があるかも、ないかも。歩き、ジョギングなどの有酸運動は体を痛める悪影響しかないと言い切っているのだが、このあたりは、もちろん受賞外のことで、不確か。怪しい。
ただこの人は「貴方の考えには賛成できない」といっても、「それならキミは早死にするだけだね」といい、怒らないことが、多くの友人を持っているキャラとなっている。御年77歳。