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3月31日 「オーケストラの日」 誕生花:クリサンセマム・ムルチコーレ

2013-03-31 00:13:06 | 雑記

 記念日

オーケストラの日

日本オーケストラ連盟は2007年に制定し、その年から実施した。

3と3と1で「耳に一番」「耳に良い日」の語呂合わせと、春休み期間中であり親子揃ってイベ

ントに参加しやすいことから。

教育基本法・学校教育法公布記念日

1947年のこの日、「教育基本法」と「学校教育法」が公布された。

翌日から施行され、学校の6・3・3・4制が発足した。

山菜の日

山形県西村山郡西川町にある山菜料理の出羽屋が制定。多くの人においしい山菜の食べ

方、保存方法、加工食品などについて知ってもらうのが目的。日付は雪の多い山形県西川

町では春の山菜が待ち遠しいこともあり、3月の最終日のこの日から「春ですよ」との合図を

込めるとともに、3と3と1で「山菜」と読む語呂合わせから。

サザンイエローパインの日

屋外で耐久性の高いアメリカ産の木材サザンイエローパインの普及を目的に、この木材を

輸入して大阪のユニバーサルスタジオジャパンの屋外施設を建設した大阪府堺市に本社

がある中川木材産業株式会社が制定。日付はサ(3)ザン(3)イエロー(1)の語呂合わせ

から。

エッフェル塔落成記念日

1889年のこの日、エッフェル塔の落成式が行われた。

パリのシャン・ド・ナルス公園に立つ鉄塔で、高さ約320m、パリ万博に合せて建設され、フ

ランス人技師エッフェルによって設計された。

復活祭(イースター)

復活祭とはキリスト教の典礼暦における最も重要な祝い日で、十字架にかけられて死んだ

イエス・キリストが3日目に復活したことを記念する。英語で「イースター(Easter)」とも言わ

れる。正教会では「イースター」よりも「パスハ」の呼称の方が好まれる。

復活祭は「春分の日の後の最初の満月の満月の次の日曜日」と、紀元325年のニカイア

公会議という世界教会会議で定められというわけで、その年によって変わり、最大一ヶ月ほ

ど、つまり月の周期プラス数日のずれが生じる。

日本を始め多くの国で使われているグレゴリオ暦では、2013年は3月31日、’14年は4月

20日となっており、西方教会(ローマカトリック、プロテスタント、聖公会など)はこの日にイー

スターを行う。

東方教会(ギリシア正教など)はユリウス暦を使って計算しているため、2013年は5月5日

、’14年は4月20日となっている。

イースターに行われる風習は、一般的にクリスマス同様、家族でご馳走を食べて祝う。

また、エッグハン(卵狩り)やエッグロール(卵転がし)という、子どもの遊びもある。

イースターエッグと言うカラフルに染められたゆで卵を探すのがエッグハント、またその殻を

割らないように転がすのがエッグロール。アメリカのホワイトハウスでも、例年敷地内でエッ

グ ロールの催しが行われる。

イースターエッグは、ひよこが卵の殻を破って出てくるように、キリストも死という殻を破って

よみがえることを象徴している

 クリサンセマム・ムルチコーレ(Chrysanthemum multicaule)

【花言葉】「高潔」「誠実」「誠実な貴方でいて」

【概要】クリサンセマム・ムルチコーレ(学名:Coleostephus myconis)はキク科コレオス

テフス属の這性・耐寒性一年草で、アルジェリア原産。

クリサンセマムとはもともとキク属全体を指す名称で、このムルチコーレとパウドサム(ノース

ポール)、カリナタム(ハナワギク)などのごく小さな花のグループの総称として用いられる。

ムルチコーレはアルジェリアで品種改良された比較的新しい品種で、現在はクリサンセマム

属からコレオステフス属にかわり、園芸上はクリサンセマム・ムルチコーレと呼ばれている。

属名の「コレオステフス(Coleostephus)」はギリシア語の「koleos(さや)」と「stephunos

(冠、王冠)」と言う意で、冠毛の形から名付けらたとされる。英名は「yellow daisy(イエロ

ーデイジイ、multicaule(ムルチコーレ)」。Chrysanthemumはギリシア語の「chrysos

(黄金色の)+anthemon(花)」が語源。multicauleは「茎が多い」の意。

【特徴】

草丈は15~20cm、非常によく分枝して広がり、輝くばかりの黄金色の2~3cmほどの小

花を1株に30近くも咲かせる。とても丈夫で花期は初春~初夏(3~6月)と長い。花周辺の

花びら(舌状花)も花芯部の管状花(筒状花)も黄色。舌状花はヘラ状でやや丸い。

【詳しい育て方】

季節・日常の手入れ

葉が密集すると風通しが悪くなり、株が蒸れやすくなる。枯れた葉はこまめに摘み取る。

苗がある程度の高さになったら先端の芽を摘む。そうすると下から数本の茎が伸びてきて茂

り、ボリュームのある草姿に育つ。

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所で育てる。多湿な環境は苦手なので風通しは大切である。また、日照

