記念日
●世界禁煙デー(World No-Tabacco Day)
世界保健機関(WHO)が制定。禁煙を推進する日。
日本では1992年より、5月31日~6月6日の1週間が「禁煙週間」になっている。
●古材の日
「古材流通の文化」の創造を目指して、古材の再活用に向けた事業を展開する愛媛県松山
市に本社を置く株式会社ヴィンテージアイモクが制定。古材の魅力を伝え、その有効活用を
考えるなど、古材にとって大切な日と位置付けている。日付は5と31で「古材」と読む語呂
合わせから。
●あやめ月間(5月31日~6月30日)
兵庫県豊岡市の城崎[きのさき]温泉観光協会が制定。
●建設産業構造改善推進週間(5月31日~6月6日)
※青峰忌
俳人・嶋田青峰[しまだせいほう]の1944年の忌日。
新興俳句運動に理解を示していたことから、1941年、治安維持法による新興俳句派に対
する弾圧事件「俳句事件」に連座して起訴され、留置場で喀血して釈放されたが、症状が悪
化し亡くなった。
「わが影や 冬の夜道を 面伏せて」
「頬冠りが 淋しかり人 田植にも」
「ただ蟻の 為すままに蝶の 衰える」
ルピナスlupin
【花言葉】「空想」「貪欲」「母性愛」「いつも幸せ」
【概要】
ルピナス(英名:lupin、学名:Lupinus)はマメ科の属の一つ。
ルピナスの名は、ラテン語で「狼」を意味するルプス(lupus)に由来し、どんな土地でも育つ
逞しさから名付けられたと考えられる。また、ギリシャ語で「悲哀」を意味するルーペに由来し
、これは豆(種)が非常に苦く、噛んだ時悲しい表情になることから来ている、という説もある
がはっきりしない。和名はハウチワマメ属で、根生葉が掌状複葉であることから名付けられ
た。また花の様子がフジに似ており。花が下から咲き上がるためノボリフジ(昇藤)とも呼ば
れる。
【特徴】
耐寒性または半耐寒性の一年草または多年草、一部潅木状になるものもある。地中海沿岸
地方と南北アメリカ、南アフリカなどに200種以上分布している。アメリカの植物学者デビッ
ド・ダグラスによって発見された。基本的は蒸し暑いのが苦手で、冷涼な気候を好む。中~
大型の植物で、草丈は40cm~1.8mになる。葉には長い柄があり、手を広げたような掌
状複葉で。春~初夏(3~6月)に花穂を長く(大きなもので70cmに達する)伸ばして、雄大
な総状花序をなし、蝶形花を多数咲かせる。花色は黄、オレンジ、赤、青、紫、ピンク、白等
があり、花後には枝豆のような莢ができ、中には豆(種)が入っている。
【種類】
ポリフィルス(ラッセルルピナス、英名:garden lupin、学名:L.polyphyllus)
宿根ルピナスともいう。夏に休眠する耐寒性の宿根草だが、暑さに弱い為暖地では一年草
扱い。カリフォルニアからカナダにかけて分布し、草丈は1.5mにもなる大型種で、花色は
紫、藤色、樺色、紅、白などある。草丈50cmくらいの矮性種「ミレット」もある。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/da/Lupinus_polyphyllus.
ルテウス(黄花ルピナス、英名:yellow lupin、学名:L.luteus)
和名はキバナノハウチハマメ(黄花葉団扇豆)。南ヨーロッパ原産の一年草で、草丈50cm
前後、葉は7または9に切れた掌状複葉、花穂は15~25cmで、鮮やかな黄色の花を咲か
す。種小名のluteusは「黄色の」という意味。
http://www.mitomori.co.jp/hanazukan/hanazukan2.2.12_3.html
ヒルスツス(傘葉ルピナス、学名:L.hirsutus)
南ヨーロッパ原産の一年草、草丈は60~90cm、特に葉が大きく、傘を広げたようになる。
花色は青紫、ピンク、白、白と紫のツートンカラーなど。
http://g-kamu.com/htm/kasabarupinasu.htm
プベスケンス(L.pubescens)
中央~南アメリカ原産の一年草。花色は青紫と白の混色。たくさんの園芸品種の親となって
いる。
http://www.flickr.com/photos/chdeff_photos/5981013764/lightbox/
テキセンシス(テキサスルピナス、学名:L.texensis)
テキサス原産の二年草で、草丈は30cm前後で青色の花をややまばらに咲かせる。
テキサスの州花でブルーボンネット(blue bonnet:青色の帽子)とも呼ばれる。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/33/Texas_Bluebonnet_
【詳しい育て方】
■季節・日常の手入れ
1シーズンで花を2回楽しむためには、一番花を付けた花穂を満開を少し過ぎて枯れたきた
頃に切り取ってしまい、ワキの芽を育ててやると、小振りになる傾向はあるが、しっかりと花
を付ける。枯れてしまった花をそのままにしておくと二番花が楽しめないこともある。
■日当たり・置き場所
日当たりの良いのに越したことはないが、ある程度の日陰にも耐えられる。冬の寒さには強
く-5℃くらいまで大丈夫であるが、凍らせるとアウトなので冬の水やりは午前中に行う。
逆に夏の暑さには弱く、25℃を超すと生長が止まる。特に苗の状態で夏越しする場合は、
なるべく風通しのよい涼しい場所で管理する。
■水やり・肥料
過湿すると根腐れを起こしやすいので、どちらかといえば乾燥気味に管理する。土の表面が
完全に乾いてから水をやる。冬は生長が鈍り水の要求量も少ないために、土の)表面が乾
いてから1日か2日あけてから水をやる。
肥料はタネをまく時に予め土に混ぜておき、茎がよく伸びる4月頃に緩効性の固形肥料を与
える。窒素分の少ないものを選んで与える。
■用土
水はけの良い土で酸性の弱いものが適している。赤玉土7:腐葉土2:川砂1の割合で混ぜ
た土を使う。鹿沼土。ピートモスは特に酸性が強いので使用しない。また、庭に直まきする場
合は、石灰をタネをまく前に混ぜ込んでおき、酸性を中和しておいた方がよい。
■植え替え
花後に枯れてしまうので植え替えの必要はない。
■ふやし方
タネの大きさは種によって若干異なる。例えばラッセル種は1ml当たり約20粒、カサバルピ
ナスは1~2粒/ml、キバナルピナスは6~7粒/mlである。
まく時期は9~10月頃、発芽適温15~20℃。カサバルピナスは高温発芽性で20~25℃
でよく芽を出す。夏越しが容易な寒冷地では春~初夏にタネをまいてもよい。
根が太く枝分かれしない直根性で移植しづらい性質なので、庭や鉢に直接タネをまく(「直ま
き」という)。少し多めにまいて、良いものだけを残し間引きながら育てる。
タネは非常に固いので、一晩水に浸けて柔かくしてからまく。二年草タイプは秋にタネをまい
たら翌々年の春、初夏にまくと翌春に花を咲かせる。ルピナスはある程度以上の大きさに生
長した株が、一定の低温に当たることで花芽を作る。秋にまいたものは冬までに条件を満た
すほどの大きさに育たず、開花が翌々年になるということである。
■かかりやすい病害虫
苗が突然枯れる立ち枯れ病が発生することがある。水はけの良い場所を選んでタネをまく。
■まとめ
直根性で移植いにくいので直まきする
かなり横に広がるので、間隔を十分あける
酸性の土を嫌う