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米国株、ダウ98セント高 景気回復期待が支えも金利上昇は重荷 米国・欧州株概況2021年2月20日 6:34

2021-02-20 06:51:19 | 日記
米国株、ダウ98セント高 景気回復期待が支えも金利上昇は重荷
米国・欧州株概況2021年2月20日 6:34

【NQNニューヨーク=横内理恵】19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小反発し、前日比98セント高の3万1494ドル32セントで終えた。米政府の追加経済対策や新型コロナウイルスワクチンの普及が米景気の回復を後押しするとの期待が相場を支えた。ただ、米長期金利の上昇が市場心理の重荷となったうえ、利益確定売りも出て引けにかけて伸び悩んだ。

イエレン米財務長官が18日夕のCNBCのインタビューで、バイデン大統領が提唱する1.9兆ドル規模の経済対策の必要性を改めて訴えた。早期に大型の対策が成立して米景気を支えるとの見方が強まった。米ファイザーのコロナワクチンについて、1回の接種で高い予防効果を得られたとの研究結果が公表された。ワクチンが普及しやすくなり、経済活動の再開が進むと期待された。

商品市況の改善が続き、世界景気との連動性の高い米銅先物相場が9年5カ月ぶりの水準に上昇した。世界的に景気回復観測が強まっていることが景気敏感株の買いを誘った。建機のキャタピラーと化学のダウが約5%、航空機のボーイングも4%あまり上昇した。
米長期金利の指標である10年債利回りが一時1.36%と1年ぶりの高水準に上昇した。利ざやが拡大するとの見方からJPモルガン・チェースなどの金融株も買われた。ダウ平均は一時150ドルあまり上昇した。
ただ、長期金利が上がるとPER(株価収益率)が高い銘柄の相対的な割高感が意識されやすい。ソフトウエアのマイクロソフトが下げ、ダウ平均の構成銘柄以外では交流サイトのフェイスブック、ネット通販のアマゾン・ドット・コムも売られた。配当狙いで買う投資家が多い公益事業や日用品などのディフェンシブ株も、投資妙味が低下するとして下げた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発し、前日比9.107ポイント(0.06%)高の1万3874.463で終えた。主力ハイテク株はさえなかったが、半導体株が買われて指数を支えた。前日夕に半導体製造装置のアプライドマテリアルズが楽観的な業績見通しを示したのを受け、インテルやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)にも買いが波及した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2%超上げた。

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