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sptakaのブツブツDiary

sptakaさんは、毎日ブツブツ発言しています。

3月16日(木)それでも大リーグは公平だ

2006-03-16 21:46:52 | 芸能・スポーツ・ヒューマン
 王ジャパンが負けたのは、やはりザル内野だった。西武の松井も、巨人の松井も、日本にいたときはゴールデングラブだった。あれで守備の王様か? 西武の松井などは年間に30回くらいエラーして、巨人の松井も毎度のように15回くらいエラーしている。こんなエラー王が、日本ではゴールデングラブだった。それだけみても、ザルだったことが分かる。今日は韓国に負けたけど、やはりひどいエラーの連続だった。イチローがフライをエラーして、さらに三塁守備がエラーして、共に走者を生かしたね、これじゃ勝てない。
 アメリカの審判が不公平だといわれるが、多少お粗末なのは分かる。しかしいったいお粗末だったら何がいけないのだ。この大会で優勝したところで、その意味はいったい何なのだ。小学校の運動会程度だぞ、こんなもの。昔も巨人がオリオールズをオフに招待して日米決戦だといっていたけど、こんな決戦などはいつだって作れるものだ。
アメリカの審判のことをいうなら、その前にどうして日本の監督は、阪神の岡田じゃなくて、王なんだ。しかもそれは長島の変わりというのは、どういうことだ。参加そのものが読売の社内チームであって、あんなものはジャパンじゃない。読売だ。それをジャパンといっていることに、すでに誤りがある。
 そもそも野球などはアメリカだけで流行っているゲームに過ぎない。そんなこと歴史上十分に承知してのことだから、そこに読売が参加しただけのことで、存在そのものがおちゃらけであるのだから、その中で楽しめばいいだけのことだ。それを理解すればけっこう面白いとは思っていたよ。ただ、日本には勝てる要素はなかったね。
 でもね、こんなことが続いていると、そのうち韓国がワールドシリーズに参戦してしまうと思うけど。ワールドシリーズプレーオフというのは、なぜか8チーム参加で、2チームは余計になっている。1チーム枠韓国によこせといえば、日本に先立たれるね。中国に負け、韓国にも負けてしまうわけだ。
 それでも野球はサッカーよりもいいよ。いつも思うのだが、ジーコジャパンは、サッカー協会の川渕の個人的なプレイベートチームでしかなくなった。あんなのも、ジャパンじゃない。サッカーはついに10年前にJリーグを立ち上げて、商売興行が成功し始めたというのに、なぜかいつまでたっても文部省のサッカー協会が幅を利かせている。あれは文部省の天下り役人の巣窟で、スケート連盟や、高校野球連盟がそうなのは仕方がないとしても、サッカーはそろそろ独立してもよさそうなのに、それができない。役人天下りが、Jリーグというプロ商売を成功させたサッカーを未だに管理したがっているわけだ。
 にくらべれば、プロ野球には、野球協会というものがなくて、ナベツネ個人組織のコミッショナーだとか、プロ野球機構ってのがあって、まだ民間経営になっていると思われるんだけど。
 スケートなどは、連盟がガチガチに抑えていて、静香も真央もいわば連盟や協会の飼い犬なんだね、実態は。そういうのがアマスポーツの悲しいところでね。
 野球は長年妙に読売に牛耳られていたところから卒業するべきだし、サッカーはプロだというのに、協会に半分飼い殺しにされているしさ、まだまだショービジネスとして大人になりきっていないね、日本は。


