記念日
□ハロウィン
ヨーロッパを起源とする行事で、後にキリスト教の万聖節の前夜祭に当たることから、アメリ
カでは子供の祭りとして定着している。幽霊や魔女などに仮装して歩いたり、カボチャのラン
タンを飾ったり、子供がお菓子ををもらうなどのイベントが行われる。
日付は古代ヨーロッパの原住民ケルト族の1年の終わりは10月31日で、この夜は死者の
霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていた。これから身を守る為に仮面
を被り、魔除けの焚き火を炊いたことから。これに因み、31日の夜、南瓜をくり貫いて作った
ジャック・オー・ランタン(お化けカボチャ)に蝋燭を立て、魔女やお化けに仮装した子供達が
「Trick or Treat(お菓子くれなきゃ、いたずらするぞ)」と唱えて近くの家を1件ずつ訪ね
る。家庭ではカボチャの菓子を作り、子供達はもらったお菓子を持ち寄り、ハロウィーン・パー
ティーを開いたりする。
●世界勤倹デー
1924年、イタリアのミラノで開催されていた国際貯蓄会議の最終日に、この日を「世界勤
倹デー」とすることが決定された。
●ガス記念日
1872年9月29日(新暦では10月31日)、日本で初めてガス灯が横浜の馬車道に点灯さ
れたことを記念して、日本瓦斯協会が1972年に制定した。ガスの安全な使い方や有効利
用の方法等のPRを行っている。
●日本茶の日
1192年のこの日、臨済宗の開祖・栄西が宋から帰国し、茶の種子と製法を持ち帰った。
●出雲ぜんざいの日
出雲地方では10月を神在月と呼び、その神在祭[かみありさい]に振舞われたのが「神在
餅[じんざいもち]」。これが「ぜんざい」の語源になったと言われるいることから、島根県出雲
市の出雲観光協会事務局内「出雲ぜんざい学会」が制定した。日付は神在月(出雲以外で
は神無月)の10月の中でも、10と31で「ぜんざい」と読む語呂合わせで10月31日を選
んだもの。
●陶彩の日
色鮮やかな日本の自然の中、豊かな食卓を「器[うつわ]」で彩りよく演出し、より美味しく食
べて欲しいとの願いを込めて、岐阜県土岐市に本社を置く日本陶彩株式会社が制定。同社
は和陶器を百貨店に納入している商社が共同出資している運営会社。日付は10と31で「
陶(10)彩(31)」と読む語呂合わせから。
●天才の日
「誰もが一冊の本を書くことができる」との思いから1999年に吉田浩氏によって設立され、
数多くのベストセラーや作品を手がけてきたSOHO型の編集プロダクションの株式会社天
才工場が制定。天才工場の天才という名前には、誰もが天才であるとのメッセージが込めら
ており、自分の才能に気付き、天才のひとりであることを再認識する日。日付は10と31で
「天才」と読む語呂合わせから。
□宗教改革記念日
一部のキリスト教プロテスタント系教会で祝われる記念日。1517年のこの日、ドイツのマル
チン・ルターがカトリック教会に対する95箇条の提題をウィッテンベルクの教会の扉に掲げ、
キリスト教会の改革に立ち上がった。
*(旧)天長節祝日
1914年(大正3)年から1926年(大正15)年までの祝日。大正天皇の誕生日は8月31
日であるが、残暑酷しい時期に、祝賀行事を行うのは難しいとして2回目からは2か月後の
10月にずらして行われた。
マユミ(檀、真弓、檀弓) spindle tree
【花言葉】「あなたの魅力を心に刻む」「艶めき」
【概要】
マユミ(檀、真弓、檀弓、学名:Euonymus sieboldianus)はニシキギ科ニシキギ属の落
葉低木または小高木。北海道~九州に分布し、海外では朝鮮半島、サハリンに分布する。
可愛らしい実と美しい紅葉が特長で庭木や鉢植えのほか盆栽にも仕立てられる。マユミは
漢字で「真弓」と書き、木が緻密で歪みが少なく耐久性に優れる為、弓の材料として用いら
れたことに由来する。また、「真の弓の木」の略が通説であるが、他に丸木のまま弓に使用
していたので、「丸木弓」と呼んでいたものが訛ってマユミになった。或いは果実が熟して割
れ、中から赤い種子がぶら下がる様子が繭に似ているのでマユ(繭)ミ(実)というなどの説
がある。別名ヤマニシキギ(山錦木)は見事な山の紅葉を錦に例えて名付けられた。
属名Euonymus[エウオニムス]は、ギリシア語の「eu(良い)+onoma(名))」で「良い評
判」という古語に由来する。
【特徴】
雌雄異株。樹高3~5m、葉は楕円形で対生し、葉の先は尖り、縁には細かい鋸歯があり、
葉脈がはっきりしている。1年目の枝は緑色をしている。老木になると縦に裂け目が目立
つ。花は春~初夏(5~6月)、新しい梢の根本近くに付く。薄い緑で4弁の小花。果実は1
cmほどの大きさで、枝にぶら下がるように付き小さく角張った4裂の姿で、果である。
