東証大引け 横ばい 半導体関連に買いも円高が重荷
国内株概況
2023年5月11日 15:33 (2023年5月11日 15:55更新)
11日の東京株式市場で日経平均株価は横ばいとなり、前日比4円54銭(0.02%)高の2万9126円72銭で終えた。前日の米ハイテク株高を背景に半導体関連株などに買いが入り指数を押し上げた。ただ、外国為替市場における円高・ドル安進行を警戒し、日中はマイナス圏での推移が多かった。
米長期金利の低下で前日の米市場でナスダック総合株価指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇したことを受け、東京市場でも半導体関連などハイテク株に買いが入った。好決算を発表した銘柄への買いも支えとなった。
朝方には一時93円安まで下げる場面があった。円高・ドル安が進行したことを嫌気し、輸出関連株の一角に売りが出た。
野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジストは「企業決算のピークで全体の方向感は出にくかったが、日本株の割安感や企業業績の改善に着目した買いが入り相場を支えた」と話した。
東証株価指数(TOPIX)は続落し、2.82ポイント(0.14%)安の2083.09で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆9627億円。売買高は13億148万株だった。東証プライム市場の値上がり銘柄数は740、値下がりは1021、変わらずは73だった。
東エレク、アドテスト、富士フイルム、パナHDが上昇した。半面、協和キリン、住友鉱、花王、ホンダは下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年5月11日 15:33 (2023年5月11日 15:55更新)
11日の東京株式市場で日経平均株価は横ばいとなり、前日比4円54銭(0.02%)高の2万9126円72銭で終えた。前日の米ハイテク株高を背景に半導体関連株などに買いが入り指数を押し上げた。ただ、外国為替市場における円高・ドル安進行を警戒し、日中はマイナス圏での推移が多かった。
米長期金利の低下で前日の米市場でナスダック総合株価指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇したことを受け、東京市場でも半導体関連などハイテク株に買いが入った。好決算を発表した銘柄への買いも支えとなった。
朝方には一時93円安まで下げる場面があった。円高・ドル安が進行したことを嫌気し、輸出関連株の一角に売りが出た。
野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジストは「企業決算のピークで全体の方向感は出にくかったが、日本株の割安感や企業業績の改善に着目した買いが入り相場を支えた」と話した。
東証株価指数(TOPIX)は続落し、2.82ポイント(0.14%)安の2083.09で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆9627億円。売買高は13億148万株だった。東証プライム市場の値上がり銘柄数は740、値下がりは1021、変わらずは73だった。
東エレク、アドテスト、富士フイルム、パナHDが上昇した。半面、協和キリン、住友鉱、花王、ホンダは下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