3月10日(金)浅田真央はババアか

2006-03-10 18:49:51 | 芸能・スポーツ・ヒューマン
 中3の浅田が、同じ中3の韓国に負けた、2位だ。ジュニアを卒業してシニアにでて、グランプリファイナルで優勝し、トリノに出ても確実に金だと言われていたのに、何でまたジュニアに出て負けたんだ。すでにババアか。試合で負ければ何でも言われる。じゃ、言おう。
 こいつはスケート連盟金儲けの犠牲者でもある。通常はシンボル選手になって、活躍してからプロになる。ところが彼女はシンボルでもないのに、CMはすでにプロで、柳葉とコカコーラに出ているらしい。見たことはない。一世風靡のたこ踊りから出世したのが柳葉だが、こんなのとCM競演して、五輪にも出てないものがすでにCMギャラ2千万円は自分元ホスト経営の父親にプレゼントしたか。彼女にとってはいい話なのだが、これは旧態依然としたスケート連盟とJOCの秩序を乱した。出る釘が打たれたということだ。こんなんじゃ、もう戦えない。
 真央本人よりも有頂天になっていたのは、山田という軽率なコーチだったのかもしれない。山田は15年も前に伊藤みどりで五輪銀を経験していたのだが、まだ五輪未出場のこの中学生に、伊藤以上のものを見つけて「(トリノに)でれば金」と有頂天になっていた。そういうのは出てから言えばいいのであって、つまりトリノで金ならば、4年後には「ダイアモンド」だと言いたかったのか。女の子は成長と生理と受験で、飛べたものが飛べなくなる。水泳の岩崎が金とったのも中3で、以降彼女は自分の記録さえ抜くことができなかった。そんなもんだ。教え子の生理すら忘れてしまって軽率発言したとすれば、山田はすでに生理も終わったような不必要な女(慎太郎がこういっていた)になったということだ。ババアの勘違い。ババアが教え子もババアにしてしまった。
 もしくは、伊藤みどりの頃は、五輪以降でもCMなど考えられなかった。たかが、一世風靡OBとのコカコーラ2千万円程度で、うろたえたか。少なくとも菜々子ちゃんのように、5千万円のCM6本獲得してからうろたえてくれ。山田はコーチとしてまだ未熟だったとしか思えない。女は軽率だとこういう事例を引き合いに出される。
 女の選手に本当は女のコーチというのは無理である。女子マラソン、女子体操、女子バレー、女子カーリング、すべてコーチは男である。例外的に、女子コーチで成功したのは、ソフトボールとこのフィギュアだけ。でもソフトはついに金は取れなかった。荒川静香は男のコーチを雇った。つまりコーチが選手に焼餅焼くわけだ。女同士というのは嫉妬が固まる。所詮山田もそれだけのコーチに過ぎないということだ。真央がさらに世界チャンプを狙うというなら、山田と縁を切ってロシアの男をコーチにしてくれ。アイスショーをやりたいと言う荒川は、志望は誉めても、あのガラクタ英語には辟易した。なら真央はさっさとロシア語と英語をマスターしよう、外人と同棲した聖子のように。山田の限界というのは、せいぜいグランプリファイナルで一度だけ世界一に真央をしたというだけで、もうこれ以上は望めない。フィギュアの賞味期限は中3までだ。ファンもロリロリ連中が多い。それを暗に認めているのが連盟だ。ちなみに荒川はもう滑らないでしょう、競技会では。滑っても真央に負けるし、その真央も韓国に負けたのだから。プロになって、エロ・フィギュアに進むしかなくなったね。五輪の金というのは、誰もが最終目標だってことだ。金の継続なんて、通常は無理。こういうのが、女の子供対象のアマスポーツの限界なんだね、残念だけど。
 いいことを一つだけ。五輪の翌月に世界選手権など、他の種目ではありえないことです。ノルディックは五輪の翌年と、五輪の前年に行われる。サッカーのヨーロッパ選手権も、Wを挟んでのことでしょ。その意味ではフィギュアは世界大会が沢山あって、これはいいことなのです。五輪でも、世界選手権でも、グランプリファイナルでも、そのどれに勝っても「私は世界一」と言うことが許される。テニスと同じだね。全英も、全米も、全豪も、全仏も、年に世界一になるチャンスが4回もある。これは競技者にとっては、パイが大きいことでいいんです。だからチャンスは沢山ある。今日真央はジュニアで負けたけど「真央は世界一」といっても間違いじゃない。それはグランプリファイナルに勝ったから。静香も世界一。日本に世界一が二人いるということは、これは誉められたことです。これを「変だ」とういのは素人であって、ならその彼が10億円出資して「僕の本当の世界一大会」を開けば、三人目の世界一がそこに登場する。大人の市場というのは、そういうことです。

