東証大引け 3日続伸、90年7月以来の高値 海外勢の買い加速
国内株概況
2023年5月29日 15:32
29日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前週末比317円23銭(1.03%)高の3万1233円54銭で終えた。22日に付けた年初来高値(3万1086円)を上回り、1990年7月26日以来、約33年ぶりの高値となった。米債務上限問題を巡る不透明感の後退で、運用リスクをとりやすくなった海外投資家などの買いが加速した。高値警戒感も意識されやすく、上値では売りも出た。
日経平均は朝方に上げ幅を600円超に広げて3万1500円台まで上昇する場面があった。米債務上限問題の協議進展期待から前週末の米株式相場が上昇するなかで、27日には上限の引き上げでバイデン米大統領らが基本合意した。米国債の債務不履行(デフォルト)の懸念が後退し、投資家心理が一段と強気に傾いた。海外勢による株価指数先物買いがけん引して現物株を押し上げた。
値がさ株の一角に買いが集まる一方で、内需株の一角には売りも出た。高値警戒感も意識されやすいなか、29日はメモリアルデーの祝日で米全市場が休場とあって午後はやや様子見ムードも広がり、高い水準での一進一退となった。
東証株価指数(TOPIX)は5営業日ぶりに反発し、前週末比14.81ポイント(0.69%)高の2160.65で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆5095億円。売買高は11億9414万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1135と、全体の約6割だった。値下がりは603、変わらずは97銘柄だった。
ソフトバンクグループ(SBG)が大幅上昇した。アドテスト、KDDI、リクルート、三井物も上昇した。一方、ファストリ、アステラス、資生堂、日本取引所が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年5月29日 15:32
29日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前週末比317円23銭(1.03%)高の3万1233円54銭で終えた。22日に付けた年初来高値(3万1086円)を上回り、1990年7月26日以来、約33年ぶりの高値となった。米債務上限問題を巡る不透明感の後退で、運用リスクをとりやすくなった海外投資家などの買いが加速した。高値警戒感も意識されやすく、上値では売りも出た。
日経平均は朝方に上げ幅を600円超に広げて3万1500円台まで上昇する場面があった。米債務上限問題の協議進展期待から前週末の米株式相場が上昇するなかで、27日には上限の引き上げでバイデン米大統領らが基本合意した。米国債の債務不履行(デフォルト)の懸念が後退し、投資家心理が一段と強気に傾いた。海外勢による株価指数先物買いがけん引して現物株を押し上げた。
値がさ株の一角に買いが集まる一方で、内需株の一角には売りも出た。高値警戒感も意識されやすいなか、29日はメモリアルデーの祝日で米全市場が休場とあって午後はやや様子見ムードも広がり、高い水準での一進一退となった。
東証株価指数(TOPIX)は5営業日ぶりに反発し、前週末比14.81ポイント(0.69%)高の2160.65で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆5095億円。売買高は11億9414万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1135と、全体の約6割だった。値下がりは603、変わらずは97銘柄だった。
ソフトバンクグループ(SBG)が大幅上昇した。アドテスト、KDDI、リクルート、三井物も上昇した。一方、ファストリ、アステラス、資生堂、日本取引所が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