つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

5月の本

2014年06月01日 | 本・・・

ちょっと悲しいほど読書にのめり込んだひと月だった。

図書委員の末っ子が毎週2冊ずつ学校図書を借りてきてくれる。

これがまた流行の本で、この機会を逃す手はないと頑張ってしまう要因になった。

合間合間にまたほかの本にも手を伸ばしてしまうから、

いかんいかんです。

何がいかんて、こうやってたあくさん読んでしまうと

読んだ先から忘れてしまう今の脳みその状況がいかんのです。

あれっとおもうと覚えていない…ま、仕方がないですわい!

それでも禁断症状が出るので活字からは離れられそうにないです。

 

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:24冊
読んだページ数:7445ページ
ナイス数:170ナイス

花散らしの雨 みをつくし料理帖花散らしの雨 みをつくし料理帖
読了日:5月31日 著者:高田郁
真夏の方程式真夏の方程式感想
子ども嫌いの湯川先生が嫌がらずに会話するとは、この子、よっぽどの大物とみた。いずれは帝都大学の新星として再登場するのかな?しかし、理科を生活の中から教えることができたら、子どもの理科離れはすくなくなるのでしょうね。学校の先生には限界があるから、やはり親なんでしょうね。
読了日:5月31日 著者:東野圭吾
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)感想
こんなにほっこりさせてくれる小説とは知らず、出会いに感謝。ほかの作家のこういうテーマの場合時に、便利な世の中にどっぷりつかり立ち居振る舞いにも問題ありの私としては、卑屈な思いをすることが儘あったが、この本はそうよねえ一緒に頑張りましょうと言われている気分で読み進められた。次も読みたい。
読了日:5月30日 著者:高田郁
秘密 (文春文庫)秘密 (文春文庫)感想
人の死には、生命の死と、思い出の死があるという。周りの人が思い出している限り、その人は生き続けると。もしかしたら全ての人がこの母と娘のようにあるのかもしれないと考えたら、いずれ訪れるその時に向かい何をすべきか答えがあるように思えた。その上でこんな大変なこと、若さという無鉄砲さがなければ飛び込めないと思うし、そういう意味でこの小説の最後は最高!しかし、そうやって申し送りして行くことが“秘密”なのかな?
読了日:5月29日 著者:東野圭吾
鉄の骨 (講談社文庫)鉄の骨 (講談社文庫)感想
レンタル屋さんでDVDを借りて先にテレビドラマを堪能した。面白かったので原作を手に取った。テレビは若者の正義感が王手をかけたが、本はそれが当て馬として使われていた。どちらもよかった。順番としては、今回映像が先で正解だったと思う。読み応えのある作品だ。
読了日:5月27日 著者:池井戸潤
僕の明日を照らして僕の明日を照らして感想
物語の始まりの状況にびっくり。読み終わってみると、そこから一歩進むまでの逡巡のお話だった。どっちにでも転べる主人公の不安定な心情に、この年頃のもの以上のものがあった。否定的な部分が繰り返されることがないためには…紙一重なんだなあと、人が一人前になる難しさを考えさせられた。
読了日:5月23日 著者:瀬尾まいこ
「最高の授業」を、 世界の果てまで届けよう「最高の授業」を、 世界の果てまで届けよう感想
型にはまらない自分をいささか持て余し、だが諦めず、行動力で自分を活かせる出会いを求めていく、まだまだ若い筆者に敬服します。なかなか真似できるものではないだろうが、こういう生き方もあるんだという同世代の若者達への指針となる本だと思う。ただ、読み物としては、作文を抜け出せていない面もあり、事象の整理も今ひとつ。そんな不足も感じたが、ほとばしる真っ直ぐな熱意が伝わってくるいい本だと思う。今後を期待している。
読了日:5月23日 著者:税所篤快
独走独走感想
最強の市民ランナー川内優輝選手を思いながら読んだ。トップになるには大きな組織で育てられるもの、陸上はなおさら…と、思っていたから、こういうやり方があるのかと目から鱗で新鮮だった。お金儲けが絡むようになり、やる人も観る者も、単純に楽しめるばかりではないスポーツの状況が寂しいですね。東京オリンピックを控えた今、心したいテーマだと感じました。
読了日:5月22日 著者:堂場瞬一
銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)感想
いい終わり方だった。テレビドラマに惹かれて読んだ。テレビもしっかり作っているが、原作の良さがあってこそのようだ。面白かった。
読了日:5月20日 著者:高田郁
人生の観察人生の観察感想
吉村昭さんの懐のふかさを感じた。読みやすかった。
読了日:5月19日 著者:吉村昭
MISSING (双葉文庫)MISSING (双葉文庫)感想
とても不思議な登場人物ばかりだった。彼らがどう反応するのか…それが新鮮で、ページを繰るのを止められなかった。
読了日:5月19日 著者:本多孝好
ネコに金星 (新潮文庫)ネコに金星 (新潮文庫)感想
岩合さんの猫の写真はレンズのこちら側からではなく、猫の気持ちに寄り添う感じになるのが居心地がいい。何さ?て、猫の背中をつつきたくなるのです。
読了日:5月18日 著者:岩合光昭