果実は雌株だけに付く。秋の果実の色は品種により白、薄紅、濃紅と異なるが、どれも熟
すと4つに割れ、艶のある赤い種子が4つ現れる。市販もマユミは雌木だけしか売っていな
いが、雌木だけで実がなる。
・雌花・・・雄蕊の花糸の長さが短く子房の先が長い
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・雄花・・・4本ある雄蕊の花糸が長い
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・果実
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【詳しい育て方】
■季節・日常の手入れ
放任していてもあまり樹形は乱れないので、十分なスペースがあって特に樹形を整える必
要がなければ、特に剪定は要らない。むしろ、自然樹形が美しい。
剪定(基本)
どこを切ってもよく芽を出すのでスペースに応じて好みの大きさに仕立てることができるが、
基本的には樹形が乱れたとき以外はあまりむやみに剪定せず、自然樹形で育てた方がよ
い。花芽は今年伸びた長い枝には付かず、短くてしっかりした枝に付く。長く伸びた先端の
枝は枝分かれして部分から切り落とすか、必要なら5~6芽残して短く切り詰め、短かい枝
を残すようにすると枝一面に実が付く。剪定の適期は落葉期の12~2月。
剪定(間引き)
枝が密集すると風通しや日当たりが悪くなり 花芽が付きにくくなったり病虫害が発生しやす
くなるので重なり合っている枝や木の内側に向かって伸びている枝は間引いて日当たりや
風通しをよくする。
その他
芽吹きがよいので強い剪定にも耐えるので盆栽に仕立てられることもある。盆栽にする場合
は太い幹を根元近くで切り落とし、脇から芽を出させて丈を低く仕立てるなどの方法がある。
購入の際の注意点
マユミは雌雄異株[しゆういしゅ]の樹木で雄木と雌木があり、両方とも花は咲くが、実を付
けるのは雌株のみ。一般に出回るのはたいがい雌木だが、できるなら確認する。雌木1本
だけでも結実するので雌雄両方を用意する必要はない。
■日当たり・置き場所
耐陰性があり、ある程度の日陰でも育てることができる。しかし、本来は日当たりを好む樹
木なので、できるだけ日がよく当たる場所で育てる。日当たりの悪いところでは花が少なく、
実付きが悪くなる。寒さに強く日本全国で植栽可能である。
■水遣り・肥料
やや乾燥に弱い性質があり、水切れさせると実付きが悪くなったり、実が付いても落ちてしま
うことがあるので夏場は特に気をつける。地植えの場合一度根付くと特に水遣りに気を使う
必要はないが、株元まで日が当てる場所で育てている場合、乾燥防止のために夏は株元に
腐葉土などで覆ってあげた方がよい。
肥料は少なめの方が失敗は少ない。2月と8月に、油かすに骨粉を2割混ぜたものを株元
に1握り程度与えれば十分である。肥料が多いと葉はよく茂るが、花付きや実付きが悪くな
る。
■用土
水はけがよく腐葉土がたっぷり入った土が適している。植える場所jに予め堆肥などを混ぜ
込んでおく。特に土質は選ばずに、痩せ地でも比較的よく育つ。
■植え替え・植え付け
植え付けは落葉期の3月。根は比較的浅い部分に広く張るので植え穴は大きめに掘り、植
え付けた後は倒れないように支柱を立てる。また、水はけをよくするために山高に植えつけ
るのがコツである。また。細かい根がよく張るので大きめな木でも比較的簡単に移植するこ
とができる。
■ふやし方
挿し木、取り木、タネまきでふやすことができる。
挿し木の適期は落葉期の2~3月で昨年伸びた枝を15cmほどの長さに切り赤玉土に挿
す。同じ質の株が得られる上、一番手軽である。
タネまきは熟した果実を採り、果肉の部分を取り除いてすぐにまくか、乾燥しないように保存
しておき3月頃にまく。タネから育てた場合実を付ける大きさになるまで4~5年はかかる。
タネから育てた場合は雄木と雌木が出る上に、生育や実付きの形質に個体差が出る。
取り木は好みの枝を選び、腹巻のように表皮をぐるりと一定幅で1枚剥いで、そこに湿らせ
た水苔を巻いておく。その後、根が出てきたら切り離して植え付ける。やや技術と手間がか
かる。
■かかりやすい病害虫
病気:特になし 害虫:アブラムシ、カイガラムシ
春~秋にアブラムシやカイガラムシなどの害虫が発生することがある。つきに1~2回防除
を兼ねて薬剤を散布する。カイガラムシは薬剤が効きにくいので、木が小さくて手の届くうち
は見つけ次第ブラシなどで擦り落としたほうが確実である。
■まとめ
自然樹形がきれいなので、樹形を崩すような剪定は行わない
極端に乾燥すると実が落ちたりすることもあるので、夏場は特に注意
肥料は少なめする、多いと葉ばかり茂る