3月2日(木)ニッポン代表対巨人

2006-03-01 23:15:57 | 芸能・スポーツ・ヒューマン
 30年位前に、猪木がリングに上がって「ジャイアント馬場の野郎、俺と勝負しろ、さっさと出て来い」と叫んでいたが、馬場は「タダでプロレスやるわけにゃあ、いかないさ」といっていた。ギャラが発生するイベントを設定すれば、いくらでも猪木と勝負するというわけだった。あれは猪木の悪乗りパフォーマンスだったというわけ。
 日本代表対巨人なんて、昨日やっていたけど、ドームでこういう猪木対馬場みたいな、へんてこカードを組んだとしても客が入るからいい。しかしその前の日には日本対中国という野球の試合をして、18対0で日本は勝ったのか? こんな草カード、ほんとにオールスターで戦ってどうすんの?国見だって、県予選は2軍に試合やらせているぜ。
 野球の日本代表といっても、タダのオールスターのメンバーだし、サッカーに10年遅れて、同じことやってるだけ。日本代表1番バッターのイチローと叫んでも、なんか空しいんだよね。スノボーのアメリカは、五輪だけは出てやるけど、Wカップには出ませんというプライドがあって、それで軽く金メダルとったよね。野球は、どんな草イベントでもいいから、日本代表のオールスターで、試合をやらせろと欲求不満なんだよ。つい昨日までは、巨人戦は満員だったけど、もうガラガラ。ようやく危機に少し気が付いて、しかしいまさらオールスターなんて、こんな真冬に見たくないもんなあ。あれは真夏にビール食らって、セとパが争うもんでさ、中国相手にやられても、なんだか「アホ」の一言で終わらせたいよ。
 しかも、ほとんど日本人を無視していたイチローが、ライバル松井が出ないもんだから、プロ入りして初めてはしゃいででしゃばっていて、お前のこれまでのキャラはいったいなんだったんだ?そうか、来年はメジャーも首で引退したら、また拾ってもらいやすいように、ついにプロ野球に媚売り出したんか。お前には野茂の根性のかけらもありません、正体ばれたね。
 野球なんていうもんは、世界なんて存在しませんよ。大相撲の貴乃花がさ、中国と、韓国相撲選手に勝って、「これでアジアの横綱ですね」といわれたら、喜ぶんか?本気かね。野球はアメリカに始まって、アメリカで完結するんだよ。他国なんか相手にしていないね。相撲と同じさ。だから本気でプロ野球がアメリカと対戦したいのならば、日本シリーズ10月中に終わらせて、勝ったロッテは、Wシリーズの8分の1に、参加すればいいんだよ。それだけの話だ。そういうことやらずして、シーズン始めの3月に、アメリカ行って、2軍と試合してさ、何が世界一、世界二なんだろべ。サッカーWカップ選手は、五輪でさえ相手にしてないんだぜ。日本のプロ野球は、三流イベントにオールスターで参加して、じゃいったい目標は何なんだ?プライドは、ああそうか、とっくにないもんなあ。本来はナベツネの自宅の庭の飼い犬が巨人だったっけか。

2月27日(月・夜)たかだか20年前の話だぜ

2006-02-27 19:51:20 | 芸能・スポーツ・ヒューマン
 五輪が閉幕した。「荒川静香(プリンスホテル)は、金メダルを掲げ、アイスダンスの木戸章之に肩車をされて会場に入ってきた。開会式は参加出来なかったため、参加するのを楽しみにしていた閉会式。」
 てめえら、よく言うぜ。荒川が開会式に「参加できなかった」とは、いったいなんだ?期末試験でもあったのか?自分がアメリカでトレーニングしていただけのことだろ。だったら「開会式には参加しなかったため」と書き直せ。「できなかった」とはいったいどういう日本語だ。
 84年はロスの夏の五輪だった。当時開会式には絶対に参加するべきだとJOCは言っていた。唯一の例外は、このときもメダル候補のマラソンの瀬古だけは、「でなくていい」。官製談合なのだ。最終日に近いマラソンは、開会式にでたのでは調整が狂う。そのころは日本にいて、3日前にロス入りして、マラソンを走るという瀬古のわがままに陸連は応じた。
 問題は開会式にでた他全員選手のうち、レスリングの富山だ。彼は今レスリング協会の幹部でもある。文句を言え、いまさらでもいい。
 富山は、その開会式にカメラを持ち込んで記念写真を撮っていた。昨日のトリノでは全員がカメラを持ち込んでいる。富山はそれが20年早かっただけ。その富山のカメラ持ち込みにJOCは「不謹慎だ」といい、富山に謝罪させた。富山は応じた。厳粛な開会式に、観光気分で参加して「申し訳ありません」。日本はわずかに20年前には、そういう国だった。ところがレスリング協会の幹部はそれでも非公式に文句をいった。私はそれを聞いた。「だったら、瀬古を問題にしろ。あいつは開会式にも出ないやつで、そんなものを許したJOCに、富山のカメラ持ち込みにクレームをつける権利があるのか」。しかし、これは屁理屈だといわれて、無視された。いつの時代でも談合に応じたものは勝者で、談合をいかんというものは歯医者になる、敗者だ。
 その後20年たってトリノになると、もう開会式や閉会式の出欠などは、どうでもいい。暇な選手が勝手に参加すればいいし、問題はメダルキチガイに、しっかり餌を与えることができるのか、失敗するのか。
 わずかに20年前の話をこうして蒸し返すだけで「お前は執念深い」といわれる。そうですか。昨日の殺人は死刑でも、今日の殺人は栄光なのですね。これでまともな国の歴史が築けるのですか。馬鹿馬鹿しいにもほどがある。


2月27日(月)五輪のチャンピオンは?

