日向の夢

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しにがみのバラッド。 第1話「きみのこえ」

2006年03月03日 14時09分17秒 | アニメ
っと、今日から始まったしにがみのバラッド。原作は電撃文庫の同名作品。6話のオムニバス形式で、今回は原作第一巻からだったようです。

ようですっていうか、実はこのしにがみのバラッド。、(しにバラと略すのに違和感があるためこのまま)一巻だけ買って読んで、そのまま切っちゃった作品なんです。それがこんな風に(全6話とはいえ)アニメ化するとは。

・・・っと、ここまで読んで自分に違和感。
これの前枠、つまり半分の月がのぼる空のときは「全6話」と聞いてめちゃめちゃもったいねーと思ったのに、今回はソレがないのな、俺。
んー、しにがみのバラッド。が1話完結オムニバス形式だってことを差し引いても、やっぱし自分が好きな作品に関することには過敏になっちゃうのかなー。

ま、それはいいか。

で、本編。
小学生の男の子と女の子、それに捨て猫を加えた物語で、とりあえずすっきりとまとまっていて良かったんじゃないかと思います。
正直原作を覚えていなかったので「あぁー、こんなのだったっけなー」とか思いつつ割と満足してました。原作も、テーマは底が深いものの話の展開自体はすっきりあっさりだったと思いますし。

でも、やはり原作を読んでみると心理描写(でいいのかな?)が多く描かれていて、アニメにするときにどうしても零れ落ちちゃうものがあるんだな、と感じますね。もちろん、ソレはメディアごとに得手不得手があるってことなのですけど。

作画に関しても簡単に感想を言えば、半分の月が―――に比べてかなり良いものだったと思います。まぁ僕の好みも多分に含まれているので一概には言えませんが、特筆して言及することもないでしょう。

話変わって、これを書き始める前、1話のタイトルなんだっけなーと検索をかけたときにちょっと他の方の感想を読んだんです。
そしたら、その中の一つに「主人公の公太は、麻衣が死んだことに後悔の念をいだかないのだろうか」というものがあって、
おいおい、悔しいにきまってんだろ
と素でつっこんでしまいました。

まぁたしかに、公太が「あの時サッカーに行かなければ・・・」なんて呟いて後悔してるような描写は無かったですけど、だからって「後悔や葛藤が見られないのはなんでだ」はどうかと。そもそも尺が足りないなかで無理してそんなシーンを入れなければいけないほど、今の視聴者の「心情を推測する力」みたいなものが衰えてるってことでしょうか。うーん。
まぁあって悪いもんじゃない、あったらあったでなおいいってことも分かんなくはないんですが、釈然としないものもあったり。

っと、別にコレは個人に対する攻撃をとしてるわけじゃないことを断っておきますね。そんなことしても意味無いですし。先日読んだテキストに影響されてのことですから、別に僕もこんな偉そうなこと言えないです。

さーてと、来週は2巻に収録されていたストーリーだってことですので、楽しみです。今度はちゃんと6話全部録画できるといいなー。