不足は花付きや生育に大きな影響を与えるので、しっかり日に当てる。ひどい場合はひょろ

ひょろと伸びて、花もあまり咲かない。

寒さに弱く、寒風や霜の被害に遭うと枯れてしまうことがある。寒冷地では室内に取り込んだ

方がよい。それ以外の地域では防寒ネットで覆うか夜間だけ軒下に移動させるなどの防寒

対策を行う。

水やり・肥料

加湿に弱く、水をやりすぎると根が傷んで株がダメになってしまう。ある程度の乾燥にも耐え

るので、水のやりすぎには注意する。

開花期間中は液体肥料を時々与えるが、肥料自体あまりたくさんいらない。特に窒素分が

多いと葉は茂るが、花は咲きにくくなる。

用土 

水はけの良い土が適している。じめじめしていていつまでも乾かない場所には育たない。

植え替え・植え付け

花壇に植え付ける場合は、春暖かくなってからの方が霜や寒風の被害を受けなくて済む

晩秋に植え付ける場合は霜除けが必要。また、大苗での移植を嫌うのでビニールポットなど

で苗を育て植え付けるときは周りの土をくずさないように植え付けると比較的根付きやすい

ので、この方法がよい。

ふやし方

発芽率が悪く、芽が出ないタネもあるので多めにまく。発芽温度は15~20℃、9月下旬~

10月まき時。気温が高すぎると発芽も悪いので、あまり早くまきすぎない。

用土を入れた箱などにタネをまいて、ある程度大きくなったらビニールポットに1つずつ植え

て霜や寒さを避けられる場所で育て、春になってから植え付ける。

寒さが厳しい寒冷地では春にまいても良い。その場合、開花は初夏~秋になる。

かかりやすい病害虫

湿度が高いと灰色カビ病が発生する。枯れた花や葉はこまめに取り除き、風通しの良い場

所で管理する。発生が見られたら殺菌剤を散布する。

春先からアブラムシが茎葉、つぼみに発生する。見つけ次第殺虫剤で駆除する。

まとめ

寒さに弱いので冬は防寒を

高温多湿に弱いので、風通しをよくする

日によく当てて育てる 

 


3月30日 「国立競技場落成記念日」 誕生花:イースターカクタス

2013-03-30 00:22:52 | 雑記

 記念日

国立競技場落成記念日

1958年のこの日、神宮外苑に国立霞ヶ丘陸上競技場が完成した。

敷地面積は22000坪で、約58000人の収容能力を持ち、1958年5月24日~6月1日

、第3回アジア競技大会が開催された。1964年には東京オリンピックの開閉式の会場にな

った。

マフィアの日

1228年のこの日、マフィアの名前の由来となったとされる「シチリアの晩鐘事件」が起こっ

た。当時のシチリアはフランス国王の叔父であるシャルル・ダンジューの過酷な支配下にあ

った。

1228年のこの日は復活祭の翌日の月曜日であり、晩祷の為に教会の前に市民が集まっ

ていた。そこへフランス兵の一団がやってきて、その土地の女性に手を出そうとしたため、そ

の女性の夫はその兵士を刺した。その場に居合わせた他の市民もフランス兵に襲い掛かり

兵士の一団を全員殺してしまった。そのとき晩祷を告げる鐘がなったことから、「シチリアの

晩鐘事件」と呼ばれる。

この反乱は全島に拡大し、フランス人は見つかり次第殺され、その数は4000人以上にも及

んだ。この反乱の合言葉「Morte alla Flancia Italia anela(全てのフランス人に死

を、これはイタリアの叫び)」の各単語の頭文字を並べると「マフィア(mafia)」となり、これが

マフィアの名前の由来であるという説がある。

シャルル・ダンジューのアンジュー王家はシチリアから追放され、代ってシチリアの支配者と

なったアラゴン王家との間に20年に及ぶ戦争が起こった。

●信長の野望の日

1983年3月30日に発売された歴史シュミレーションゲームソフト「信長の野望」。発売から

30周年を迎えた2013年に、その開発、販売を手がけ、神奈川県横浜市に本社を置くコー

エーテクモゲームが制定。「信長の野望」は多くのファンから愛され、今もシリーズ化されて

いる人気のゲームソフト。日付は「信長の野望」シリーズの第一作目が発売された日から。

 イースターカクタス

【花言葉】「復活の喜び」

【概要】

イースターカクタス(学名:Rhipsalidopsis)は、ブラジル原産のサボテンの仲間で、キリスト

教の復活祭(イースター)の頃に花を咲かせるので、この名前がある。正式な学名はリプサ

ルドプシスという。別名はホシクジャク(星孔雀)と言い、花の形が星のように尖っていること

から名付けられた。

サボテンというと荒涼とした砂漠に生えているイメージが強いが、イースターカクタスは森林

の樹木や岩場に張り付いて生活する。このような環境で育つサボテンを森林性サボテンと言

い、他にシャコバサボテンや月下美人などが知られている。

茎は平べったいもの、稜のあるもの、毛の生えているものなど種によって様々な形がある。

それらの茎が繋がってその頂点に花が付く。花色は、ピンク、オレンジ、赤などがあり、雄し

べが花びらに変化して八重咲きになるものもある。花の大きさは通常3~4cm程度だが、大

輪種は10cmを超す。

■仲間・品種

原種

リプサリドプシス・ロセアRhipsalidopsis rosea)