迷いながら、強くなる (単行本)迷いながら、強くなる (単行本)
読了日:5月17日 著者:羽生善治
ボクと7通の手紙ボクと7通の手紙
読了日:5月17日 著者:寺井広樹
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (100周年書き下ろし)ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (100周年書き下ろし)感想
親殺しという事件の裏にあったものは、子育ての時間の中につみかさなった絡んだ思いだった。となりの芝生は青いというが、まっすぐに育てることの難しさはどの家も抱えるものと共感を持った。父親の影が薄いのが残念。出てくる女性の印象が、そう違わないので、区別がつきにくかった。
読了日:5月15日 著者:辻村深月
それでも僕は夢を見るそれでも僕は夢を見る感想
多分、その年代までたどり着いていないからだろう。歳をとっていくあたりから、あやふやな感じになった。そうかなあ…と、スッキリ共感ができなかった。いい感じのところまで来ているように思うから、もう少し先まで行ってから今一度挑戦して欲しい。
読了日:5月14日 著者:水野敬也
at Homeat Home感想
びっくりした。子どもが「面白いよ」とかしてくれた。わが子に感謝。家族のこういう描き方があるんだあ…。まだまだ読書の世界は広いなあと思った。
読了日:5月11日 著者:本多孝好
三匹のおっさん ふたたび三匹のおっさん ふたたび感想
ああ、面白かった!世の中うまくいかないことの方が多いけれど、ちょっと見方をかえれば流れが変わる…ていうことかな?
読了日:5月10日 著者:有川浩
架空通貨 (講談社文庫)架空通貨 (講談社文庫)感想
教員が教え子にこんなにふみこむだろうかと疑問を抱いたが、SFだと見切りをつけたら、たいそう楽しかった。ジェットコースターに乗っているかのように、上に下に、荒唐無稽に、どうせなら、もっとはっちゃけて西部劇のようにやってくれても良かった。
読了日:5月8日 著者:池井戸潤
若き友人たちへ―筑紫哲也ラスト・メッセージ (集英社新書 515B)若き友人たちへ―筑紫哲也ラスト・メッセージ (集英社新書 515B)感想
再読…今、筑紫哲也さんが存命だったら、どんな事を発信しただろう?
読了日:5月7日 著者:筑紫哲也
神様のカルテ 3神様のカルテ 3感想
医者は総合力…なんでもあてはまるように思う。つい最近ニュースになった小中学校の学力テストの結果公開に対する賛否両論も、学力だけで評価はつかないという人材を育てるということの難しさからの、当たり前の議論なんだろう。学力が足りなくても、それ以外が足りなくても、足りないことを認識して努力を重ねることが道なのかもしれない。そんなことを考えさせられた。あわせて栗原夫妻の子育ての姿をみたいと思った。
読了日:5月6日 著者:夏川草介
日経エンタテインメント! 2014年05月号[雑誌]日経エンタテインメント! 2014年05月号[雑誌]
読了日:5月4日 著者:
スパイクを買いに (角川文庫)スパイクを買いに (角川文庫)感想
サッカー観戦好きの子どもが貸してくれた。思いの他するすると読み切った。サッカー少年団付添親の応援の描写に、身に覚えのある私としては苦笑してしまった。その昔わが子はキーパーで、点を入れられると、チームの中で肩身が狭かったのを思い出した。なかなかこういうさわやかな風が吹かないものだが、こうあればいいと願うばかりだ。
読了日:5月3日 著者:はらだみずき
最終退行 (小学館文庫)最終退行 (小学館文庫)感想
宝探しと銀行…絡むとこういう話が出来るんだ!?面白かった*\(^o^)/*ただ、事故にあった状況がよくイメージできなかったせいか、終盤にそのダメージを受けた身体でダイビングしちゃう場面がピンとこなかった。「妻」二人が攻守逆転のポイントというのが、他にない仕掛けだった。
読了日:5月1日 著者:池井戸潤

読書メーター

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2 コメント

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もも吉さんへ (大家)
2014-06-03 10:36:40
いやあ、読みなれたんでしょうね。
流行の読みやすい本だと丸一日あれば読めちゃうんです。少しごつい本だと、読みやすいのと平行にもうちょいと抱えないと読めないので、この頃はじっくり読めるものを探さなければと考えています。でも、そういう本てたいてい分厚くて重くて、年寄りの腕には結構トレーニング仕立てになっちゃううんです。
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Unknown (Unknown)
2014-06-01 11:06:22
本多孝好の「memori」を読もうか悩んでます
でもあの作品は三部作になっているので
読むなら三冊ともかな~と思いながら躊躇しています
以前、この人の不思議な作品を読みました
たしか「真夜中の五分前」
ちょっとこの作者良いかも~っと思ったことを覚えています


それにしても
毎月
たくさん読んでますね

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