記念日・年中行事
○鉄道の日
1922(大正11)年に「鉄道記念日」として制定。
1872(明治5)年9月12日(新暦10月14日)、新橋駅(後の汐留貨物駅・現在廃止)~横浜駅(現在の根岸線桜木町駅)を結んだ日本初の鉄道が開業した。
「鉄道記念日」のままでは国鉄色が強いということで、1994(平成6)年に運輸省(現在の国土交通省)の提案により「鉄道の日」と改称し、JR以外の民間鉄道も巻き込んだ記念日となった。
○世界標準の日(World Standards Day)
国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が制定。
世界標準を策定した人たちに感謝し、労をねぎらう日。これは標準の管理者、業界、および消費者に対して、世界経済に対する標準化の重要性の意識を高めるために制定された。
1946年のこの日、25カ国がロンドンに集まって、標準化を促進するための世界的な組織を作ることを決めた。
○PTA結成の日
1952年のこの日、PTAの全国組織、日本父母と先生全国協議会(現在の日本PTA全国協議会)が結成された。
○PTA週間(10月14日~20日)
「PTA結成の日」から1週間。
○焼うどんの日
焼うどん発祥の地の福岡県北九州市小倉で、まちおこしの活動をしている小倉焼うどん研究所が制定。
小倉の焼うどんを全国に広め、その歴史、地域に根ざした食文化を理解してもらうのが目的。
日付は2002年10月14日に、静岡県富士宮市の「富士宮やきそば学会」との対決イベント「焼うどんバトル特別編~天下分け麺の戦い~」を行い、北九州市小倉が焼うどん発祥の地として有名になったことから。
○くまのプーさん原作デビューの日
世界中で愛されている「くまのプーさん」の原作が発売された日(1926年10月14日)を記念日としてウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社が制定。
プーさんとゆかいな仲間達が楽しく暮らす100エーカーの森にちなみ、環境・森林保護を考える日としている。
○【競艇】第61回ボートレースダービー(全日本選手権)(愛知県常滑市・常滑競艇場)
□どぶろく祭(岐阜県白川村・白川八幡神社、鳩谷八幡神社、飯島八幡神社、10月14日~19日、8:00~)
私的な酒造が厳しく規制されていた時代でも連綿と受け継がれてきたことで知られる、合掌造りの里・白川郷の祭り。
獅子舞・雅楽人を従えた神輿行列が練り歩く御神幸が終わると、神社の酒蔵で独特の製法で醸造されたどぶろくが参詣者にふるまわれる。
獅子舞、民謡は県の重要無形民俗文化財に指定。郷土色豊かな陽気な祭りだ。
14日・15日は白川八幡神社、16日・17日は鳩谷八幡神社、18日・19日は飯島八幡神社で開催。
○傘鉾(三重県亀山市・忍山神社)
祭神・スサノオノミコトの荒魂を慰める神事。
大竹で作った大傘に五色の色紙を貼り、尖端に大幣が取り付けられる。鉾の御幣は厄除けになるため、氏子がこれを争奪し合う。
□神嘗奉祝祭[かんなめほうしゅくさい](三重県伊勢市・三重県営サンアリーナ〈14日〉、伊勢神宮外宮周辺〈15日〉、前夜祭:10月14日、奉祝祭:10月15日)
伊勢神宮で行われる神嘗祭を奉祝する市民祭り。その年のお米を神様に奉り、収穫の喜びと感謝を分かち合う。
みどころは全国から集まる有名なお祭り連。徳島の阿波踊り、山形の花笠踊り、沖縄のエイサー、岐阜の郡上おどりなど、総勢20の団体が市内を練り歩き、伊勢神宮外宮へ新穀と踊りを奉納する。
□引声阿弥陀経会[いんぜいあみだきょうえ](京都市左京区・真如堂、10月14日~16日、9:00~、16日は10:00~)
慈覚大師円仁が渡唐されたとき、五台山において生身の文殊菩薩から、極楽世界八功徳池の波の音に唱和する「引声阿弥陀経」を伝授されたという。
お経に節をつけて、長々と唱える。
□人形供養祭(京都市上京区・宝鏡寺)
人形供養祭は10月14日10時30分~12時〈当日の人形の受付は10時~〉。境内にある人形塚で、人形供養祭が営まれる。
また、供養祭の日以外で人形供養の希望がある場合、受付は毎日10~15時まで。
□大住隼人舞[おおすみはやとまい](京都府京田辺市・月読[つきよみ]神社)
市内で最も古い神社の一つである月読神社の祭礼。奉納される舞踊は、約1300年前に大隅隼人が朝廷に仕え、宮廷で演じたとされる古代芸能を復活させたもの。
古代装束に身をかためた舞人が、海幸彦・山幸彦の神話を題材とした「振剣」「盾状」など6つからなる勇壮な舞。
□枚岡神社の秋郷祭[しゅうごうさい](大阪府東大阪市・枚岡[ひらおか]神社、10/14~15)
五穀豊穣を感謝して、布団太鼓台23台の宮入、地車3基の曳行が行われる。
大阪府下でも最大規模の秋祭り。
□千田まつり(和歌山県有田市千田[ちだ]・須佐神社)