高さ20~30cmで、茎に4つ稜があり刺が螺旋状に並ぶ。かすかな芳香のある赤紫色の

を咲かせる。「落下の舞」という和名がある。

リプサリドプシス・ガエルテリ

明るい赤色の花を咲かせ、ロセアと比較すると一回り大きな花。和名で「ゲ氏孔雀」と呼ば

れる。

この2種を掛け合わせて作られた園芸品種は多彩でバラエティーに富んだものが多い。

シャコバサボテンとの違い

シャコバサボテンもイースターカクタスも見た目は似ており、森林性サボテンという共通性は

あるが、シャコバサボテンはサボテン科シュルンベルゲラ属、イースターカクタスは同科リプ

サリドプシス属に分類され。分類学上は別物。

シャコバサボテンは花全体が筒状で長くなり開いた時花びらが反り返るが、イースターカクタ

スは付け根の部分から花びらが平たく開く。

【詳しい育て方】

季節・日常の手入れ

花がらはそのままにしないで摘み取る。

日当たり・置き場所

やや日陰を好み、強い日射しが苦手。春~秋は午前中に日が当たって午後から蔭になるよ

うな半日陰の場所が適している。また、高温多湿を嫌い、真夏は半休眠状態になる。7~8

月にかけては風通しの良い熱のたまらない場所で、できるだけ涼しく過ごさせる。やや寒が

りなので、戸外に置いてあるものも霜が降りる前に室内に取り込む。室内では、レースのカ

ーテン越しくらいの柔らかい日射しが当たる場所に置く。耐寒温度は5℃程度。強い日射し

に当たると葉焼けを起こし、生育が衰える。また、極端な日陰だと花付きが悪くなる。

水やり・肥料

冬は寒さで休眠状態に入るので水やりは土の表面が乾いて数日経ってから与える。置いて

ある場所によって異なるが、月2~3回の水やりでよい。

春と秋は生育期でよく水を吸うが、常に湿っている状態はよくない。土の表面が乾いてから

1~2日経ってから水を与える。

真夏は暑さで半休眠状態になり、根があまり水を吸わず、水をやりすぎるとかえって根が腐

ってしまう。冬同様乾かし気味にするが土がよく乾くので週1~2回は水を与える。

春~初夏にかけてが生長の最盛期で、肥料は4~6月に月1回、固形肥料を適量与える。

用土

水はけと水もちの良い土が適している。赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土を用い

る。用土には緩効性の粒状肥料を混ぜ込んでおく。

■植え替え・植え付け

植え替えの適期は花が終わった頃。

まず茎節を1~2節摘み取り、株全体を一回り小さくする。上の葉と下の葉をそれぞれ指で

つまんでひねるように引っ張ると節間が簡単にはずれる。この作業を「ピンチする」と言う。

ピンチして取った葉は挿し芽に利用できる。

株を鉢から抜いて一回り大きな鉢に植え替える。根が傷つけられのを嫌がるので、古い土を

落としてから植え替える場合は、あまり根を乱暴に扱わないように気をつける。

ふやし方

挿し芽でふやすことができる。

挿し芽は植え替え時にピンチして摘み取った葉を利用する。小さな鉢に用土入れて、葉の

半分くらいが土に埋まるように挿す。この時、葉の基部を傷つけてしまうと根が出ないので棒

やヘラで用土に穴を開けてから挿すようにする。たっぷりと水を与えて用土を落ち着かせ、

その後は雨の当たらない半日陰の場所で乾かし気味に管理する。根はだいたい挿し芽して

から1ヶ月後くらいに出てくる。

かかりやすい病害虫

カイガラムシ

■ポイント

強い日射しを嫌う

暑さ、寒さがやや苦手

水やりは乾かし気味に





3月29日 「マリモ記念日」 誕生花:フリチラリア

2013-03-29 01:10:48 | 雑記

 記念日

マリモ記念日

1952年のこの日、北海道阿寒湖のマリモが国の特別天然記念物に指定された。

同時に、富山湾のホタルイカ群遊海面、鹿児島県出水市のナベズル、高知のオナガドリ等

も国の特別天然記念物に指定された。

 マリモ(毬藻、学名:Aegagropila linnae)は、球状の集合体を作ることで知られている

淡水性の緑藻の一種である。マリモは球状の集合体を形成するが、球状体一つがマリモの

一個体単位というわけではなく、この球状体を構成する細い繊維(糸状体)がマリモの個体

としての単位である。多くの生息地では、マリモは糸状体の形態で暮らし、集合体を作らな

い。

八百屋お七の日

1683年のこの日、18歳の八百屋の娘・お七が、3日間の市中引き回しの上、火あぶりの

極刑に処せられた。

前年12月28日の大火で避難した寺で出会った寺小姓・生田庄之助のことが忘れられず、

火事いなればまた会えると考えて3月2日の夜に放火、火はすぐに消し止められたが、お七

は御用になった。

当時は放火の罪は火あぶりの極刑に処せられていたが、17歳以下ならば極刑は免れるこ

とになっていた。そこで奉行は、お七の刑を軽くする為に「お主は17だろう」と問うが、その

意味がわからなかったお七は正直に18歳だと答えてしまい、極刑に処せられこととなった。

お七が丙午[ひのえうま]の年の生まれであったことから、丙午生まれの女子が疎まれるよう

になった。

作業服の日

作業服などを販売する埼玉県川口市の「まいど屋」が制定。

ものづくり大国の日本では多くの労働者が第二次産業に従事している。日本の屋台骨を支

えている作業服姿の人々に感謝し、新年度4月1日から新しい作業服でさらに頑張ってもら

いたいとの願いを込めて、日付は3と29で「作業服」の語呂合わせでもある。

キン肉マンの日

1979年に集英社の『少年ジャンプ』に連載されて以来、多くのファンを獲得した日本を代表

する漫画作品でありアニメ作品である「キン肉マン」(ゆでたまご原作)の記念日を集英社が

制定。日付はキン(金曜日)と肉(29)を組み合わせたもので、1年に数回しか巡ってこない

。2013年は3月と11月。キン肉マンのDVDのPRも。

※立原道造忌

詩人・立原道造[たちはらみちぞう]の1939年の忌日。

『萱草に寄す[わすれぐさによす]』『暁と夕の詩』『優しきI』『優しき歌II

 フリチラリア

【花言葉】「人を喜ばせる」「天上の愛」「才能」「威厳」

【概要】

フリチラリア(Fritillaria)はユリ科フリチラリア属の球根植物で北半球の温帯地帯におよそ

100種分布する。日本にもクロユリなど数種が分布している。 

秋植え春咲き球根として扱い、秋に球根が出回る。秋~冬に芽を出して生長し春に釣鐘状

の花が下を向いて咲き、夏前に地上部が枯れて球根の状態で夏を越す。花色は白、オレン

ジ、紫、黄、緑など種により様々。草丈は小型種で20cm、大型種では1mを超す。球根の

大きさは種により異なり、大球種と小球種がある。

フリチラリアはラテン語で「サイコロ箱」とか「チェス盤」という意味で、ある種の花の形とか模

様に由来するとされている。

【仲間・種類】

●東アジア原産

クロユリ(F.camtschatcensis)

カムチャッカ、アラスカ、東シベリア、日本の北海道や本州の高山に分布する。花色は暗い

紫色、主な開花期は初夏。本州型と北海道型があり、花色や草丈、性質が若干異なる。

バイモ(F.verticillanta ver.thunbergii)

中国原産で、日本へは江戸時代に渡来。漢字で書くと「貝母」、アミガサユリ(編笠百合)とも

呼ばれる。葉は細長く先端は巻きひげ状になる。花は長さ2~3cm、葉腋から各1個垂れ下

がり淡い緑色で釣鐘に似て、主な開花期は春(4~5月)。球根(鱗茎)を咳止めや止血、解

熱などの薬用に利用。

西アジア原産

フリチラリア・インペリアリス(F.imperialis)

イラン、トルコ、ヒマラヤなどに分布する大型種で、開花時の姿が非常に立派なフリチラリア

の王様で、花色はオレンジもしくは黄色。園芸品種の’ルテア’がよく出回っている。開花期は

春。ヨウラクユリ(瓔珞百合)とも呼ばれる。高さ60~100cmの茎の頂部に披針形の小型

葉をつけ、その間につややかな釣鐘状の大きな花を下向きに1~5つ付ける。花被片、雄し

べともに6で花柱は1で3裂し、葯は底着する。直立した茎は分枝せず、多くの葉は互生、対

生または輪生し、茎頂に花を付ける。

フリチラリア・ペルシカ(F.persica)

イラン原産、草丈は1mを超す大型種。葉は灰緑色で僅かに捻じれ、いろいろな方向に互生

する。花は春、長い総状花序に咲く。花色は濃紫色から緑色がかった褐色で、狭いベル形、

30個以上付く。

ヨーロッパ原産

フリチラリア・メレアグリス(F.meleagris)

ヨーロッパに広く分布し、草丈は40cm前後で、茎の先端に1~2輪の花を下向きに咲かせ

る。モダンで可愛らしくフリチラリアの女王様で、多くの園芸品種があり、花色は紫紅色や赤

紫色、白などがある。花びらがモザイク模様になるのが印象的である。 

【詳しい育て方】

季節・日常の手入れ

[ポイント]

購入した球根を秋に植えて春に花を咲かせることはそれほど難しくないが、その後の夏越し

が難しく腐ってしまうことも多々ある。その点で栽培が難しい植物と言える。花が終わったら

、花茎を切り落としてタネが付かないようにする。

[球根の堀上げ・貯蔵]

