記念日
●生命保険の日
生命保険のトップセールスマンの集まりであるMDET日本会が制定。
1882年のこの日、生命保険の受取人第一号が現われたことが報じられた。1月20日に心
臓病で急死した警部長で、支払われた保険金は1000円、当人が払った保険料は30円だ
った。
●愛妻家の日
日本愛妻家協会が制定。
1月の1をIに見立てて、「あい(I)さい(31)」の語呂合せから。
●愛妻感謝の日
神奈川県相模原市の浦上裕生氏が代表(隊長)を務める「愛妻感謝ひろめ隊」が制定した。
愛妻に感謝の気持ちを表し、愛妻感謝を世界に広める日に。
日付は1(愛)31(妻)の語呂合わせから。
●愛菜の日
「野菜を愛する日」を「愛菜[あいさい]の日」と名付け、野菜の摂取量が少なくなりがちな時
期の1月から2月にもっと野菜を食べて、健康的な食生活を送ってもらいたいとカゴメ株式
会社が制定。日付は時期的なことと、1を「アイ=愛」、31を「サイ=菜」と読む語呂合わせ
から。
●防災農地の日
農地を災害時に活用する取り組みを行う大阪府防災農地推進連絡会が制定。
「ぼう(棒=1)さ(3)い(1)」の語呂合わせと、同連絡会が発足した日であることから。
●五つ子誕生の日
1976年のこの日、鹿児島市立病院で日本初の五つ子が誕生した。
○晦日正月・晦日節[みそかぜち]
正月最後の日。
この日に、幕の内に年始回りをしなかった家を訪ねる地方もある。
リカステ
【花言葉】「快活」
【概要】
リカステ(Lycaste)は、中南米原産のラン科植物の1つの属で、草丈は30~80cm、開花
期は2~5月である。キューバ、メキシコ、ペルー、ブラジルなどの中南米に凡そ25~30種
分布する。樹木の幹や枝、ときには崖や岩の上に根を張り付かせて自生している。地際が
大きくふくらんで球根のようになり(この部分を「バルブ」という)、その先端に縦じわのあるア
ンバランスなほど大きな葉を3~4枚付ける。
休眠期になると葉を落とす落葉性のものが多く、、葉の落ちた痕は鋭い棘状になる。毎年
新しいバルブを出して、成長して株が大きくなっていくと、バルブがたくさん連なった姿にな
る。
株元から花茎を伸ばして、その先に1輪の花を付ける。花は立派な萼片が上と左右の3方
向に大きく開いて全体が正三角形に見える。花びらは中心辺りに3枚付くが、萼片より小さ
い。シンプルでかつ清楚な花である。花の大きさは4~15cm、花の色は黄色、白、ピンク、
緑、赤褐色などがある。掛け合わされて作られた園芸品種(交配種)もたくさんあり、非常に
バラエティーに富んだ仲間もある。因みに日本はリカステの育種が盛んで、世界のトップクラ
スのノウハウ・技術を持っている。
生育環境で2つのタイプに分けられる。低地性は丈夫で育てやすい種もあるが、高地性は
冷涼な気候を好んで暑さを嫌がり、育てにくい種が多い。
リカステの名前は、ギリシア神話に登場するトロイ王の娘「リュカステ」に因む。
【仲間】
アロマティカ(Lyc. aromatica)
メキシコやグアテマラの雨の多い森林地帯に自生する。花は径6cm前後、色は明るい黄色
で芳香を放つ。リカステの中では栽培しやすい強健種である。
スキンネリ(Lyc. skinneri)
メキシコ、グアテマラ、ホンジュラスなどに分布する。野生種の中では最も花が大きく美しい。
花色は白に近いごく淡いピンクで、大きさは径15cmになる。冷涼な気候を好み暑さは苦手
である。グアテマラの国花モンハブランカは本種である。
トリコロル(Lyc. tricolor)
コスタリカ、パナマに分布する。花径はおよそ6cmで、萼片は淡い緑色、花びらは白地に紫
がかったピンク色の斑点が入る。
【詳しい育て方】
■季節・日常の手入れ
大きく分けて「低地性」と「高地性」の2タイプに分類される。
「低地性」:最低温度13℃以上、黄色系の花が多い、夏の暑さにはある程度耐える。
「高地性」:最低温度5℃以上、美色彩のものが多い、夏の蒸し暑さを嫌がる。
落葉性種は葉が落ちた基部に鋭い「トゲ」が残るが、落葉後に切り取っても構わない。
■日当たり・置き場所
夏の暑さは苦手なので、春~秋は日除けをして涼しい所で管理する。樹木の下で植物が茂
っているような所が理想であるが、なかなかそのような環境を作れない場合は、日除けネット
でできるだけ直射日光や西日を避け温度の上昇を抑える。夏の理想的な気温は25℃以下
に保つことである。昼間に水をまいて温度を下げるのも一つの方法である。
冬は室内で管理する。バルブから花芽が出てくる(充実期)。この頃に窓際のよく日の当る場
所に置く。花茎が伸びてきたらレースのカーテン越しくらいのやや弱い日に当てるようにする
。窓際は夜間は冷え込むので窓際から移動させる。
■水やり・肥料
生長期(6~10月)は植え込み材料を乾かし過ぎないように注意する。特に真夏は乾きやす
く朝に水をやっても夕方前には乾いてしまう。生長期は根もぐんぐん水を吸うので戸外で雨に
当てて吸水させる。
落葉種は冬になると休眠期に入る。生長もほとんどしないので水やりの回数をぐっと抑えて
乾燥気味に育てる。冬に植え込み材料が湿ったままにしておくと根が腐りやすくなるので注
意する。
肥料は4~10月に月2回の間隔で薄めた液体肥料を与える。真冬は基本的には与えない。
■用土
水ゴケを使用する。バークやベラボン(細かく砕いた木の皮やヤシの殻でランの植え込み材
料としてよく利用される)を使用する場合は乾きやすいのでプラスチック鉢を使用する。
■植え替え・植え付け
休眠期が終わり新芽が動き出す3~5月が植え替えの適期である。古い植え込み材料を取
り除いて、新しい植え込み材料でくるんで、やや小さめの素焼きの鉢の底、1/3くらいの深さ
に大粒の軽石を入れその上に植え付ける。その際新芽の伸びてくる方向を空けて植える。
植え替え後は乾かし気味に管理する。
■増やし方
株分けで増やす。植え替えする時に同時に行う。株分けする際は1つの株に新芽が1つとバ
ルブが2つ以上付けて分けるようにする。あまり細かく分けると花が咲かなくなる。例外として
落葉性の品種は古いバルブを1つずつ切り離しておいても新芽が吹く。
■かかりやすい病害虫
ボトリチス病は風通しが悪くて湿気が高いと発生しやすい病気で、定期的に薬剤を散布して
予防することが大切である。
カイガラムシは葉やバルブに付いて吸汁する害虫で、ブラシなどでこすり落とすのが確実な
駆除方法である。
■まとめ
夏は出来るだけ涼しい場所に置く
冬咲きの品種は最低でも13℃の気温が必要
休眠期(11月~2月)は乾かし気味にする