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米国株、ダウ反発し47ドル高 インフレ警戒和らぐ ナスダックとS&P500種は最高値 米国・欧州株概況 2024年3月1日 6:45

2024-03-01 08:04:40 | 日記
米国株、ダウ反発し47ドル高 インフレ警戒和らぐ ナスダックとS&P500種は最高値
米国・欧州株概況
2024年3月1日 6:45

【NQNニューヨーク=戸部実華】2月29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前日比47ドル37セント(0.12%)高の3万8996ドル39セントで終えた。29日発表の1月の米個人消費支出(PCE)物価指数の伸び率が市場予想より上振れしなかったことで、インフレに対する過度な警戒が和らいだ。ハイテク株を中心に買われ、相場を支えた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。前日比144.184ポイント(0.90%)高の1万6091.922で終え、2021年11月以来となる過去最高値を更新した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も反発し、前日比26.51ポイント(0.52%)高の5096.27とほぼ1週間ぶりに最高値を更新した。

1月のPCE物価指数はエネルギーと食品を除くコアが前年同月比2.8%上昇した。伸び率は前の月(2.9%)から小幅に縮小。ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想と同じだった。前月比の上昇率も0.4%と市場予想に並んだ。1月の消費者物価指数(CPI)など物価指標が予想から上振れしていたため、過度なインフレ懸念が和らいだ。

市場では「インフレが再加速し米連邦準備理事会(FRB)が利下げを大幅に先送りしかねないと懸念していた投資家に安心感を与えた」(インディペンデント・アドバイザー・アライアンスのクリス・ザッカレリ氏)との見方があった。米長期金利は低下し、相対的な割高感が薄れるとみてハイテク株に買いが入りやすくなった。

個別銘柄では、28日夕に四半期決算を発表した顧客情報管理のセールスフォースが3%高となった。半導体のインテルやネット通販のアマゾン・ドット・コム、ソフトウエアのマイクロソフトといったハイテク関連の上昇が目立った。化学のダウや建機のキャタピラーも買われた。

ダウ平均は100ドル超下げる場面もあった。前日に上げが目立った航空機のボーイングや金融のゴールドマン・サックスが安い。米司法省が反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで調査を始めたと今週伝わった医療保険のユナイテッドヘルス・グループに売りが続いたことも、ダウ平均の重荷となった。

ダウ平均は2月月間では846ドル(2.21%)上げた。4カ月連続で上昇し、21年2〜5月以来の連続月間上昇記録となった。

ナスダック指数は月間では6.11%高、S&P500種は月間で5.17%高となり、ともに4カ月連続で上昇した。上昇率はそれぞれ23年11月以来の大きさとなった。

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