旦那様が仕事の日 朝一番でマンモグラフィ検査を受け、
昼前には終わったので、えいやっと映画を観に行った
今回は社会派 「she said/シー・セッドその名を暴け」
映画プロデューサー ワインスタインの性暴力を暴き、
#Metoo運動に火をつけたジャーナリストの実話をもとに作られた映画
ロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマンの「大統領の陰謀」という映画があるが、それと似ている
「she said」はニューヨークタイムスの二人の女性記者が丹念に丹念に取材をしていく
それは「大統領の陰謀」に見た二人の男性記者のものに重なる
男性でも女性でもジャーナリストは変わらないと思った
性暴力はとんでもない犯罪だが、彼女たちは、それよりも女性だから受ける差別に対して怒っている
ワインスタインがやったことは性暴力を伴った女性差別
そしてそれを周りの人間が隠蔽した
また、この二人の記者は、子育てをするママでもある
産後鬱に悩んだりしながら、家族の理解や協力を得ながら仕事をする
その夫婦のありようは、どちらかがというものではなく、二人で協力しながら仕事も家庭も維持していく感じがして、
「やってる」「手伝ってる」感の強い日本の夫のありようを思った
#meToo運動は、以前の勢いは感じられない
やりすぎたのではないかという評価があるそうだ
私はこの映画を観て、性暴力は男性にも女性にも(…数は圧倒的に女性の被害者のほうが多いだろうが)起こりうることで、
なぜ女性の方が数が多いかが、この犯罪の起こる理由の一つだと痛いほど思った
勇気をもって「said」した女優さんたちがその後どうなんたのか、
原作を読んでみたいと思った
最後に一つ残念だったのは、
この映画を新宿TOHOに観に行ったのだが、
あのなんていうか体感できるという客席でして、座席が揺れたりするのではないかというシートでして、あのシートいくつかの席をまとめているんですね…
そのまとまった中で振動が伝わるんです
向こう側に座られた男性が座席で身じろぎするたびにその揺れが伝わってくる
いやだなとその揺れが感じられるたびに思った
ちょっと二度と新宿TOHOには行きたくないかな
そういう映画の時はいいのでしょうが、私が選んだものは違ったから
とにかく残念でした
でも、映画は面白かったですよ!
この映画はじっくりと鑑賞するタイプに思うのでアトラクション的なシートは残念でしたね。