千田のけんか祭りともいわれる勇壮な祭り。
組太鼓、子供神輿渡御、稚児行事、餅投げなどが行われる。
大神輿渡御や鯛投げ神事は見ごたえがあり、見物の人々で湧き返る。
□大塩天満宮秋祭り(兵庫県姫路市・大塩天満宮、10月14日~15日)
大塩天満宮の秋祭りは「大塩の獅子舞」として知られており、大塩天満宮の氏子6地区により6頭の毛獅子がそれぞれに異なった勇壮な獅子舞を披露する。
また、6つの神輿による練り合わせは圧巻。迫力ある祭りが堪能できる。
□灘のけんか祭り〈兵庫県姫路市・松原八幡神社、10/14~15※宵宮/10月14日 本宮/10月15日)
「灘祭り」、「妻鹿のけんか祭り」とも呼ばれる『灘のけんか祭り』。一の丸、二の丸、三の丸の、神が乗り移った3基の神輿をぶつけ合う神事で、戦前から播磨を代表する祭りとして知られるようになった。
戦後はこの神輿行事のほか、激しく屋台が練り競う勇壮な屋台練りが人気を呼び、全国の数ある「けんか祭り」のなかでも最大級の祭りといわれ、国内はもとより海外にまでその名を知られ多くの観光客が訪れる人気のお祭り。
□城崎だんじり祭り(兵庫県豊岡市・四所神社、10/14~15)
城崎[きのさき]の秋を彩る四所神社の例祭。温泉街の各所で繰り広げられる「せり」は迫力満点。
あちこち巡って楽しもう。
□勝田神社例祭(鳥取県米子市・勝田神社、10/14~15※14日は宵宮)
江戸時代には米子城の北の守りとして重んじられ、昔から米子の総鎮守として、「かんださん」の名で親しまれている勝田神社。
商売繁盛をはじめご利益全般とされており、市民定番の初詣スポットとして毎年多くの参拝客が足を運ぶ。
例年春と秋に行われる例祭は、参道から続く道に多数の露天が並び、たくさんの参拝者で賑わう。
□ケベス祭(大分県国東[くにさき]市・岩倉社)
祭りの起源やケベスの語源などもすべて謎な火祭り。毎年10月14日の宵に行われる。
奇々怪々な面のケベスと白装束のトウバによる火の争いが見物客にも迫ってくる。
火の粉が舞い散るため、ジーンズなどの燃えにくい服装で来場のこと。また帽子も必携。
□若宮八幡神社例大祭(大分県日出町・日出若宮八幡神社、10/14~15※10月14日16時30分~21時頃、10月15日10時~21時頃)
14日夕方には神楽の奉納、15日は神幸祭(毛槍ひねり、神輿の海上渡御)、子供みこし、もちまき、カラオケ大会など行事が盛りだくさん。
○竹ン芸(長崎県長崎市・若宮稲荷神社、10月14日~15日)
若宮稲荷神社の秋の祭りに奉納される行事。
男狐、女狐の面を付けた二人の若者が、高い2本の青竹の上で離れ業を見せる。
紅白餅やニワトリを上から撒き、これを拾う人々で大変賑わう。
ミセバヤ(見せばや) Siebold’s stonecrop
【花言葉】「平穏」「静穏」「安心」「つつましさ」
【概要】
ミセバヤ(見せばや、学名:Hylotelephium(Sedum)sieboldii)は、ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属(セダム属に分類されることもある)に分類される多肉性の宿根草。
古典園芸作物の一つであり、玉緒[たまのを]とも呼ばれる。
和名は「見せたい」という意味の古語が変形したもので、高野山の法師が詠んだ和歌にちなんでいるといわれている。
古くから園芸用に栽培されているものが日本全国各地に見られ、それらが逸出し群馬県などで野生化している。
栽培逸出でないと考えられているのは、香川県小豆島の寒霞溪[かんかけい]のみであったが、近年奈良県内で別の自生地が発見された。
変種まで含めると、エッチュウミセバヤが富山県の河川上流の山岳地帯に見られる。
日本国外では、中国湖北省に変種と考えられる株の自生が確認されている。その他同属の近縁種が東アジアの山岳の岩塊地帯に多く見られる。
属名のヒロテレフィウム(Hylotelephium)は、ギリシア語の「hylo(森林)+tele(遠い)+philos(愛)」の合成語が語源。
種小名のシーボルディ(sieboldii)は「シーボルトの」という意味である。
【特徴】
根茎から斜め上、または下垂する茎を有する。茎の長さはふつう20cmだが、栽培下では30cmを超える。
茎には間隔をおいて3枚の葉が輪生する。各葉の長さは1~1.5cmで葉柄がなく、葉先は円形だが基部は若干細まり、数個の低い円形鋸歯を有する。色は白みがかった緑だが、葉縁は濃赤色になる。
なお晩秋から冬にかけては全体が紅葉し、葉縁と同じ色になる。
花期は10~11月で、花茎の先端に散房花序をなしそこに密生して開花する。色は淡紅色で花径は約1cm、花弁は5枚で長さ4mmほど。
裂開前の葯は濃赤紫色でよく目立つ。雌蕊は花弁よりも色が濃く目立ち、基部は急に細まり柄状になる。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