2006-02-27 00:40:42 | 芸能・スポーツ・ヒューマン
 五輪というのは、ベスト金メダリストなんて非公式に決めることってやってたっけか?アメリカの新聞なんかが、勝手にやっているときがあったような。しかし、なんだかんだいっても私もけっこうよく五輪は見ましたね。
 スキーのバイアスロンでドイツで金3個取った人がいましたね。こういう人が、多分最も評価されたりするんだろうけどね。クロカンでもイタリアで金2個というのがいたし、開催国だからこういうのが該当しちゃうって感じもしますよ。女子のエストニアも金2個がいたねえ。やっぱりクロカン競技は一人で5つの種目にも参加する選手もいるようで、種目が増えているから、これは恵まれているねえ。
 スケートは、強いのがいたようだけどけっきょくメダルは分散されて、独占したって人はいなかったようだけど。
 そうそう、スケートの団体というのがあったけど、実は5年位前に北海道の阿寒湖で、強いオランダとか招待して、120キロだったかとんでもない大会を3年くらい続けて開催したことがあったんですよ。あそこは全面氷結するもんで、そこに1週12キロくらいのコースを作って、そこを10周するとかいう、キチガイ沙汰の大会だったんだけど、こういうのって、あんまりスケート連盟というとこは協力しないんだね。これも村八分で、地元がかってに町おこしでやってんだろなんていう、ねたみ根性発揮していやがんの。あの大会続けていれば、そういう団体もこのように五輪の種目になったのに、しかし阿寒湖が財政不足でけっきょく廃止になったよね。
 同じようにカーリングの女子は、彼女たち全員北海道の常呂の出身なんだよ。しかしやはり、そこも金がなくなって、身元引き受けたのは青森でさ、こうやって北海道というのは、金の問題と、実はその裏に町おこしで客を呼ぼうというスケベ根性があってさ、純粋にそういう競技が好きじゃないんだよ、だから潰れたね。それにしても、どうしてこういう地元の大会に連盟というところは協力しないんだろう。国内のクロカンでは、ちょうど昨日だけど、湧別ってところで100キロというレースやっているんだけど、これも連盟が協力するって話は聞いたことないよね。そういう不一致が、実はダメな原因だとも思えるけどね。
 だからたとえば、慎太郎が東京マラソンで市民とレーサーを合体させてさ、東京で別々にやっていた男女の選手だけのレースと、青梅マラソンを全部来年から食ってしまうわけだけど、実はこういうものこそ、地元と連盟の協力で世界標準のイベントだと思うんだけど、やっと慎太郎が実現できてね、じゃないと連盟と地元は何事について縄張り根性発揮してうまくいってないのが現状なんだよ。
 さて意外なとこでは、スノボーの女子のハンナテッターが男子よりもすごい点数出したよね。彼女はまるで猫だよね、二階から投げ飛ばしても、くるくると回ってちゃんと着地してしまう。日本の童夢、メロは猿だけど、猿は猫には勝てなかったということだ。こういうのはそれだけで結構評価されたりするもんだ。
 スキーのアルペンもメダルは分散されたし、フィギュアでは荒川なんかよりもプルシェンコが評価高いんじゃないのかね、ダントツの点数だったし。この人前の五輪では女性問題あったような気がしたけど、世界選手権もとって、前評判以上のことやったからね。
 ショートトラックでは韓国なんか相変わらず強かったけど、でもこういう新興競技はさて、どう評価されるもんでしょう。へんてこスキーでは、モーグルなんかよりも、エアリアルがとんでもなく進化して、この男子は中国だったか、3回転以上の3Dをやるようになって、空中滞空時間が長い分だけ、もう完全にトランポリンになっている。ホッケーはフィンランドが優勝していれば、結構評価されたような気がするけど、決勝でスウェーデンというライオンににらまれたウサギみたいなプレーしたんじゃもうダメ。負けたし。
 要するにバイアスロンのあのドイツ男がもっとも五輪で活躍したって気がするなあ。前回もバイアスロンのダーレンとかいうノルウェーはメダル5個とったとかで、この種目は一人で独占しやすいものかしら。にしてもプロの自衛隊が最下位というんじゃ、イラクで連中はまじめに水道配管工事できてんのかしらん。

