熱帯低気圧が“台風1号”に発達予想 強い勢力で本州の南へ
2024/05/24 16:24 ウェザーニュース
2024/05/24 16:24 ウェザーニュース
5月24日(金)15時現在、フィリピンのミンダナオ島の東で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しています。次に台風が発生すると台風1号と呼ばれることになります。
▼熱帯低気圧 5月24日(金)15時
中心位置 ミンダナオ島の東
移動 北西 15 km/h
中心気圧 1004 hPa
最大風速 15 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 23 m/s
転向して本州の南を北東進か
この熱帯低気圧は今後勢力を強めて台風に発達する予想です。その後もさらに発達を続け、3日先の27日(月)頃には暴風域を伴い、4日先の28日(火)頃には“強い”勢力の台風に発達することが予想されています。
フィリピンの東に北上したあとは次第に進路を北東に変える見込みです。本州の南を北東に進むことが予想され、進路次第では沖縄県の大東島地方や、東京都の伊豆諸島・小笠原諸島などに影響が出ることが想定されるため、今後の情報に注意してください。
参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果
この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路には幅があるということをイメージするために掲載しています。
これらのメンバーを比較すると、本州の南を北東に進む傾向は概ね揃っているものの、まだ進路には若干のばらつきがあることがわかります。
進路だけでなく、タイミングや勢力の予測も不確実性があります。日がたつにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後の情報にご注意ください。
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