http://happamisaki.jp-o.net/flower/m/misebaya02.jpg
・葉
http://www.worldofsucculents.com/wp-content/uploads/2013/05/Hylotelephium-sieboldii-Sedum-sieboldii.jpg
・花
http://happamisaki.jp-o.net/flower/m/misebaya01.jpg
【変種】
エッチュウミセバヤ(越中見せばや、H.sieboldii var.ettyuense)
花序の付き方が半球形であり、葉が卵形になる点がミセバヤと異なる。
http://hana.river3.jp/image/hana2108.jpg
【近縁種】
ヒダカミセバヤ(日高見せばや、Hylotelephium cauticolum)
北海道の固有種 日高、十勝、釧路地方の海岸岸壁やアポイ岳の上部などに分布する小型種。
葉は対生して、縁には鋸歯がある。8~10月頃に桃紅色の花を茎の先端に房状に咲かせる。
http://homepage2.nifty.com/hanapapa/400x300/hidakamisebaya.jpg
カラフトミセバヤ(樺太見せばや、Hylotelephium pluricaule)
北海道の山地の岩場に見られる小型種。エゾミセバヤとも呼ばれる。
葉は対生もしくは互生して、灰青色で鋸歯はない。茎は懸垂して8~9月に桃紅色の花を先端に咲かせる。
http://www.alpine-plants-jp.com/img/karafutomisebaya_19860705_1.jpg
【詳しい育て方】
■主な作業
花がら摘み:タネをとらない花は、花後に花がら摘みをする。
枯れ葉の除去:枯れた下葉はこまめに取り除き、株元を清潔に保つ。
■栽培環境
1年を通して日当たりがよく風通しのよい環境を好む。丈夫な植物なので、暑い夏も寒い冬も問題なく育てられる。
■水遣り
水やりは、春-秋は土の表面が乾いてきたらたっぷりと与え、冬は回数を減らして乾かし気味にする。
葉が肉厚で多少の乾燥にも耐えるので乾き気味に管理しがちであるが、どちらかというと普通の草花のように適湿を好む。
常に用土がじめじめと湿っているような状態では根が腐ってしまうことがあるので、水はけのよい用土を用いて「乾いてきたら→水やり」というよう加減に注意する。
■肥料
植え込みの際に、緩効性化成肥料を少量入れる。
肥料はあまり必要とはしないが、古い株になるとだんだん栄養不足になる。
鉢植えでは、春と秋に月2回ほど、三要素等量の液体肥料を施す。
庭植えの場合もあまり肥料はいらず、施さなくても大丈夫である。ほかの植物のついでに液体肥料を施せば栄養不足を補える。
■用土
鉢は特に選ばない。茎が懸垂するので、少し高さのある鉢で垂れ下がらせると趣がある。バスケットや吊り鉢などに仕立てるのもおもしろい。
用土は、市販の山野草用培養土か、鹿沼土小粒を主体に赤玉土小粒、軽石小粒などのみじんを抜いたものを6:3:1くらいの割合で配合するとよい。
■植え付け・植え替え
株を入手したら株よりも少し大きめの鉢に植え付ける。
植え込んでたっぷり水をかけたら、1週間ほど日陰に置き、安定したら日当たりのよい棚上などへ移す。
根の生長が早く、すぐに大きくなるので、2年に1回は植え替えをする。時期は春の芽出しが確認できる3月下旬~4月下旬までが好ましく、活動期なので活着率も高くなる。
■ふやし方
株分け:植え替えの際に行う。株はあまり小さく分けず、必ず根を多めにつけて、手で引いて割れる程度に分ける。
挿し芽:葉を3節分ほどつけて茎を切り、培養土に挿す。5月上旬からできるが、時期が遅いと翌年の新芽ができないので、遅くとも6月上旬までに行う。
葉挿しも可能であるが、あまり一般的ではない。
タネまき:花後にできたタネでもふやせる。
タネは細かいので、まき床の用土も細かいものがよい。発芽時は小さな苗であるが、約2年で開花するほどまでに育つ。
■病気と害虫
病気:軟腐病
特に目立った病気はないが、多湿になると株元が腐る軟腐病が見られることがある。
害虫など:アブラムシ、ナメクジ、アオムシ、ヤスデ、ダンゴムシ
芽出しからアブラムシがつく。ナメクジや小さなアオムシが発生して、葉を食害する。
ヤスデやダンゴムシが下葉や古葉を食害し、食べかすが表土にたまって雑菌の温床となり、通気性や水はけにも影響を及ぼす。
特に食害による被害は株にダメージを与え、致命傷になりかねないので注意する。
■まとめ
日当たりの良い場所で育てる
水やりは土の表面が乾いたら、肥料は与えるなら少量
軽石などを主体とした水はけのよい用土を用いる
https://www.youtube.com/watch?v=-m_bJrJUnR8