2月26日(日・夜)クロカン50キロ

2006-02-26 21:10:15 | 芸能・スポーツ・ヒューマン
 夏の五輪は最終日にマラソンと、馬術なんていう貴族の悪趣味があるが、冬はアイスホッケーとクロカン50キロがある。最終日というのは、それなりに重い種目をやるものだ。
 さて五輪のクロカンも、一斉スタートという時代になってきた。ついこの間までは、30秒間隔でスタートする、これは観客にとってはあまり面白くない方法で、だからマニア種目といわれた。五輪もショー感覚を取り入れないと時代に取り残されるからこういう方法になっていた。年々少しずつは考え方が進歩しているということだ。
 国内にも実は少しだけクロカンのブームがあった。バブルに便乗してのことだけど。カルガリ五輪の88年に私は札幌の50キロというレースに初めて参加した。この頃から北海道湧別の100キロというレースも始まっている。ともにクロカンの青梅マラソンみたいなものだから、このように一斉スタートにすでになっていた。そうして経験上、こういう一斉スタートは面白いもので、そのうち五輪にでも取り入れられるだろうと思っていたのだが。92年のアルベールビルで荻原が団体金になって、その頃によくクロカンの連中と会うようになった。
 92年当時、国内でこの「一斉スタートにしたら」と言い出していた人はまったくいなくて、私がたまに連盟関係者にそういうことをいうと、「アホじゃないのか」「競技はレースで、青梅マラソンみないなこというな」と、誰もに否定された。スキーをやっているというのは、山出身の田舎ものである。私が田舎ものが嫌いなのは、おおらかさがないことと、他人の考えを受け入れないのと、自分の古い考え方に凝り固まって、フレキシビリティにかけること、村八分が大好きなことによる。なにより「田舎もの」といった瞬間に、絶対といっていいほど怒り出すことだ。本来、相手が本末転倒なこと言い出すと、噴出してしまうというのが自然の反応だとすると、怒り出すというのは、実は「的を得た指摘」に他ならない。
 言いたいことは、けっきょくそれから10年を経て、世界のクロカンの動きは、その一斉スタートにすっかり変わってしまった。あの頃、私を「アホ」よばわりしたほとんどの国内のクロカン関係者は、けっきょくすでに世界の趨勢を見極められない大いなる田舎ものの集団だったというわけで、こんなやつらが指導したところで、日本のクロカンが強くなるわけがない。いつになっても井戸の中の蛙であるのは、すでに私も経験上十分に理解しているということだ。
 NHKの解説をやっていた佐藤志郎というまったくつまらないコメントしか出さなかったこの男も、大いなる田舎者で、当時は荻原と同じ北野建設にいて、佐々木というクロカン選手のコーチをしていた。荻原が世界団体で金を取ったとしても、そのクロカンは女のクロカン、オカマのクロカンとして、まったく力強さが感じられないと指摘していたのは唯一彼の父親で「クロカンは佐々木にでも教えてもらえ」と息子にいったとか。その佐々木というのも国内では無敵だったものの、まっくらなネクラ人間で、自分のこと以外には協力もしないという村八分の典型人間だった。自分の会社に、同じように世界を目指している選手がいて、そいつはジャンプは世界レベルだけど、クロカンがひ弱なら、少なくともクロカンの純ランナーといわれる単独種目の日本チャンプならば、その種目に強くなるヒントくらいは与えてあげてもいいのだが、それもできないというケツの穴の小さいやつだった。というのも、コーチのその佐藤という男が、輪をかけてつまらない男だからである。呆れるほど狭い世間でつまらない話だと思った。
 その佐藤とは、NHKの競技解説を見ていれば分かるのだが、誰でも知っている当たり前のことしか言わないわけで、所詮この程度の男じゃ世界ランナーは育てられないと呆れるばかり。50キロのレース中に「国ごとの単位で、仕掛けるということはあるんでしょうか」とNHKアナが聞くのだが、佐藤、お前素直に答えろ。たとえば「日本はこういうレースで国ごとに先頭に立った経験がないし、私の時代も仲間で先頭引っ張った経験ありませんから分かりません」と。しかし、田舎ものというのは素直じゃないんだ。知らないことを「知らない」といえない。だからごまかして、余計周囲を混乱させるし、自分も混乱していく。詐欺師が一回ウソをつくと、さらにウソを上塗りしていかなければならなくなるという悪循環にはまるのとまったく同じだ。「そういうこと、あるかもしれませんねえ」と答えたかどうだったか、いずれにしろ答えにならない。飛んでもつまらん人間である。
 だからもう一つ気になっていることをいいたいが、夏のマラソンに駅伝という種目を加えるのが本来の日本の使命なのだ。多分駅伝となると、そうそうマラソンのようにケニアには勝てないだろうが、しかし順天堂の沢木は五輪女子マラソンを日本が2連覇して、陸連で飛ぶ鳥落とす勢いで出世している。それはいい。ならこの時期にこそ、駅伝にマラソンを加えるようにIOCに働きかえるのが彼の残った人生の目的だと思うのだが、この男、日本陸連でお山の大将になっただけで、どうも終わりそうなのだ。この程度の偶然人生で満足しているようじゃ、女子マラソンの今後というのも怪しい。問題はその競技が本当にすきなのか、天皇の文化勲章が欲しいだけの権力志向の意地汚いオヤジなのか、その違いだけなのだが。

