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東証大引け 日経平均は反落 99円安、米ハイテク株安で半導体関連に売り 国内株概況 2024年3月15日 15:30

2024-03-15 20:57:07 | 日記
東証大引け 日経平均は反落 99円安、米ハイテク株安で半導体関連に売り
国内株概況
2024年3月15日 15:30

15日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、終値は前日比99円74銭(0.26%)安の3万8707円64銭だった。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ時期が想定よりも遅くなるとの見方から、14日の米主要3指数が下落した流れを引き継いだ売りが優勢だった。米ハイテク株の下げが目立ったことから、東京市場でも半導体関連株の下げが目立ち、日経平均の押し下げ要因となった。ただ、朝安後は根強い先高観を背景とした押し目買いで底堅く推移し、後場寄り直後には先物へのまとまった買いをきっかけに日経平均は小幅ながら上昇に転じる場面もあった。

14日発表の2月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.6%上昇と市場予想(0.3%)を上回り、エネルギー・食品を除くコア指数も市場予想を上回った。FRBが早期の利下げに慎重になるとの見方から米市場では長期金利が上昇し、ハイテク株を中心に売りが出た。15日の東京市場でも東エレクやアドテスト、スクリンといった値がさの半導体関連株が総じて軟調だった。3月期末を前に国内機関投資家がリバランス(資産配分の調整)を目的とした売りを出しているとの声も聞かれた。

日銀は来週の金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除するとの見方が広がっている。ただ、三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「重要イベントを前に投資家の様子見姿勢は強かったが、日銀がマイナス金利政策を解除しても、利上げは時間をかけて進める可能性が高く、当面は緩和的な金融環境が続くとの見方は日本株相場の支えになっていた」と話した。外国為替市場で円相場は円安・ドル高基調で推移し、輸出関連株の支えとなった。

東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は9.21ポイント(0.35%)高の2670.80だった。JPXプライム150指数も続伸し、0.46ポイント(0.04%)高の1165.21で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で5兆7934億円、売買高は23億6898万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は632。値上がりは977、横ばいは47だった。

ダイキンや川崎汽が安い。中外薬や資生堂、味の素が下落した。ヤマハや荏原、楽天グループが売られた。一方、トヨタやホンダ、デンソーが高い。三菱商や三井物、INPEXが上昇した。ファストリやソフトバンクグループ(SBG)も買われた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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