開花後、葉が茶色く枯れて休眠に入ったら堀り上げ貯蔵する。作業の適期は初夏、梅雨前

で高温多湿な季節がくるまでにはやってしまう。球根は外皮がなく表面から水分が抜けて乾

やすいので、貯蔵の際は気をつける。市販のものは、おがくずなどに入れて販売されてい

ることが多い。掘り上げた球根はペンレートなどの消毒液に30分ほど浸し、表面を乾かして

から僅かに湿り気のある腐葉土やバーミキュライトなどに埋め込んで涼しい場所で貯蔵する

。鉢植えは掘り上げず休眠に入ったら雨の当たらない涼しい場所に移動して管理しても良

い。 

■日当たり・置き場所

日当たりの良い場所で 管理するか、もともと涼しい林の中などに自生している。暑さが苦手

なので、花後は半日陰の涼しい場所に鉢を移動させる。地植えの場合は直射日光の当たる

ような場所は避けて木陰などに植えつける。

■水やり・肥料

生育の旺盛な春は水を欲しがるので土が乾いたらたっぷりと水を与える。秋、冬は水やりを

控えめに、やや乾かし気味にする。球根を掘り上げず鉢ごと管理しているものは乾かさない

いよう休眠期もときどき水を与える。

肥料は春の生育期に薄めの液体肥料を時々与える。あまり多くは必要ない。

■用土

ポイントは水はけのよさと有機質である。落葉樹の下などに自生するものが多く、腐葉土が

たっぷり入った用土を好む。鹿沼土4:軽石(小粒)4:腐葉土2の割合で混ぜた土などが適

している。水はけの悪い土では球根が腐ることがある。地植えは特に気をつける。

植え替え・植え付け

球根の植え付けの適期は9~11月大球種と小球種では植え付けの深さや間隔がやや

異なる。鉢植えの場合、大球種は6~7号鉢(直径18~21cm)に1球、小球種は5号鉢(

直径15cm)に3~4球が目安。植えつける深さはいずれも3~5cm。

地植えの場合、大球種は深さ10~12cm、30cm間隔で植え付ける。小球種は深さ6~1

0cm、15cm間隔が適当である。

鉢植えで植えっ放しで管理しているものも1年おきに分球を兼ねて秋に植え替えを行う。

ふやし方

球根を掘り上げるときに球根を分けてふやすことができる。球根を掘り上げると親球の周り

に小さな子球ができているので、その子球を取り外してつちをよく落として乾かさないように

おがくずやバーミキュライトを入れた袋の中に埋めて、涼しい日陰で貯蔵して、秋に植え付

ける。早ければ次の年、普通は2年目くらいから花を咲かせる。

■かかりやすい病害虫

春先から葉茎にアブラムシが発生するので、薬剤を散布して駆除する。

春~初夏にはナメクジが葉を食害する。被害がひどいと葉が枯れて休眠時期が早まること

がある。ナメクジ誘殺剤を使用するか、見つけて捕獲・駆除する。

まとめ

球根は外皮がなく乾燥に弱い

寒さには強いが、暑さには非常に弱い

夏の直射日光には当てない 



3月28日 「三つ葉の日」 誕生花:エビネ

2013-03-28 00:03:00 | 雑記

 記念日

三つ葉の日

「み(3)つ(2)ば(8)」の語呂合わせから。

ミツバ(三つ葉、学名:Cryptotaenia canadensis subsp.japonica)はセリ科の多年草。

和名の由来は葉が3つに分かれた様子から。

日本原産で、本州から九州、四国の山地の日陰に自生する。高さは40cmほどで6~8月

に5枚の花弁からなる白い小さな花を咲かせる。葉の形状は卵形で先が細く尖っている。互

生し3枚からなる複葉で、縁にはぎざぎざの重鋸歯がある。

主にハウスで水耕栽培されたものが年中出回っており、茎と葉が食用とされる爽やかな香り

が特徴の香味野菜(ハーブ)で、βーカロテンを多く含む緑黄色野菜である。山菜としては春

から初夏が旬である。野生のものは一般的に、ハウス栽培のものより大きく、香りも強いが、

筋張っているものもある。また、アントシアニンを含む赤い三つ葉も存在する。

おひたしや和え物にするほか、吸い物や鍋物、丼物の具として広く用いられる。

三ツ矢サイダーの日

アサヒ飲料が制定。

「み(3)つ(2)や(8)」の語呂合わせ。

みつばち保険ファームの日

来店型保険ショップを全国展開するVLフィナンシャル・パートナーズが、自社の保険ショップ

ブランドである「みつばち保険ファーム」が2010年4月に100店舗の出店を達成し、「あな

たの保険窓口」として更なる発展を目指すことを目的に制定。日付は3と28で「みつばち」と

読む語呂合わせから。

シルクロードの日

1900年のこの日、スウェーデンの探検家・地理学者のスウェン・ヘディンによってシルクロ

ードの古代都市・楼蘭が発見された。

スリーマイル島の日