2月26日(日)五輪の熊撃ち種目

2006-02-26 15:36:39 | 芸能・スポーツ・ヒューマン
 バイアスロンというのは、熊撃ち種目だと思う。延々と4キロ走ってから、50m先の拳骨を射撃するというものだ。それを4回も繰り返して、15キロ走る。私は山で熊撃ちに出会ったことはないが、同僚が20年前に、群馬から至仏に登ったときに、ウサギ撃ちに出会ったことがあるといっていた。血染めのウサギを差し出されて「お前ら、これ食うか?」と聞かれて、ビビッて「いりません」と答えたらしい。彼らはテント2泊して、尾瀬に出て下山したというのだが、だったら、ウサギなべの作り方を教わって、そのウサギをもらったらよかったのに。
 雪の平原を走って、それから熊撃ちするという変な競技が五輪にあるわけだ。上位30人選手だけが出場できる15キロというのを午後にやっていたが、30番ギリギリで出場した自衛隊の菅というひとが、なんと前評判どおりに最下位の30位でゴールしていた。
 よくぞ誰も棄権せずに、ゼッケン番号どおりに最下位ゴールとは、涙が出るほど見ごとである。本職でこの競技の練習だけ4年間もしていたわりには、その情けない結果に、なんかだ共感する。しかも29位の選手に周回遅れとはいわないが、しっかり離されて、それに国際映像とはいっても、ちゃんとラストにゴールする選手には、お情け山盛で最後の30秒くらいは彼だけの映像を流していた。中途半端に25位くらいでゴールするよりも、最下位というのは、これはテレビ映りがいい。しかも拍手喝采でゴールして、思わず前方に向かって一礼してしまうというのも、自衛隊らしいし、スポーツ選手らしくもある。
 それでも彼は、国内では無敵のトップだったようだが、そんなのはどうでもいい。こいつ、3度目の五輪にして、しかも職業五輪であって、それでここまでちゃんと国際映像にも映し出された恵まれた最後なのだから、ちゃんと五輪のレポートを自衛隊の公式HPに出せ。そこまでやって、自衛隊の任務終了となる。私だって、熊撃ちの鉄砲撃って見たいですよ。でも日本じゃ普通は無理だね。かってにやれば銃刀法違反で、これは務所にはいる。
 心臓どきどきの時間のすぐ後に、冷静な作業をしなくてはならない。山スキーもパラグラやっていたときも、こういうのはいつでもあるんだね。テンパっていても、冷静じゃないとそのすぐ後にとんでもない落とし穴があるもんだよ。なんだか身近に感じるよ、こういう種目は。

2月23日(木)笑わない人形

2006-02-23 00:08:23 | 芸能・スポーツ・ヒューマン
 荒川静香はしーちゃんなのだが、2年前の世界選手権に優勝した頃から、欧州のマスコミに「笑わない人形」だと誉められた。愛称をつけられるというだけで立派なことだ。氷の人形といわれたのはテニスのクリスエバートで、氷の女と週刊誌が書いたのは、初婚の頃の鈴木保奈美のことだった。
 荒川はなんだかいい。今3人娘の中で一番人気である。ミキティはすでにスケート選手にあるまじきデブ。村主はおでこのシワと、なんでしゃべるときに下あごが、いーってるんだろう。癖なんだ、直せばいい。
 笑わない人形は、話をしない方がいい。スケートをしているだけがいい。ホーネッカーの愛人といわれたカタリナ・ビットは過去の金メダリストで、化粧して出てくるだけで、エロ過ぎると当時は言われた。なんだか体型が似ている。フィギュアはどのくらいエロいかも採点になる。
 荒川は多分相当な人見知りをする。だから話をするときに、役所の窓口みたいな応対になって、つまらない。おしゃべりは、ミキティ程度で3人のトップと言われてしまうのだから、マスコミ対応というのは、本当に日本人選手は下手だ。
 せめて、笑わないといわれても「ときどきは笑うんですよ」と答えるだけで、あと10倍はファンが増えると思うのだが、それがいえない。仲間内じゃ、彼女は吉本と言われているようで、おば駄洒落の荒川らしい。人見知りの対極反応だ。
多分本人は、笑わない~と言われていることに、相当怒っている、不愉快に思っている。もはやフィギュアは五輪に出たとたんにタレントなのだから、適当にあしらうことを覚えればよさそうなのだが、それができない。
 ロシアは、まるで男の子みたいで色気にかける。衣装がスカートじゃない選手が、これまで金メダルを取れたためしは無い。フリーでも同じズボンなら、これは圏外。
 アメリカは、細くて体が柔らかいのは認めるが、それだけのこと。こんなのには真央が相手をすれば、一撃できる。人形は、フィギュアの中肉中背でスタイルでは恵まれている、上手にまとめた。肉感がある。後は、もう少しの切れ味と、エロさ。今度こそメダルに近いと思われる。人形だけがメダルを取れるといったのは、アメリカのスポイラ雑誌でこれは本当に言い当てた。「笑わない人形」こんな素敵な誉め言葉が他にあるか。


