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【米国市況】株は大幅高、ハイテク中心に買い-ドル147円台半ば 2022年10月29日 6:09 JST ブルームバーグ

2022-10-29 10:13:19 | 日記

【米国市況】株は大幅高、ハイテク中心に買い-ドル147円台半ば
Isabelle Lee、Tassia Sipahutar
2022年10月29日 6:09 JST ブルームバーグ

28日の米株式相場は大幅上昇。前日の引け後に発表されたアップルの決算に支えられ、テクノロジー株が買われた。一方、経済指標では米金融当局がインフレとの闘いでわずかな成果しかあげていないことが示唆された。

  円は対ドルで下落し、147円台半ば。一時は1%超下げて147円86銭を付けた。

米国株は大幅高、ハイテク中心に買い-S&P500種2.5%上昇
米国債は下落、利上げペース減速観測が後退-10年債利回り4.01%
円下落、日銀会合受け-対ドル一時1%超安の147円台後半
NY原油反落、ドル高で-燃料在庫減少を受け週間では上昇
NY金は続落、米指標を受けた大幅利上げ観測

  S&P500種株価指数は前日比2.5%高の3901.06。ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は3.2%値上がり。週間ベースでは両指数とも続伸した。この日はマイクロソフトやグーグル親会社のアルファベットも上昇した。

  ダウ工業株30種平均は828.52ドル(2.6%)高の32861.80ドル。ナスダック総合指数は2.9%上昇。

  パインブリッジ・インベストメンツの株式世界責任者、アーニク・セン氏は「この決算シーズンはかなり力強いものであることが分かってきた。第2四半期がそうだった」と指摘。「上昇は非常に広範だ。必ずしも株だけではない。相場を動かしているのは基本的にバリュエーションだ」と述べた。

  米国債相場は4日ぶり下落。米利上げペースが減速するとの観測が後退した。ニューヨーク時間午後4時26分現在、10年債利回りは9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の4.01%。一時は13bp上昇する場面もあった。 

米PCEコア価格指数、前年比で伸び加速-大幅利上げの見方補強 (2)

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  UBSグローバル・ウェルスマネジメントのマーク・ヘーフェル最高投資責任者(CIO)は「米金融当局がハト派寄りのスタンスを示唆すると見込むのは時期尚早だ」と指摘。「米当局は2023年1-3月(第1四半期)に利上げを停止し、経済成長は23年半ばに底を打つとの見方を当社は維持している」と述べた。

  ジェイミーソン・クート・ボンズのシニア・ポートフォリオマネジャー、ジェームズ・ウィルソン氏は「米当局が新たなタカ派的発言で金融状況の緩和を押し返す決定を下せば、連邦公開市場委員会(FOMC)は再び相場が荒れるイベントとなる可能性もある」と述べた。

  外国為替市場ではドルが上昇。来週のFOMC会合では大幅利上げが見込まれている。円は対ドルで下落。日本銀行が金融政策決定会合で現行の金融政策と緩和スタンスを維持したことが背景にある。

円が1%超える下落、日銀の緩和的な政策維持でー黒田発言が拍車 (1)

  INGのアナリストらは「米金融当局はインフレの動向が望ましい形になっていないため、物価圧力が和らぎつつある証拠が得られるまでは利上げペースを落としたくないだろう」とリポートで指摘。「日本銀行による大規模な為替介入はドルが対円で150円に戻る妨げにはならない」と続けた。

  ニューヨーク時間午後4時27分現在、ドルは対円で0.8%高の1ドル=147円46銭。ユーロは対ドルでほぼ変わらずの1ユーロ=0.9965ドル。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇。

  ジェフリーズのストラテジスト、ブラッド・ベクテル氏は「季節は冬に入り、米当局は積極姿勢を続けている。そのためドルが一段の大幅高となる可能性はまだある」と指摘。「米利上げペースが減速したとしても、翌日物金利はG10の中でまだ最も高く、当面はそこにとどまる可能性が高い」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。ドルの上昇を受け、ドル建てで取引される商品の投資妙味が減退した。

  原油先物は週間ベースでは上昇。今週発表の政府データで米国産原油や燃料の輸出が過去最高となったことや、燃料在庫の減少が示されたことが背景。

  オアンダのシニアマーケットアナリスト、エド・モヤ氏は「ディーゼル油の供給が危険なほど低い水準に近づいていることや、中国経済が年末までに回復し得るとの期待を背景に、原油相場は週間ベースで上昇した」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は、前日比1.18ドル(1.3%)安の1バレル=87.90ドルで終了。週間では3.4%上昇した。ロンドンICEの北海ブレント12月限は1.2%安の95.77ドル。

  ニューヨーク金相場は続落。堅調な米個人消費支出(PCE)やPCEコア価格指数の伸び加速を受け、米金融当局が11月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合でまたも大幅な利上げを決定するとの見方が広がった。

  イラ・コモディティーズ・インディアの戦略責任者、ハリシュ・ガリペリ氏は金相場が米利上げを既に織り込んできている公算は大きいと指摘。その上で、11月の会合で市場が予想する0.75ポイントの追加利上げが発表された場合、金はいったん下落で反応する可能性があり、その直後に回復するとの見通しを示した。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前日比1.3%安の1オンス=1644.80ドルで終了。週間ベースでも下落した。

原題:US Stocks End Turbulent Week With a Hefty Gain: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Swept Up in Global Rout as Inflation Fears Resurface(抜粋)

Dollar Firms With Yields; Yen Defensive After BOJ: Inside G-10(抜粋)

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