1979年のこの日、アメリカ・ペンシルベニア州スリーマイル原発で炉心融解事故が発生し

た。世界最初の原発事故だった。

※宗因忌

江戸前期の連歌師・俳人の西山宗因[にしやまそういん]の1682年の忌日。

井原西鶴の師としても知られ、俳壇の中心的存在として活躍した。

「そよそよそよ昨日の風体けふの春」

※鑑三忌

明治、大正時代のキリスト教指導者で評論家の内村鑑三[うちむらかんぞう]の1930年の

忌日。1981年、宗教上の立場から教育勅語に対する敬礼を拒否したことから第一高等中

学校講師の職を追われて以来著述に専念した。雑誌『聖書之研究」を創刊し、聖書に基づく

無教会主義を唱えた。英文による『余は如何にして基督信徒となりし乎(How I become

a Christian)』は数ヶ国語に』翻訳された。

※邂逅忌

小説家・椎名麟三[しいなりんぞう]の1973年の忌日。

長編小説『邂逅』から邂逅忌と呼ばれる。

椎名麟三を偲ぶ会主催の追悼会が行われる。

※京都裏千家利休忌

 エビネ(海老根)calanthe

【花言葉】「忠実」「謙虚」「誠実」

【概要】

エビネ(海老根、学名:Calanthe discolor)はラン科エビネ属の多年草、地上性のランであ

る。ジエビネ、ヤブエビネと呼ばれることもある。

【分布】

日本、朝鮮半島南部、中国の江蘇省、貴州省に分布する。日本では北海道西南部から沖縄

島まで分布する。

形態】

球茎は広卵状~球状で径、長さとも約2cm、古い球茎は時に10年以上も残り、地表近くに

連なる。和名はこの形をエビのに見立てたことに由来する。直径2~3mmの根を多数生じ

る。秋には翌年の新芽を生じ、冬までに少し生長してから越冬する。葉は2~3枚付き、薄く

、形は長楕円形~倒卵状披針形で先は尖り、縦に5本の脈がある。基部は細い葉柄にな

る。冬を越すと横伏するが、数年間は枯れずに残る。

花は春咲きで、新芽の展開とともに高さ30~40cmの花茎を伸長させる。2~3個の苞が

ある。花序の半ばより上に多数の花をつける。花はほぼ横向きに平開する。萼片は狭卵形

、側花弁は倒卵状披針形、共に先は尖る。唇弁は3つに裂け、左右の裂片が広い。中央の

裂片には縦に3本の隆起線があり、先は板状に立ち上がる。唇弁の基部は深くくぼんで後ろ

に突き出し、長さ0.8~1.0cmの距となる。花期は4~5月。 

花色や形は種ごとに特徴があるばかりでなく、同じ種の中でも非常に個体差がありその多

様性から「二つと同じものはない」と形容されることもある。

代表的な原種に「ジエビネ」「キエビネ」「サルメンエビネ」「ニオイエビネ」「キリシマエビネ」

5種があり、さらに、それらの種同士が自然交雑してうまれた「タカネ」「ヒゼン」「サツマ」「コ

オズ」などと呼ばれる自然交雑種がある。実際は人工交配による園芸品種の育成も盛んに

おこなわれており、その多様性と変化の幅はいっそう広くなっている。

【詳しい育て方】 

季節・日常の手入れ

日本種春咲きエビネは野生ランの中では比較的育てやすい部類に入る。種によって耐寒・

耐暑性などは多少異なるが、基本的には柔らかい日射しで風通しのよい場所を好み、夏の

蒸し暑さや多湿、強い寒さを嫌う

性質を理解して、「季節ごとにあった置き場所」を選び工夫することが大きなポイントとなる。

開花時期に強い光が1方向から当たると花茎が光の強い方へ曲がってしまうので、鉢を

時々180°回転させてまんべんなく光が当たるようにするか、直接日が射し込まない明るい

日陰に移動させる。

日当たり・置き場所

主に杉林の下など柔らかい日が射しこむ樹林下に自生し直射日光を嫌う。強い直射日光に

当たると葉焼けを起こして葉が黄色くなったり一部枯れて弱る。

一年を通して半日陰の場所で育てるが、あまり暗い日陰だと花付きが悪くなり注意が必要。

具体的には一日あたり朝日が3時間くらい当たれば生長に問題がないので、それを目安に

場所を選ぶ。

例えば、北側の庭でも間接光で必要な日光を十分まかなえる場所は日当たりの良い南向き

の庭よりエビネに関してはむしろ栽培に適しているといえる。寒冷紗を用いる場合は冬は3

0%、春・秋40%、夏60~70%を目安に遮光を行う。

蒸し暑いのが苦手で夏は根の動きが鈍り全体の生育も弱るいわば「夏バテ」状態になること

がある。真夏はできるだけ暑さを避けた風通しの良い場所を選び、夕方以降に葉や周りに

打ち水をするなど、できるだけ涼しい環境を作る。サルメンエビネのように特に暑さに弱く冷

涼な環境を好み、夏にがくんと生育の衰えるものもある。

寒さには比較的強いが、霜に当ると霜焼けで葉が黒く枯れてしまうので気をつける。ニオイ

エビネをはじめとする暖地性のエビネは寒さに弱く、最低5~6℃必要。

水やり・肥料

おかしな言い方だが「エビネの体はほとんど水でできている」と表現しても差し支えないくら

い乾燥に弱い植物なので、水切れは禁物である。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え

る。ただし、常に用土が水に浸かっているような状態では根腐れを起こしてしまうので気を

付ける。年々株が小さくなり十分生育できないなのは肥料不足よりも水のやりすぎによる軽

い根腐れを起こしてケースがよくある。冬は休眠しているので水やりの回数は控えめにす 

る。

肥料は花後から秋まで液体肥料を月2回程度与える。真夏は暑さで根の動きが弱まること

があるので一旦ストップする。

用土

水はけの良い土が適している。

日向土(ぼら土)小粒4:赤玉土小粒4:腐葉土2の割合で混ぜた土を用いる。

■植え替え

植え替えの適期は新しい根が元気に伸び始める花後すぐの5月頃か、9月中旬~10月上

旬が適期である。鉢がいっぱいになって新芽の伸びるスペースがなくなりそれ以上生育でき

なくなったり、同じ用土で長い期間育てていると根腐れを起こすので1~2年に1回は新しい

用土で植え替えが必要である。

鉢から抜いた株は用土を軽く落として根をほぐし、根を水に浸して揺すり洗いする。触ってみ

てスカスカになっている根や傷んでいて黒ずんだ根は切り落として整理する。

鉢の底に大粒の日向土や軽石を1/4くらいの高さの位置まで入れ、新芽が鉢の中心になる

ように新しい用土で植え付ける。植え付ける深さはバルブ(葉の付け根にある丸く太った根

茎部分)が半分くらい地上に見えるくらいが適当である。

エビネは新芽が伸びてその基部にバルブができる。そのバルブから更に新芽が出てきて...

という風に年々新芽の出る位置が横方向のずれていく。であるから現在の新芽が鉢の中心

にくるように植え付け翌年、翌々年と新芽の伸びるスペースを広く開けておくのである。

ふやし方

株分けでふやすことができる。

株分けの作業は植え替え時、新芽に古いバルブ(バックバルブ)を2~3個付けた状態で切

り分ける。切り分ける際、位置をしっかり確認して元気な根まで切り落とさないように注意す

る。後は植え替えの要領と同じ。また、葉の付いていないバックバルブを2~3個ずつに切り

分けて水で湿らせた水ゴケに半分埋めておくと芽が出てくる(バックバルブ吹かし)。

かかりやすい病害虫

エビネで最も恐ろしく、発生する確率の高い病気がウィルス性の病気である。 

この病気にかかると葉や新芽に濃淡のある斑模様が出て、株の生育が弱り、花もちゃんと

咲かなくなる。一旦かかると回復の見込みはなく、健康な株に感染することもあるので、ウィ

ルス病と判断した株は処分するか隔離する。ウィルス病はアブラムシや消毒が不十分な

ハサミなどを通してかかることが多いので、普段から害虫の駆除や器具の消毒などを行い

感染ルートを断つように努める。

ナメクジは新芽や花を食害するので見つけ次第駆除するか、誘殺剤などを用いる。

ポイント

水切れに弱いので、土の表面が乾きかけたらたっぷりと水を与える

真夏の高温多湿を避け、風通しの良い場所で育てる

一年を通して適した場所になるよう置き場所を工夫する


3月27日 「さくらの日」 誕生花:ジギタリス

2013-03-27 02:17:51 | 雑記

 記念日

さくらの日

日本さくらの会が1992年に制定。

3X9(さくら)=27の語呂合わせと七十二侯のひとつ「桜始開[さくらはじめてひらく]」が重

なる時期であることから。

日本の歴史や文化、風土と深くかかわってきた桜を通して、日本の自然や文化について関

心を深める日。

世界演劇の日

ユネスコの外郭団体である国際演劇協会(ITI)が制定。

1962年のこの日、ITIがパリで第1回シアター・オブ・ネイションズ(諸国民演劇祭)を開催

した。

水なすの日

3と27で「水なす」と読む語呂合わせから。大阪府漬物事業協同組合が制定。この時期か

ら夏に向けて本格的出荷が始まるのも由来のひとつ。「水なす」は大阪南部で多く栽培され

、みずみずしく柔らかいのが特徴。その歯ごたえや香りをいかした「水なす漬け」は大阪府

Eマーク食品の第1号に認定されている。

京都表千家利休忌

利休忌は現在、3月27日と28日に大徳寺で行われている。

※赤彦忌

歌人・島木赤彦[しまきあかひこ]の1926年の忌日

「信濃路はいつ春ならん夕づく日入りてしまらく黄なる空のいろ」(『柿蔭集』)

