日経平均のチャート 一目均衡表とストキャスティクス
日経平均大引け 4日続落、178円安の2万9106円
国内株概況2021年11月10日 15:06
10日の東京株式市場で日経平均株価は4日続落し、前日比178円68銭(0.61%)安の2万9106円78銭で終えた。前日の米株式相場で主要3指数がそろって下落した流れを受け、東京市場でも主力銘柄を中心に売りが先行した。上海総合指数や香港ハンセン指数などアジア株相場が軟調に推移したこともあり、下げ幅は一時200円を超えた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
米国株、ダウ反落し112ドル安 景気敏感株に利益確定売り ナスダックも12日ぶり反落
米国・欧州株概況2021年11月10日 6:26 (2021年11月10日 8:22更新)
【NQNニューヨーク=横内理恵】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比112ドル24セント(0.3%)安の3万6319ドル98セントで終えた。前日まで連日で過去最高値を更新し、過熱感も意識されていたため、最近上昇が目立っていた景気敏感株を中心に利益確定売りに押された。米長期金利の低下を受け、金融株が売られたのも相場の重荷だった。
市場予想を上回る主要企業の決算発表に加え、10月の米雇用統計や新型コロナウイルスの飲み薬の開発、米政府のインフラ投資法案可決などが好感され、主要株価指数は上昇基調が続いていた。9日は景気に関する特段の材料がなく、利益確定や持ち高調整の売りが優勢になった。
インフラ投資の恩恵を受けるとして前日に買われた建機のキャタピラーが安い。経済再開が業績の追い風になるとみて買われていた航空機のボーイングと映画・娯楽のウォルト・ディズニーも1%安で終えた。
米長期金利が一時、前日終値を0.08%下回る1.41%まで低下し、利ざや縮小懸念からゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株の売りも目立った。決済サービス大手のペイパル・ホールディングスが8日夕に発表した決算が低調で、クレジットカードのビザは連想売りで3%あまり下げた。
ダウ平均は一時260ドル近く下げたが、引けにかけて下げ渋った。スポーツ用品のナイキなど消費関連銘柄が買われた。原油高を受け、石油のシェブロンも高い。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は12営業日ぶりに反落し、前日比95.814ポイント(0.6%)安の1万5886.543で終えた。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が保有株を売却するとの観測が強まっている電気自動車のテスラが12%安と大幅続落した。ペイパルも10%下げた。