2月14日(火)見事なほどメダルが取れない

2006-02-14 10:00:02 | 芸能・スポーツ・ヒューマン
2月14日(火)見事なほどメダルが取れない
 予想していたとはいえ、見事なほどにトリノではメダルが取れない。スケート500mは6大会連続メダルだったようだ。鈴木恵一、黒岩などがそうだった。彼らは皆その後西武に就職した。二人とも西武球団の広報をやった。黒岩にいたっては、松阪の駐車違反に身代わりになって、みっともない姿を世間にさらした。フィギュアスケートもその堤の丸抱えの時代があった。そして彼は冬の競技のボスにもなって、JOC会長にまで上り詰めたが、元々下品なやつで、資産はといえば、父親が華族をだまして取り上げた不動産だっただけ。赤坂や高輪のプリンスホテルが、誰の跡地に建設されているかを思えば何事も分かる。冬の競技も官民癒着でこれまで育ってきただけのことだ。その堤が失脚して、冬の五輪の成績が悪くなったということは、ある意味何かを象徴している。結局、これまでは堤におんぶに抱っこの独裁主義の恩恵を受けてきただけで、民主化された中では何一つ活躍できないというのは、日本のお粗末なスポーツ現状を語っているように思えるのは私だけか。
 こうした時代が続いていた中でも、荻原兄弟の活躍だけが、ある意味理想に近かったと私は思う。子供のスポーツはある意味親のエゴでもある。子育てエゴというやつだ。父親が子育ての中で子供に冬のスポーツをさせていたことだ。同じように、スポーツ子育てオヤジというのも、親の権威がなくなって少なくなってきた。わずかな子供のたまたま成績がよかったときに、こびて、スケートの加藤などは、20歳の小僧にして、日本選手団の旗手になって、勤務先の軽率な社長は報奨金300万円を一気に1千万円に引き上げて、それを新聞に発表した。どうせなら1億円だせ。しかし、そのプレッシャーに小僧はあえなく負けた。20歳にこんなこと無理だ。大人に自信がなくなった。ちょっと成績がよければ子供に媚びる。こんなことで子供が成長したためしがない。
 スノボーにいたっては、猿の兄、妹を大勢の世間にさらして、恥さらしだけに過ぎなかった。あんなものに六本木ヒルズの全員が応援していた。ロシニョールがヒルズ近くにある関係で、今井メロの応援団はヒルズだった。そのメス猿のお粗末が、あの結果でもある。何も彼女が中卒で高校にも行かずにボードやっていたことを責めているのではないが、やっぱりそんな娘にしたことが気になる。
 荻原双子の上には、実は姉が3人いる。そのうち2人は、中学のときに全国大会で優勝した。ところが高校に進学してそのクロカンスキーは続けていないという信じられない話がある。その話を聞くと、誰もがもったいないと必ず言う。しかし荻原の父親は、この件に関しては、「娘をスキーバカにはしたくなかった」と私に話したことがあった。一人の子供が競技でいい成績を上げると、いくらでも煽てる連中が出てくる。「高校に進学したら、ちゃんと勉強しなさい」。父親のその考えに結果的に娘は従った。スポーツ校ではなく、進学校にちゃんと合格したからかも知れない。
 サッカー帝京の小沼も、教え子がJリーグに入ることにさほど賛成しているわけじゃない。「サッカーをやる時間よりも、その後の人生の方がはるかに長い」。サッカーで大学勧誘が受けられるなら、大学に行けと進めている。ところが今では誰もがプロに行かせたい。行っても中途半端なのが多い。問題は人生の中でのプロなのか、金、名誉目的だけのプロなのか。成田、今井は後者でしかない。
 荻原の父親が、それでも娘3人の後に、男の双子が生まれたときには、スキーでもやらせていこうとそれでも思った。双子が全国中学で優勝し、さらにインターハイでも優勝するようになると、いろんなのが出てきた。「群馬県スキー連盟のおかげで双子の成績はよくなった」。しかし当時オヤジはいっていた。「あんたたち、スキー連盟に世話になったことはない。スキーをやらせたのは私であり、精進したのは、本人たちだ」。そういう頑固さが私は好きだった。
 アルベールビルで上位に食い込んで、Wカップで優勝して、リレハンメルの頃に、誰もが荻原を煽てているときに、オヤジは「あんなもの、とても世界一だとは私には思えない。オカマがクロカンやっているようで、力強さが感じられない」と、子供の影のコーチというのは、間違いなく父親だった。監督コーチその他は、子供を煽てているだけの提灯持ちに思えた。「アルペン全盛の草津にそだったのに、子供をアルペン馬鹿にしなくてよかった」。日本にアルペン選手が育たないのは、連中は大学のアルバイトでレッスンをやると、簡単に都会の女がナンパできて、その誘惑の遊びの中で誰もが選手生命を放棄するといわれる。クロカンという地味な競技のだからこそ、練習しか環境がなかったというわけだ。
 ゴルフの宮里藍にしても、父親は「学校が一番、練習は二番」という分かりやすい子育てをしていた。学校という集団生活を放棄して、早くから金に物を言わせて妙に外国かぶれにさせると、導き出される結果は、成田と今井の兄弟でしかない。あれは本人がかわいそうだ。
 どうせ子供のスポーツなどというのは、親のエゴでしかない。遠征費を捻出できるか、できないかは親の経済力だ。ならば、親は金を出すと同時に口もだせ。そうして自分の思うような子供にしてくれ。その結果、成田、今井をみていれば、どんな親がこれを育てたのかと思えば、見ても恥ずかしくなる親でしかない。加藤に旗手をさせたJOCを見てみれば、その粗末な幹部の考え方が分かる。普通の子供以上に、スポーツ子供は、頭の構造はなお単純でしかない。親がそれを知らなければ、なお粗末な子供になるだけのことで、子供のスポーツは、結局才能よりも、親の程度が占める領域が大きい。
 こうして荻原は、今になっても、あの親子というのは実に仲がいい。今井メロにいたっては、すでに指導された父親から離れて、戸籍換えて離婚した母側に付くというおかしな結果になっている。18歳で親と仲が悪ければ、スポーツの成績にしても、たかが知れているというのが相場になる。
 里谷にいたっては、スキー連盟とフジテレビに囲われたまま、公然わいせつの汚名も晴らす機会もこの1年間失われて、そのままスキーやれといっても、あの程度だったこともまた予想されていたことだ。
 不景気だけが選手の成績を悪くしているのではない。連盟、JOCの権威が選手を邪魔して、親は無能であり、エゴさえも出せない情けない無能な親の前で、子供は戸惑っているだけに過ぎないようにしか思えない。