 水なす

水茄子[みずなす]は、ナスの1品種。形は通常のナスより丸みを帯びている。

ナスは本来アクが強く生食には向かない野菜であるが、水茄子はアクが少なく水分を多量

に含んでおり、ほのかな甘みもあって生食が可能である。生食が可能なナスは全国的にも

珍しい。

日本各地で栽培されているが、大阪府の泉州地区で特に盛んに栽培されており、泉州特産

品として日本全国で有名である。

生食の他、糠床に漬け込んだ浅漬けや、漬物調味液に漬け込んだ漬物として食べれること

が多い。

水茄子にも多くの品種があり、泉州地域でも地区によって栽培品種が異なる。

 ジギタリスfoxglove

【花言葉】「熱愛」「不誠実」「隠されぬ恋」

【概要】

ジギタリス(Digitalis)はオオバコ科の属の一つ。地中海沿岸を中心に中央アジアから北ア

フリカ、ヨーロッパに20種あまりが分布する。一・二年草、多年草のほか、低木もある。園芸

用に数種類栽培されているが、一般にジギタリスとして薬用または観賞用に栽培されている

ものはD.purpurea種である。

学名の由来

ギリシア語で「指」を表すdigitusに由来する。これは花の形が指サックに似ているためであ

る。種小名のpurpureaは「紫」の意味。園芸種には白やピンクのものもある。 

ジギタリスは別名をキツネノテブクロ(英名のfoxgloveの直訳)という。ヨーロッパ原産であ

るが、観賞用あるいは薬用に世界中で広く栽培される。

西洋では暗く寂れた場所に繁茂し不吉な植物としてのイメージがある植物とされる。生贄の

儀式が行われる夏に花を咲かせることからドルイド(ケルト人社会における司祭のこと)達に

好まれると言われる。「魔女の指抜き」「血のついた男の指」などと呼ばれていた地域もあ

る。ジギタリスは全草に猛毒があり、観賞用に栽培する際は注意が必要である。

【特徴】

地際から葉を放射状に出して、茎を伸ばさず地面に張り付くような低い位置で冬を越す(こ

の株姿をロゼットという)。春になるとぐんぐん茎を伸ばして上に伸び、初夏(5~7月)に長さ

30~50cmの花穂を出してたくさんの花を穂状に咲かせる。花は筒状で先端が浅く切れ込

んで色は紅紫色、内側に黒っぽい点々としたそばかすのような斑点ができる。

別種のジギタリス・ルテアと掛け合わされてつくられた園芸品種はバラエティーに富む。本来

は1mを超す大型の草花であるが、50cm前後におさまるコンパクトな品種もある。

【種類】

野生種

ルテア(D.lutea)

ヨーロッパ中南東部、北西アフリカに分布する。花色は白、黄色でやや小輪。ルテアは「黄色

の意で、花色に由来する。

グランディフロ-ラ(D.grandiflora)

ヨーロッパ~西アジアに分布する。花色は黄色で、グランディフロラは「大輪の」の意。

メルトネンシス(D.xmertonensis)

プルプレアとグランディフロラとの雑種、花色は濃いピンクで芳香がある。

園芸品種

エクセルシア(D.'Excelsior')

草丈1.8mに達する大型種で、大輪の花を咲かせる。

グロキシニフロラ(D.'Gloxiniiflora')

花が大きく開き、内側に斑点模様がたくさん入る。

フォクシー(D.'Foxy')

草丈50cmくらいから開花する。よく枝分かれし、1株から数本の花穂を出す

【詳しい育て方】

季節・日常の手入れ

花茎が長くなる品種は途中で倒れないように支柱を立てて花茎を支える。花が終わったら

花穂は切り落とす。うまくいくとワキから花茎が伸びてきて二番花が楽しめる。

日当たり・置き場所

夏以外はよく日に当てる。やや暑さに弱いので、真夏はできるだけ涼しく、風通しのよい半日

陰の場所が理想的である。

耐寒性は非常に強いので特に防寒対策は行う必要はない。涼しい気候を好むので、高地や

高原の方が大株に育ち、より美しい花が咲く。

水やり・肥料

土の表面が完全に乾いてからたっぷりと水を与えるようにする。やや乾燥気味の土壌を好

み、じめじめした水はけの悪い土壌を嫌い、加湿にすると根が腐って株がダメになることが

ある。ただし、生育期はぐんぐん水を吸うので、極端な乾燥には気をつける。冬はあまり乾か

ないので水やりの回数を少なくする。

植え付けの際に緩効性の肥料を土に混ぜ込んでおけば追肥は特に必要ない。葉の色が薄

くなったり生育が悪いような時液体肥料を適宜与えるようにする。特に問題なければ肥料は

与えないようにする。与えすぎると軟弱な株に育ったり、葉ばかり茂って花が咲かなくなるこ

とがある。

用土

水はけがよく有機質に富んだ土を好む。鉢植えの場合は赤玉土4:腐葉土3:パーライト3の

割合で混ぜた土を使用する。地植えは、水はけの悪い場所では川砂を、土が固くしまってい

る状態の時は腐葉土を混ぜ込む。

植え替え・植え付け

毎年咲く多年草のタイプで、鉢植えのものは鉢の中が根でいっぱいになったら植え替える。

比較的大株になっても根付きやすく、移植しやすい。植え付けの適期は11月頃。

ふやし方

タネをまいて育てることができる。発芽温度がやや高く20~25℃なので、5月に入ってから

タネまきを行う。タネの性質として発芽する時光を必要とするので(好光性種子)、タネをまい

た後、極薄く土をかぶせる。基本的に二年生の植物なので、5月にタネをまくと花が咲くのは

翌年の6月頃(まる1年かかる)。例外的に’フォクシー’などの一年生の品種があるが、これ

は9月頃タネをまくと翌年6月頃から花を付ける。

多年生の品種は株分けでふやすことができる。適期は3~4月、9~10月で大きくなった株

を掘り上げて2~3個に分けてそれぞれ植えつける。

病害虫

特にない。

まとめ

肥料は控えめに

水はけのよい土壌で育てる

寒さに強いが、暑さがやや苦手