トランプ氏「口止め料」裁判、有罪の評決-米大統領経験者で初めて
Erik Larson、Patricia Hurtado、David Voreacos
2024年5月31日 5:44 JST 更新日時 2024年5月31日 6:31 JST
計34件の虚偽記載の罪について陪審員団は有罪の判断
トランプ氏はこの他にも3件の刑事裁判を抱えている
Former US President Donald Trump, left, at Manhattan criminal court in New York, May 30, 2024. Photographer: Seth Wenig/AP Photo
トランプ前米大統領が不倫口止め料を不正に処理したとして罪に問われている刑事裁判で、トランプ氏が有罪か無罪かを判断する陪審員団は30日、有罪の評決を下した。
米大統領経験者に刑事裁判で有罪の評決が下されたのは初めて。
トランプ氏は業務記録を改ざんしたとして、計34件の虚偽記載の罪に問われ、陪審員団は全ての罪について有罪との判断を下した。
トランプ氏は2016年大統領選に先立ち、自身と以前に不倫関係にあった元ポルノ女優のストーミー・ダニエルズ氏に口止め料を支払い、それを隠すため業務記録を改ざんしたとされた。
検察は、トランプ氏が不倫に関する話を隠すことで大統領選に影響を及ぼす広範な企みを主導したと主張していた。
11月の大統領選でホワイトハウス返り咲きを狙うトランプ氏は、今回の有罪評決で法的・政治的に険しい道筋をたどることになりそうだ。
トランプ氏はこの他にも3件の刑事裁判を抱えている。
原題:Donald Trump Found Guilty in Historic NY Hush Money Case (2)(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます