コズモと読んでください COSUMO

株式、債券、為替、投資信託を主に

米国株、ダウ反落し9ドル安 金融株下落が重荷 ナスダックは反発 米国・欧州株概況2021年11月25日 6:43

2021-11-25 08:35:53 | 日記
米国株、ダウ反落し9ドル安 金融株下落が重荷 ナスダックは反発
米国・欧州株概況2021年11月25日 6:43

【NQNニューヨーク=川内資子】24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3営業日ぶりに反落し、前日比9ドル42セント安の3万5804ドル38セントで終えた。感謝祭の祝日を25日に控えて積極的な取引が見送られるなか、長期金利の上昇一服で金融株が売られて相場の重荷となった。ただ、米景気の回復期待から景気敏感株の一角には買いが入り、ダウ平均は方向感に乏しかった。
24日の米債券市場で長期金利が朝方に一時1.69%と1カ月ぶりの水準に上昇した後は1.62%まで低下した。前日まで利ざや拡大期待で買われていた金融のゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースが利益確定売りに押された。2銘柄でダウ平均を55ドルあまり押し下げた。
半面、朝方は長期金利上昇を嫌気して売られていたハイテク株は、金利低下に伴って午後に買い直された。売りが先行したスマートフォンのアップルやソフトウエアのマイクロソフトは切り返し、小幅高で終えた。顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムは下げ渋った。
米景気の回復期待も相場を支えた。24日発表の週間の米新規失業保険申請件数が19.9万件と52年ぶりの低水準となり、10月の個人消費支出(PCE)も市場予想以上に増えた。クレジットカードのビザや同業のアメリカン・エキスプレス、ホームセンターのホーム・デポなど消費関連銘柄がしっかり。建機のキャタピラーは同業のディアの好決算を手掛かりに買われた。
ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前日比70.088ポイント(0.4%)高の1万5845.226で終えた。エヌビディアが3%高となるなど半導体株の一角に買いが入ったほか、電気自動車のテスラも高い。