2月13日(月)スノボーに見るアメリカカルチャー

2006-02-13 10:29:19 | 芸能・スポーツ・ヒューマン
 スノボー・ハーフパイプなんてものを、初めてまじまじ見てしまいました。しかしあれだね、このアメリカンゲームというのは、60年代のヒッピー文化が、40年経て再来したってことだね。急速な人気があるのもなんだか分かる。
 イヤホンで音楽聴いたままやってた選手もいたよ。男なのに口紅つけていたオカマ。優勝のホワイトなんて、バンダナで口を覆っていたね。ユニフォームも、アメリカは統一されていたけど、日本はばらばらで、何でもいいんだね。そのうち裸でやる連中も出てくるよ。IOCという権力組織も、こういうアメリカンヒッピースポーツがこれだけ盛んになると、見逃しておけないというわけだろね。
 人気の秘密も分かるね。5mくらい上に飛び上がるから、くるくる3回転も回っている時間があるよ。スキーのモーグルよりもずっと楽しい。同じフリースタイルでエアリアルってのがあるが、これも滞空時間が長いね。トランポリンも同じだ。でも滑りながら飛ぶというのが、雪のサーフィンということなんだろね。しかも5回も飛ぶから何度も楽しい。
 けど、ちょっと手を着いただけで、ほとんど失格に近い減点だったけど、上から見ている客にはそんなこと分からないんだ。でも点数がどうしたってことよりも、ぴょーんと飛び上がって、難しそうに回転するの見ているだけで、ギャーギャー騒げるってことがアメリカンなんだろね。それに試合後の選手が皆仲良くて「お前は、どこで失敗した」とか「こうすればいい」とかなんだかぼそぼそと話しているのは、今風のゲームだね。スケートフィギュアなんて、日本人同士でも絶対に口なんか利かないもんな。そういう選手対抗意識は、スノボーでは無意味だね。感覚は古いってことを、スノボーはいっているんだね。多分サーフィンもそうだけど、なことより「すべてオープンにして、お互いに新しいことやっていこうよ」という、そういう主体性を感じるね。だとすると、あら捜しに終始しているフィギュアなどつまらないとういことになってくる。
 一発勝負種目というのも、アメリカンテイストだね。何回失敗してもいいから、1回だけ成功すればいいと。優勝したホワイトの2回目なんて、ファンサービスして26点の失格演技だぜ。ドーピング以外は何でもありだ。普通の競技でこんな余計なことしたらブーイングだけど、ここでは大喝采されていた。それだけチャレンジャー精神に富んでいるというわけだ。世間の支持は圧倒的にアメリカンに傾いている様子だけは分かる。